郡山市の“ビッグパレットふくしま”は、その斬新なデザインゆえに、時に大道具として使用されることがあるようです。
それはいまから一年とちょっと前、インターネットで偶然目にした倖田來未の“D.D.D. feat.SOULHEAD ”のプロモーションビデオ。そのときはじめて倖田來未を知りました。そして、いたく気に入ってしまったわたしは、さっそく「BEST ~first things 」と「BEST ~second session~ special edition」を購入し、プロモーションビデオのDVDを見ていました。そのなかの“m・a・z・e”を見ていたときです。最後に彼女が後姿で去ってゆくそのシーン。
(★以下のPVキャプチャ画像をクリックすると、それぞれのシーンの実際の場所との比較がご覧いただけます。)
なにか引っかかるものがありました。背景です。その背景、見たことがあるんです。思い立ったら吉日っていいます、速攻です。そして、その日は会社とは反対の方向へ足を向けました。“m・a・z・e”の背景が、本当にわたしの思っている場所かどうかを確かめるために・・・。
そうです、向かったのは“ビッグパレットふくしま”。駐車場に車を止めて、まずはあたりを一回り。やっぱり思った通りです。印象に残っているところを写真を撮りながら確認してゆきます。
と突然、ひとりのガードマンがわたしのほうに近づいてきます。いたるところをカメラに収めているわたしを見て、怪しい者と思ったのかもしれません。
「わたしも職務でいたしかたないのですが、本日ここは確定申告の会場となっており、多数のかたがお出でになっておりますので、不審者と思われたりするといけません。まずは、わたしと一緒に事務所においでいただいて、担当の方より許可を戴いて下さい。では、わたくしが案内しますので後についてきてください」
というようなことを、丁寧な口調で言われました。(やはり、おかしなヤツ!と思われたんだ・・・)
ガードマンのかたに案内されて、事務所に連れて行かれました。担当者のかたがお見えになり、わたしは写真を撮っていたいきさつ等をお話しいたしました。とてもお話のわかるおやさしい方でした。そして、事務所にあった建設時の写真パネルを見ながら説明していただいたり、“ビッグパレットふくしま”のパンフレットまで戴いて、館内の撮影も許可していただきました。
いいえ、まさか『倖田來未のPV(プロモーションビデオ)を見ていて、撮影はここだと・・・』とか、『ここで以前に倖田來未のPVの撮影を・・・』とか、五十路を超えたわたしが聞けるはずがないじゃないですか。
「わたしは建築に興味があって、この斬新なデザインの建物を見せていただいておりました」
とお話ししたんです。いいえ、これも嘘ではありません。
すると担当者のかたも
「ここには建築を学ぶ方たちが度々訪れるんですよ」
というようなことを話されました。そして、わたしもその同類とみなされて、勉学のために快く許可を戴けたと言う次第です。
そうそう、ここはあのシーン。ここは・・・。ここも。間違いなし。
納得、納得。解決、解決。とってもスッキリしちゃいました。思い立ったら吉日って本当です。
倖田來未-KODA KUMI-『m・a・z・e』~ 20th Year Special Full Ver. ~
あとでインターネットで調べたら、ちゃんとウラが取れました。
感服です!
私も同じようなページを書きましたので、観てくださいね。
● http://blogs.yahoo.co.jp/soulhit/1415311.html
でもこれを現地で確認出来たときは、「ほーら、やっぱり俺の思ったとおりさ。」なんて自分の記憶力や注意力というものに少し自信を持ち直すことが出来ました。
でも誰しも既視感というのはあるらしいけれども、だんだん年齢とともに現実と区別がつかなくなっちゃうのかなあ。でもFN君、今回のは既視感とちゃうねんで・・・ホンマ。
倖田來未ですかぁ、ビートルズ・マイケルジャクソンから陽水・林檎やジャズと…。
Kojiさんもずいぶん幅が広いですねぇ、恐れ入りました。
(そう言えば、昔、Kojiさんに「ロッドスチュワートに似てますね。」と言ってたのを思い出しました。ど~でもいいことですけど…)
今回は車だったんですか?よっぽど気になって早く確認したかったのでしょうね?
でも、のどに刺さった魚の小骨が取れたようで、すっきりしてよかったですね。
担当者さんも優しい人のようでしたし、これで、ゆっくりぐっすり寝られることでしょう。
しかし、初めて訪れた場所でも、以前来たことがあるような感覚、「デ・ジャヴュ」ですが、これってひょっとすると、PVでなくともテレビや映画で見たことのある風景や背景が記憶の一部として残っていて、初めて来た場所でも以前来たような「錯覚」ではないのかと、ふと感じました。