続強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

町内会

2016-02-12 21:20:25 | ひとりごと
新聞で町内会のことについて様々な意見が出ていました。
私の育った下町は、町内会、近所、結束が固くて、どこで誰がなんてみんなが知っていました。
実家は商売をしていたので、家には誰かしらがいて、お帰り、どこに行ったの?なんて毎度のことでした。
商売人は嫌、絶対会社員と結婚して、旦那様が会社に行ったら、静かに家で過ごし、夕飯の支度をする。なんて
夢見ていましたが、結婚したら、社宅暮らし、社宅の周りの草取り、下水の掃除、が待っていました。
汚くしていたら、会社の恥よと先輩の奥様に言われて、仕方なく、でもみんなと一緒にすることで、楽しいことも
ありました。その後公団の分譲住宅に入居したら、自治会、管理組合、と順番が回ってきて大変でした。でも
楽しかった。子どもたちものびのび育ってくれました。
次は一戸建てに住まうことになりました。この土地はとても結束が強く、盆踊り、夏祭り、子供会、隔年ごとの自治会主催の花火、
運動会、バス旅行、文化祭、公園の草取り、御餅つき、避難訓練、役員さんは大変です。でもみんなお互いに頑張ってきました。
子どもが、独立し、夫が他界して、一人になりましたが、近所の人たちがみんなお互いを思いやって、暖かな気持ちで
暮らしています。大震災の時は、自治会の班長さん、近所の人、市会議員さん県会議員さん、がヘルメット姿で様子を見に来て
くれました。お互い様です。と言ってくれますが、有難いことだと思いました。お互い様、お陰様、感謝の気持ちでこれからも
この地に住んでいたいと思います。