今月の走行距離257.96 走行時間5:19 積算距離26,483.30 積算時間1,196:25 体重71.5 →71.5
7月最後の土・日も結局走れずに終わってしまいました。梅雨明け宣言は早かったのですが、その後の雨続きで乙字ケ滝、あだち湖、そして“ケンヂさん”と走った中島村までが今月の全てでした。
話は変わりますが、~原子力安全・保安院がやらせ指示~というニュース報道。
『国が主催する原発のシンポジウムで、経済産業省原子力安全・保安院が中部、四国両電力に「やらせ」を要請したとされる問題・・・』29日のテレビニュース、そして30日の新聞ではこの記事がトップでした。
当時の政権自民党のもとで起こったこの原子力安全・保安院のやらせ問題は、原発からの増え続ける使用済み核燃料に含まれるプルトニウムを、いかに処分するかという大きな問題に端を発します。日本は利用目的のないプルトニウムを持たないと世界に公約しているため、すでに溜まってしまった40トンにものぼるともいわれるプルトニウムを国際批判が大きくならないうちに処理しようと、とにかくゴリ押しでもプルサーマルを推進しようと躍起になっていたのです。
プルサーマルとは、原子力発電所から生じるプルトニウムを含む使用済燃料を再処理して、ウランとプルトニウムを回収しウラン・プルトニウム混合酸化物のMOX燃料として、再び原発の燃料として利用しようとするものです。そして、プルトニウム保有の国際的な批判をかわすために、プルサーマルの実施という白羽の矢がたったのが福島第一原発だったというわけです。しかしながら、相次ぐ事故隠しとMOX燃料データ改ざんが露呈し、当時の佐藤栄佐久福島県知事は実施を了承しませんでした。
本来原発を規制する立場にある原子力安全・保安院が“やらせ”を指示してまで、毒性の強いプルトニウムを利用するプルサーマルを何が何でも実施させようとするのですから、これはもう本末転倒というほかはありません。福島第一原発事故後の記者会見でも東電の発表をなぞるだけの原子力安全・保安院のコメントには、きっと皆さんもイライラして腹立たしい思いがしたことでしょう。そしていま“保安院分離論”などという話がでていますが、きっとそこには同じメンバーが単にスライドして行くだけなのだろうと考えるとまた腹が立ちます。
原発立地による固定資産税と電源三法交付金という札束で頬をたたかれた自治体、その結果は絶対安全の原発がもたらした放射能汚染によって、住民は散り散りに避難を余儀なくされ、故郷や地域の仲間まで失ってしまうという悲しむべき事態になってしまいました。しかし、ここからが福島県人の意地の見せ所なのです。わたしたちは事故原発からの放射能汚染被害に遭った当事者として、国や県、そして東電による事故対応とこれからの原子力政策をしっかりと見届けて行かなければなりません。福島県、いや日本の未来を担う子供達のためにも・・・。
(★尚、前佐藤栄佐久知事がプルサーマル計画了承を撤回したいきさつについては“玉井人ひろたさん”からコメントで詳しくお教えいただきましたので参照してください。“玉井人ひろたさん”ありがとうございました。)
7月最後の土・日も結局走れずに終わってしまいました。梅雨明け宣言は早かったのですが、その後の雨続きで乙字ケ滝、あだち湖、そして“ケンヂさん”と走った中島村までが今月の全てでした。
話は変わりますが、~原子力安全・保安院がやらせ指示~というニュース報道。
『国が主催する原発のシンポジウムで、経済産業省原子力安全・保安院が中部、四国両電力に「やらせ」を要請したとされる問題・・・』29日のテレビニュース、そして30日の新聞ではこの記事がトップでした。
当時の政権自民党のもとで起こったこの原子力安全・保安院のやらせ問題は、原発からの増え続ける使用済み核燃料に含まれるプルトニウムを、いかに処分するかという大きな問題に端を発します。日本は利用目的のないプルトニウムを持たないと世界に公約しているため、すでに溜まってしまった40トンにものぼるともいわれるプルトニウムを国際批判が大きくならないうちに処理しようと、とにかくゴリ押しでもプルサーマルを推進しようと躍起になっていたのです。
プルサーマルとは、原子力発電所から生じるプルトニウムを含む使用済燃料を再処理して、ウランとプルトニウムを回収しウラン・プルトニウム混合酸化物のMOX燃料として、再び原発の燃料として利用しようとするものです。そして、プルトニウム保有の国際的な批判をかわすために、プルサーマルの実施という白羽の矢がたったのが福島第一原発だったというわけです。しかしながら、相次ぐ事故隠しとMOX燃料データ改ざんが露呈し、当時の佐藤栄佐久福島県知事は実施を了承しませんでした。
本来原発を規制する立場にある原子力安全・保安院が“やらせ”を指示してまで、毒性の強いプルトニウムを利用するプルサーマルを何が何でも実施させようとするのですから、これはもう本末転倒というほかはありません。福島第一原発事故後の記者会見でも東電の発表をなぞるだけの原子力安全・保安院のコメントには、きっと皆さんもイライラして腹立たしい思いがしたことでしょう。そしていま“保安院分離論”などという話がでていますが、きっとそこには同じメンバーが単にスライドして行くだけなのだろうと考えるとまた腹が立ちます。
原発立地による固定資産税と電源三法交付金という札束で頬をたたかれた自治体、その結果は絶対安全の原発がもたらした放射能汚染によって、住民は散り散りに避難を余儀なくされ、故郷や地域の仲間まで失ってしまうという悲しむべき事態になってしまいました。しかし、ここからが福島県人の意地の見せ所なのです。わたしたちは事故原発からの放射能汚染被害に遭った当事者として、国や県、そして東電による事故対応とこれからの原子力政策をしっかりと見届けて行かなければなりません。福島県、いや日本の未来を担う子供達のためにも・・・。
(★尚、前佐藤栄佐久知事がプルサーマル計画了承を撤回したいきさつについては“玉井人ひろたさん”からコメントで詳しくお教えいただきましたので参照してください。“玉井人ひろたさん”ありがとうございました。)
誰が国民を守るのか。国民自身が守るのか。国民,いや子どもたちの未来に対する責任を誰がどうやって守るのか。
いろいろなことを考えさせられます。
『放射性廃棄物のホームページ』
http://www.enecho.meti.go.jp/rw/index.html
ここでは、放射性廃棄物の処分についての理論だけを述べています。
『核燃料サイクル』
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/kakunen-top.htm
ここでは六ヶ所村(再処理工場)でどのような問題が発生しているか、核廃棄物処理がどんなに難しく現在どうなっているかが分かります。
処分方法が確立していないまま、現在もどんどん原発からの使用済み核燃料は増え続けてています。これではいままでの公害問題と全く一緒ですよね。
むしろ「なんだ、今頃解ったの?」でした。
あと、ちょっと多くの人が誤解されているようなのでここは言っておきます。
>プルトニウム保有の国際的な批判をかわすために、プルサーマルの実施という白羽の矢がたったのが福島第一原発だったというわけです。しかしながら、相次ぐ事故とMOX燃料データ改ざんが露呈し、当時の福島県知事はこれを了承しませんでした。
白羽の矢にたった福島県は熟慮の末、当時の佐藤栄佐久知事は‘プルサーマル計画受け入れ承諾’が発表されました。
ただ、その時に最大級の安全を確保するため東電と国に条件を提示し、「もし、この条件に一つでも反する事実が有った場合、計画は中断する」と言う意向を出しました。
そして、何年か後に条件違反が内部告発で発覚して計画中断そして見直し・・・という経過をたどりました。
ここ、報道の仕方がほとんど誤解するようなものだったんですよね
お教えいただいた佐藤栄佐久知事がプルサーマル計画了承を撤回したいきさつについては“玉井人ひろたさん”の文章をお借りして補足しておきます。
またプルサーマルについてのトラックバックありがとうございました。
地震がなければ、津波がなければ、とか言うけど放射能を消す薬が発明されない以上、原発は決して安全ではない。万一、原発にミサイルを打ち込まれたらどうなるんだろう。
原発がなければ発展しないというならばならば、もうこれ以上便利な暮らしになんてならなくたっていい。
ヒロシマ・ナガサキ・そして今度はフクシマ。
東電や国や県がもちろん悪いけれども、俺たち福島県民も原発反対をもっと訴えてこなかったことを反省すべきですよね。今からでも遅くない。明日の福島のために立ち上がりましょう!
線量を下げる努力を惜しまず少しでも安全な生活を子供たちに与えなければならない。それが県民の義務。
近所の子供たちとお母さんは次々に県外へ疎開し始めています。福島県の人口は減る一方です。
本当の空を返せ。
俺たちの手で福島県を守りましょう。
一人ひとりのできることは限られているけれども、数万、数十万、二百万の声はとても大きなものになりますよね。
故郷を失われた方々や子供の被曝を避けるために家族が離ればなれになっている方々、福島県から離れられない事情があって不安な日々を過ごされている方々、そして福島の未来を担う子供達を守ってやらなければなりませんよね。