続強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

音楽葬

2013-12-09 21:52:03 | ひとりごと
懇意にしているお寿司屋さんの大将が
亡くなりました。夫と同い年でした。苦労した話や、とても景気が
良かった頃の話をしていました。
私が苦労したことがない生活をしたと思い込んでいたのがおかしくて
会社員の妻は大変だったと言っても信じてくれない人でした。
私の代わりに息子がお通夜に行きました。音楽葬だったそうです。
夫婦春秋、北国の春、など大将の好きな歌が流れていたそうです。

大将は面白い人でした。
夫が出張の時、メバチマグロが一匹知人から送られてきました。
あまりの大きさに吃驚しました。そのままお寿司屋さんに持って
行ってもらおうとしましたが、折角の知人の好意を無駄にしては
いけないと思い、一匹の背中に包丁を入れて二分の一綺麗に切って
後はおかみさんに取りに来て貰いました。
その切り方は梅宮辰夫さんがTVでやっていた方法でした。
その後お店に行ったら、どうして奥さんがあんなに綺麗に切れたの?
彼氏に切ってもらったの?なんて何回も聞くのです。
私が切ったと言っても信じてくれなくて、困りました。
夫のいない時にお魚を上手に切ってくれる彼氏なんていたら怖いです。
兎に角楽しい人でした。お酒とたばこカラオケの好きな人でした。