休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

百尺観音を見に行く(相馬市)

2018年05月17日 | 名所旧跡・神社仏閣
(2018.5.16 現在もなお制作が続けられている百尺観音:相馬市日下石 大きな画像

5月16日、“ワイフ君”と百尺観音を見に行こうと相馬市へ向かいました。



飯舘村から県道268号線で“はやま湖”へ向かう途中、助手席側に“ワイフ君”がサルの群れを見つけました。「惜しいっ!」車から降りてカメラを構えるまでに、警戒したサルたちは素早く近くの森へ逃げ込んでしまいました。



逃げずに残っているのは、きっとこの群れのボスなのでしょう。群れが安全に逃げおおせたのを確認するまでジッとこちらを見ていました。



“はやま湖”は真野ダムのダム湖。わが家からは60数キロ、いままでにも自家用車自転車で何度か来ているところです。



駐車場に車を置いて、震災後はじめての真野ダム見学です。



“はやま湖”はとても綺麗なところです。釣りを楽しむ方々も結構来ているようです。









ダムの上の通路には野馬追いの絵タイルがはめ込まれていたりもします。





ダムの下には発電所が見えます。





熱心にダムを撮影されている女性の方がいましたが、ちかごろ増殖中の“ダム女(だむじょ)”などといわれる方なのかも知れませんね。


(大きい画像)


ダム好きの方々には魅力に満ちたデータなのでしょうね。そういえば、いまは“ダムカード”なんていうのが管理棟などに用意されていて、それをコレクションするのも目的の一つになっているみたいです。



午後1時、きょうの目的“百尺観音”に到着しました。


(大きい画像)


「うっ、でかい!」



(大きな画像)


「参拝のしおり」を読んで驚いたのは“百尺観音”はまだ完成形でないということでした。仏師“荒嘉明”が『千体の仏像を残すより、生涯をかけて一仏一体の制作を成し、これを後世に残そうと決意し・・・』昭和6年建立に着手したとあります。



平成23年3月、三代目のときに起こった東日本大震災で、観音像も大きな被害を受けたそうですが、現在は四代目が意思を引き継いで事業を継続中とのこと。いまの大きさは八十八尺(約27m)で、完成すれば百十八尺(約36m)の大きさになるそうです。わたしはこの地で65年も生きてきて、今回初めてこの百尺観音に出会うことができました。“ワイフ君”と家内安全を祈願し、コンビニでお昼を仕入れて前回と同じ相馬の海へと向かったのでした。



カメラのバッテリー切れのため、この写真は2018.2.27の使い回しですが、全く同じ場所でこの海を見ながら“ワイフ君”とお弁当を食べました。



この場所へ来た目的は流木を集めるため。前回来たときに、次は大きな車で来て持っていこうって話していたんです。ただ、大きすぎて車に入らないものもあってノコギリを車に積んでおくんだったと後悔しました。



しかしながら、百尺観音と流木採りの旅はこうして無事その目的を達成することが出来たのでありました。チャンチャン。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
相馬に,.. (なでら男)
2018-05-17 15:13:36
こういったものがあるのを初めて知りました。これって,岩山から削り出しているんですか?それにしても,凄まじい思いの強さですね。私何ぞ,3日で飽きて放り出しそうです。^^;
流木は,またお庭にアクセントを与えるのでしょうね。やってみたいけど,..しょせん雪捨て場と思うと,..。^^;
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“なでら男さん” (koji)
2018-05-17 17:26:28
いままで何度となく通過している国道6号線から直接は見えない場所でしたがすぐそばでした。
ついこないだこの百尺観音のことを聞いたので、我が目で確かめに行ってきました。
浜辺のほうの岩は柔らかいのだと思います。ちょうどいいガケを見つけて掘り進んだのでしょうが、風化も早いものと思われます。
不思議に思ったのは、1代目から3代目までいずれも天寿を全うしたとはいえない年齢でお亡くなりになっているのです。作っている本人達には御利益はないのでしょうか・・・不憫です。
海岸に打ち寄せられる場所は決まっているみたいで、以前に行った場所で今回も採ってきました。長いこと海水に浸かっていたでしょうから塩分で腐りにくくなっていたら最高なんですけど・・・。
欲しくなったらまたドライブに行っちゃいます。ハハ
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すごい! (へばな)
2018-05-19 21:53:59
・周りから相手にされない中、たった一人で彫り続けたなんて、まさに「恩讐の彼方に」を彷彿させる偉業ですね~!
・相馬は、復旧が終わっているのでしょうか?
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“へばなさん” (koji)
2018-05-20 09:52:08
途方もない計画というのは、実現すれば“偉業”なんて讃えられるのでしょうが、実現するまでの道のりは変人扱いされたりして、周りからはなかなか理解されないのでしょうね。
海苔の養殖で有名だった松川浦は、震災で防潮堤と海岸道路ともども決壊してしまって外海とつながってしまいました。今は両方とも復旧し、海苔の養殖も再開されていました。
福島の復旧を阻害しているのは、何といっても原発事故からの影響です。
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何年か前 (玉井人ひろた)
2018-05-20 17:47:47
仕事でもその近辺を走行していたころは、見に行ったことがありましたが、もう20年以上行っていません。

みたところ、ずいぶん整備が進んだようですね
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“玉井人ひろたさん” (koji)
2018-05-21 18:22:12
そうすると、“玉井人ひろたさん”が見た頃は三代目がこの事業を引き継いでいた頃になるようですね。三代目が境内や参道の整備をしたようです。
いまでは売店などもあります。
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