ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

呪われた池?・・・(その2)

2007年05月02日 11時57分07秒 | 思う事・・・
昨日の続きですー。

子供達の中で、「呪いの沼」と呼ばれる場所に向かった私達ー。
初めは賑やかにしゃべりながら歩いていたのですが、
沼に近づくにつれ、だんだん口数も減っていき、
沼がある木々の中に入り込む頃には、誰も一言も発しなくなりました。
木々を掻き分け、恐る恐る沼に近づいていく行く子供たち。
そっと沼を覗き込むと、灰色と濃い深緑が混じったような水に枯葉が漂っている。
シーンとして、そこだけまるで別世界のように感じます。
すると、突然誰かが叫びました!
「いま、あそこで何か動いた!」
「キャーーーーーー!!!」
周りの木々から、一斉に鳥達がバサバサと飛び立ちます。
みんな一斉に逃げ出しました。
途中で転んで泣き叫ぶ子、木の枝に引っかかって顔が青ざめてる子、
怖くて動けなくなってる子、もう、大騒ぎです!

暫くして、少し離れた場所で集まった子供たち。
擦り傷や切り傷もほったらかしで、みんなで一斉にしゃべりだします。
「風もないのに、木の枝が揺れてたよ!」
「沼の右側に、何か白い物があったぞ!」
「え、それって、頭蓋骨じゃないの?」
「それに、急に水が動いたよ!」
「あ、それ俺も見た!」
「あそこには魚もいないはずなのに、なんで!」
「いやー、こ・わ・いーーー!!!」
「呪われるう~!!」
こうして、又、新しい噂がながれてゆく・・・。

大人になってから見てみれば、なんて事のない農業用の池。
たぶん、子供が近づかないように大人達がそんな噂を流したのでしょう。
それに尾ひれがついて、ドンドン広がって行ったのでしょうね。

池の中に見えた白い物は、ゴミで浮いていた発泡スチロール、
水が波紋を描いたのは、池に住んでたカメが子供達に驚いて水に潜ったから。
木の枝が動いたのは、カラスの巣があったから。
もちろん、底なし沼ではなくて、ちゃんと底はあります。
古い墓地は確かにありますが、ちゃんと身内の方が墓参りにみえますし、
そこにある焼却炉はゴミ用で、火葬場ではありません。

分かってしまえば、怖くもなんともない。
でも、木々はキレイに伐採され、埋め立てられて雑草の生い茂った池の跡を見かけると、
ふと、あの沼を懐かしく思い出す私ですー。

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呪われた池?・・・(その1)

2007年05月01日 20時17分59秒 | 思う事・・・
”惑い星に花と緑”のarbachevさんが、池の写真をUPしています。
この写真を見て、私も昔の事を思い出したので、記事にしてみたいと思いまーす。

今はもう埋め立てられてありませんが、
私の実家の近くには、arbachevさんの写真によく似た池がありました。
うっそうとした木々の中から突然現れるその大きな池は、いかにも不気味・・・
しかもそのスグ近くには、小さな墓場と大きな焼却炉・・・。
当時は子供達の中で、その池(子供達は沼と呼んでいました。)の噂がイロイロありました。

「あの沼は底なし沼で、落ちたら絶対に出て来れないんだって。」
「あの沼で、昔自殺した人がいて、でも危ないから死体を誰も引き上げる事が出来なくて、
 そのままになってるんだって。だから今でも、その人の頭蓋骨があるらしいよ。」
「殺人事件があって、あの焼却炉で焼かれて、骨を沼に捨てられたらしいよ。」
「夜、あの沼の近くを通った人が、火の玉が飛んでるのを見たんだって。」
こんな噂話をみんなでしていると、必ず、
「そういえば、この前お母さんと近くを通った時、なんか白い物が見えたぞ!」
とか、言い出す子がいて、
「えー、ほんと~?」
「うん、お母さんも一緒に見たもん。なんか、白い物が池の隅で動いたんやて!」
「キャー、こわ~い!!!!」
「いやー、私ピアノ教室行く時あの近くを通るのに、どうしよう~。」と、泣き出す子がいたり。
通称「呪いの沼」・・・・。

そんなに怖がっている場所にも関わらず、
怖い物見たさ?というか、好奇心旺盛というか、子供たち数人でその沼を見に行った事がある私ー。


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