素晴らしい本に出会いました。
田辺聖子さんの、姥ざかり花の旅笠 を読みました。
その中で田辺聖子さんが旅をした女性たちの着ていた物について
庶民時代裂研究会主宰の堀切辰一さんからお話を聞いてその頃の
布について書いてあります。
田辺さんの本を読み終わり、堀切辰一さんの本を買いました。
美しい本です。
栞が1920年代に着ていた普段着や外出着など残された着物の断片で作られて
います。手織り木綿です。
もったいなくて栞には使えません。
本の内容は私のような者に説明できません。もし興味のある方は、
読んでみてください。
母の世代は布を大事にしました。毛糸をほどいて他の糸を混ぜて
新しくしてくれました。
この本ではそれよりもっと壮絶な布の使い方をしていました。
涙が出ました。
冷たい雨が降っているのにメジロが檀の実を食べています。目だけ見えます
目が隠れています。鳥が来ているから晴れるかと思いましたが
一日雨です。