ペットの葬儀はすでにあたりまえになっています。次に問題になっているのが、ペットと同じお墓に入りたいということです。
日本のペットとしての犬・猫は推計で約1850万匹だそうです。わたしも猫を飼っているので、その数字に驚きません。身近の人も何人も犬か猫を飼っています。犬派・猫派といろいろありますが、家族と同じ考えというのは、わたしにもわかります。
さて、ペットの葬儀を人間並みにし、ペットといっしょのお墓に入りたいということをどう考えたらいいのでしょうか。
新聞報道(『朝日新聞』4月5日付)によると、自分の墓の隣に猫の墓をつくりたいと申し出たが、菩提寺から断られた話が多いというのです。
そこで、寺院側がこの問題をどう考えたらよいかを講座としてもち、「ペットは往生できるのか」が、テーマだったといいます。「念仏を称えられない動物はそのままでは往生できない」という考えと「供養すれば往生できる」というふたつの考えに分かれたというのです。
ペットがこうした問題になるとはだれも想像したこともなく、仏教側も考えなければいけなくなる時代が来るとは、ほんとうに信じられないことです。
さて、みなさまはどうお考えですか。
わたしも猫を飼ってもう17年近くになります。以前に住んでいた一階のベランダで子どもを産んだ親猫が、シャム猫ほどのいい猫でしたが、捨てられたらしく、しっかり子育てをしていなかったのを見かねたつれあいが家で飼おうといいだしたのです。二人が拘束されるので、だいぶ反対したのですが、もともと猫が好きだし、つれあいの「このままでは死んでしまう」というひとことで飼うことになって猫です。つれあいが過保護といわれるほど猫中心の生活に変化しました。
それから、このマンションに引っ越ししてからもいっしょの生活であり、家族同様だと思っています。しかし、過保護は猫に洋服を着せたり、こちらの都合で呼ぶことはありません。彼女が必要なときには呼ぶからです。エサがほしいときと遊んで(かまって)ほしいときです。それは猫らしくすごくはっきりしています。歳をとったこの頃は、とくにそれが明らかであり、寝ていることが多くなったので、寝ているときに声をかけても見向きもしません。
この猫が亡くなるときのことは、亡くなったつれあいと話をしておきました。市役所に引き取ってもらうということです。家族みたいな存在であることは間違いはありませんが、ペットはペットです。人間の葬式もしなくてもよい、遺骨も拾わないと考えている二人が、ペットの葬儀や遺骨を拾うなど考えられないからです。
ペットの葬送を考える前に、人間の葬送を考えるほうが先だと思います。しかし、お墓にいっしょに入りたい人は、入ってもいいし、それを断るなんて考えられません。その理由が明らかであり、その人の「自由」は認めるべきだと思います。
日本のペットとしての犬・猫は推計で約1850万匹だそうです。わたしも猫を飼っているので、その数字に驚きません。身近の人も何人も犬か猫を飼っています。犬派・猫派といろいろありますが、家族と同じ考えというのは、わたしにもわかります。
さて、ペットの葬儀を人間並みにし、ペットといっしょのお墓に入りたいということをどう考えたらいいのでしょうか。
新聞報道(『朝日新聞』4月5日付)によると、自分の墓の隣に猫の墓をつくりたいと申し出たが、菩提寺から断られた話が多いというのです。
そこで、寺院側がこの問題をどう考えたらよいかを講座としてもち、「ペットは往生できるのか」が、テーマだったといいます。「念仏を称えられない動物はそのままでは往生できない」という考えと「供養すれば往生できる」というふたつの考えに分かれたというのです。
ペットがこうした問題になるとはだれも想像したこともなく、仏教側も考えなければいけなくなる時代が来るとは、ほんとうに信じられないことです。
さて、みなさまはどうお考えですか。
わたしも猫を飼ってもう17年近くになります。以前に住んでいた一階のベランダで子どもを産んだ親猫が、シャム猫ほどのいい猫でしたが、捨てられたらしく、しっかり子育てをしていなかったのを見かねたつれあいが家で飼おうといいだしたのです。二人が拘束されるので、だいぶ反対したのですが、もともと猫が好きだし、つれあいの「このままでは死んでしまう」というひとことで飼うことになって猫です。つれあいが過保護といわれるほど猫中心の生活に変化しました。
それから、このマンションに引っ越ししてからもいっしょの生活であり、家族同様だと思っています。しかし、過保護は猫に洋服を着せたり、こちらの都合で呼ぶことはありません。彼女が必要なときには呼ぶからです。エサがほしいときと遊んで(かまって)ほしいときです。それは猫らしくすごくはっきりしています。歳をとったこの頃は、とくにそれが明らかであり、寝ていることが多くなったので、寝ているときに声をかけても見向きもしません。
この猫が亡くなるときのことは、亡くなったつれあいと話をしておきました。市役所に引き取ってもらうということです。家族みたいな存在であることは間違いはありませんが、ペットはペットです。人間の葬式もしなくてもよい、遺骨も拾わないと考えている二人が、ペットの葬儀や遺骨を拾うなど考えられないからです。
ペットの葬送を考える前に、人間の葬送を考えるほうが先だと思います。しかし、お墓にいっしょに入りたい人は、入ってもいいし、それを断るなんて考えられません。その理由が明らかであり、その人の「自由」は認めるべきだと思います。