休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

御霊櫃峠を越えて猪苗代湖へ下った・・・

2016年05月30日 | 自転車

(2016.5.29 きょうのお伴、ママチャリ“アルベルト君”:猪苗代湖畔にて)

5月29日、明日は天気も下り坂の模様。そこで、きょうは“ワイフ君”から許可をいただいて御霊櫃(ごれいびつ)峠へ行こうと思いました。



きょうもレーパンに半袖のサイクルジャージ。午前10時47分、左手にアサヒビール福島工場のタンク群を見ながら、行く手に見えるあの山、御霊櫃峠のある安積山(あさかやま)を目指しています。



東北自動車道の側道を走っていると・・・



ノバラやタニウツギ・・・





そして、スイカズラが満開でした。



高速道路のガードもこのとおり緑一色。



県道29号線を走っています。安積山がだいぶ大きく見えるようになってきました。御霊櫃峠は一番左の窪みのところ。



堂尻池の夏出橋(なついでばし)で記念撮影。きょうのお伴は娘の通学自転車のお下がり、ママチャリの“アルベルト君”です。



どうです、のどかな道を走っているでしょう。御霊櫃峠には、今までロードバイクの“RFX8”君や電動アシストの“リアルストリーム君”、それにフルサスの“P君”こと“PROGRESSIVE FRD-900”と一緒には上ったことがあるのですが、このナイトラン用の“アルベルト君”では一度もチャレンジしたことがないのです。そこで、この“アルベルト君”にも御霊櫃峠登頂の栄誉を与えてやろうという訳なのです。



御霊櫃峠への道に入ると、華やかなお花畑がありました。こりゃすごい。



御霊櫃峠は“自転車乗り”のメッカとまではいかないにしても、休日ともなれば大勢の“自転車乗り”たちのヒルクライム練習所になっているようです。練習を終えてきたのでしょう。ローディさんが下って来ます。あの方の真上の辺が目指す御霊櫃峠です。ローディさんは気持ちのいいあいさつを下さって通過して行きました。



牛がいました。





12時29分、御霊櫃峠の入り口に到着。



きょうは熊よけに“JBL CHARGE2+”のお伴なんです。熊に注意を与える意味で、ここから少し音楽を大きめに流しました。



もうのっけからの8%勾配。すでにママチャリは3段ギアの一番下で、そのままずっと頂上まで走るようになるのかも知れません。



あまりの天気の良さに、グタッとなってるヤブレガサ。破れ傘でもきょうは日傘ぐらいには・・・ダメだなこりゃ。



峠に入って、この坂の突き当たりが最後の民家。坂道をママチャリは時速5キロ付近でヨタヨタと走っています。



気持ちのいい新緑のトンネル。汗をかいた全身が急速冷凍されるみたいにココチイイです。



道ばたに花をつけたフタリシズカ。これ幸いの撮影休憩。



半分ぐらいは上がってきたでしょうか。遠く郡山市の一画が見えます(写真では遠すぎて見えません)。



この辺から道ばたにはタニウツギが現れます。タニウツギはいまがちょうど花盛り。



これは“フデフキソウ”、本当は「ミズヒキ」が正解。葉っぱの模様を『弘法大師が筆を拭いたあと』に見立ててつけられた別名のようです。ほら、葉っぱを左手でこう持って、墨の付いた筆先をこう挟んで筆を引っ張ると・・・ね。



日向と木陰の温度差は相当あり、御霊櫃峠にはこういう木のトンネルが結構あって命拾いするのです。



出がけに“ワイフ君”には『御霊櫃峠のヤマツツジは、もう満開を過ぎているだろうな』などと言ってきたのですが、さにあらず!なんと御霊櫃峠は今が満開のようです。日陰のヤマツツジはまだ蕾のものさえあります。





これは白のタニウツギ。こうしてみると、ピンクのものより綺麗かも・・・。



午後1時59分、ようやく御霊櫃峠の頂上が見えてきました。ひどいところは時速3、4キロでヨロヨロ上ってきたんです。



峠の頂上には、十数台の車が駐車してありました。登山やらツツジ見物やらをしているのだと思います。自転車を置かせてもらって、満開のヤマツツジといっしょに“アルベルト君”の初登頂記念撮影です。



いやー素晴らしい!ここの満開のヤマツツジはこれが昨年に続いて2度目です。



山の斜面を少し登ると、谷の向こうに猪苗代湖が見えます。御霊櫃峠は「あゝ野麦峠」のロケ地でもあります。

 

あゝ野麦峠 映画 サントラ ラストシーン曲 (Oh/The Nomugi Pass)







わたしと時を同じくして一人のローディさんがここに到着したんです。その方は郡山市の方だそうで、ここから戻られるとのことでした。お別れのあいさつをして、わたしはこのまま猪苗代湖側へ抜けようと思います。



下り道で面白い花を沢山ぶら下げた大きな木を見つけました。



写真の撮り方がヘタクソで分かりにくいかも知れませんが、長く一筋下がっているのは花ですよね。クリックすると大きくなります。どなたか分かったら教えてください。(この木はサワグルミのようです)



ここは峠にある“森の主”桂の大木。すぐ近くで工事が行われていました。



切られてしまうようなことが無くて本当によかった。



綺麗な葉はトチノキ。あれっ、この写真前回も撮ったような・・・。





森にあってとても目立つこの花はヤブデマリでいいのでしょうか。



いいでしょう、このヤグルマソウ。これ、ついこないだホームセンターで1株800円で仕入れてきたんです。こんなふうに沢山欲しいところです。



驚くほど大きい羊歯。直径は1mほどもありました。これも庭に欲しいところです。ハハ



峠の出口には腐るほど沢山のヤグルマソウが・・・。



ここから見える猪苗代湖。ここに来ると『来たっ』ていう感じがして、ついいつも写真を撮ってしまいます。同じ構図で、いままで何度撮ったことか。



そして、ここからは磐梯山も見えますから、御霊櫃峠を越えると会津に来たような感じがしてしまうのです。



わが家から“ママチャリでこれるところに猪苗代湖がある”というのが、無性にうれしかったりするのです。



猪苗代湖に磐梯山を浮かべて、お約束の記念撮影。



猪苗代湖は本当にでっかい!



なんだか、ペダルを踏むと小鳥が鳴くような音がするようになってしまったけど・・・。『愛しいヤツ、おまえだけに特別な記念写真を撮ってあげよう』



疲れ切って、木にもたれかかったまま休む“アルベルト”。このままずっと夕暮れを待ちたい気分だね。(疲れきっているのはわたしです。ハハ)



帰りは国道49号線です。もう一度御霊櫃峠で戻る勇気はありません。きょうの御霊櫃峠で思ったんですが『グランフォンド飯豊なんて夢のまた夢になってしまったな・・・』と。



磐梯熱海のセブンイレブンでガリガリ君を食べて、熱海の街中を帰ります。

最高の天気に御霊櫃峠のヤマツツジ。コタコタに疲れたけど、やっぱり自転車は止められない。ということで、本日の走行距離71.57 走行時間4:19 平均速度16.6 最高速度46.8



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10 コメント

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猪苗代湖 (なでら男)
2016-05-30 05:56:44
いまだに,登ったことのない御霊櫃です。^^; 昔なら自走で行ったかも知れませんが。今度,猪苗代に車を停めて,猪苗代一周+御霊櫃を走ってみようかな。

ところで,今,明治の磐梯山の噴火のルポタージュを読んでいるのですが,その中に猪苗代湖の成り立ちについて書いてありました。猪苗代湖は,806年の旧暦6月16日の磐梯山の噴火でできたらしいです。それまでは,磐梯山の高さは3千メートルほどもあったらしく,この爆発で大分低くなったとか。猪苗代湖自体はもっと古い時代(20万年前)からあったらしいですが,今の姿になったのは,上の磐梯山の爆発によるとのことです。ちなみに,一番大きな面積になったのは4万年ほど前で,そのときには今の猪苗代町辺りは水の底だったらしいです。いろいろと面白いですねぇ。
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“なでら男さん” (koji)
2016-05-30 06:39:13
「あゝ野麦峠」のロケ地、御霊櫃峠にぜひ上ってみてください。ただ、景色としては「樽口峠」のほうが数段上と思っています。
猪苗代湖一周は約60キロ御霊櫃峠は猪苗代側からだと往復で10キロぐらいだと思います。“なでら男さん”ならほんのひとっ走りというところでしょう。
おっしゃるように、裏磐梯から磐梯山を眺めれば、稜線をそのまま上に持っていくと、相当高かったんだなと思っていました。磐梯山の噴火と猪苗代湖、大いに参考になります。
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kojiさん,レベルが (ケンヂ)
2016-05-30 23:19:10
違いますよ。アルベルト君。フツーの自転車乗りは考えも着きません。
GF行けると思うんだけんちょもなぁ。
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ママチャリ(アルベルト)で・・・ (ボギー)
2016-05-30 23:41:33
御霊櫃峠を越えるなんて、なんと素晴らしいチャレンジでしょう!
私はクロスバイクでも、途中であきらめて引き返しましたからね(^_^;
ここは距離的には長いので、反復練習には向きません。
3~5kmのコースを繰り返し上るのがいいみたいですからね。
もっと理想的な練習コースがないか?探してみようと考えていますσ(^_^;
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“ケンヂさん” (koji)
2016-05-31 00:24:36
手持ちの自転車のうち、ママチャリの“アルベルト君”と折りたたみの“UGO”だけが御霊櫃峠未体験でしたので、とりあえず今回は“アルベルト君”をお伴させてあげました。
御霊櫃峠ひとつ越えるのとグランフォンド飯豊ではレベルが違います。御霊櫃峠をトロトロ走りながら、いままでよくグランフォンドの坂道を走ったものだと、信じられない思いでした。
わたしの場合、体力の衰えは予想以上に早いようで、なんとか現在の体力を長くキープするために、今後も楽しく走り続けたいと思っている次第です。これまでグランフォンド飯豊を楽しめたのは“ケンヂさん”はじめ関係者の方々のおかげだと深く感謝をいたしております。
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“ボギーさん” (koji)
2016-05-31 00:45:14
単なる坂道の練習でしたら、“ボギーさん”のおっしゃる通りなのかも知れませんが、この御霊櫃峠は、何といっても上りきったときの景観がたまらないのです。なにせ、「あゝ野麦峠」でロケに使ったほどですからね。そして、ここを越えると猪苗代湖へ行けるというのが、さらに堪らなくいいのです。
練習なら地元の宇津峰山などはどうなのでしょう。
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やっぱり (ロンリーH)
2016-05-31 13:09:36
やっぱり御霊櫃峠はいいなあ。
Koji さんが走った当日のサイクルフレンズの朝練は珍しく御霊櫃峠でした。とフェイスブックにアップされていました。
ツツジが満開だったのはグットタイミングでしたね。
オイラの次の帰省は5日、6日の予定なので天気が良ければ走りに行きたいと思います。
こちらでは泉ヶ岳が結構メジャーみたいなので朝練のコースに組み入れる予定です。
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“ロンリーHさん” (koji)
2016-05-31 17:39:34
御霊櫃はいいですよね。頂上から猪苗代湖や郡山の市街地が見えるという景観がいいです。頂上に来たという達成感がありますよね。
さらに、そこから猪苗代方面へ進むもよし、郡山方面に向けて、一気に坂を下るもよし。自称“川の流れのように派”のわたしも、絶対にお薦めです。ハハハ
きょうは、“ワイフ君”に御霊櫃の満開のヤマツツジを見せてきました。さらに、背炙山まで行って、そこでも満開のヤマツツジを見せてきました。それから、若松の“めでたいや”でラーメンを食べてきました。好房ラーメンに近い味でした。
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Unknown (macaron)
2016-06-05 23:45:02
こんばんは。
数日前の記事にコメントすみません。
先日おじゃまして、今日もおじゃまして・・・
やっぱり自転車のお写真がとってもいいなぁ~って思います。

自転車って、こんなにも絵になるんですね♪
kojiさんの相棒だから?^^

サラサウツギ、わたしも好きなお花です。
花フェスタにも咲いてました。
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“macaronさん” (koji)
2016-06-06 04:26:52
うれしいコメントをありがとうございます。
娘がさんざんお世話になった通学自転車。主が遠く離れてしまって所在無げでした。だったら、わたしがセカンドステージを与えてやろうと思い、ロードバイクの合間に乗ってやることにしたんです。
峠を越えて猪苗代湖に出ると、わたしがいつもいいなあと思う場所があるんです。そこで記念写真を撮ってあげたんです。せっかくのいい景色なんだから、“macaronさん”のようなたしかな腕と、大きめのイメージセンサがあればよかったのにと思いました。
花フェスタ記念公園はじめて知りました。少し遠いけれど行けないことはない・・・行ってみたいですね。
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