続強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

葉蘭騒動

2017-12-23 13:22:11 | くすくす

わが家の庭に葉蘭が元気に葉を繁らせています。小さな株を
従姉が届けてくれてもう20年ぐらいになります。
昨年は珍しい花と実を見ることが出来ました。
昔お花を習っていた頃、葉蘭だけの活け方を教えていただきました。
とても地味だけど素敵でした。友達と一緒に帰り道別かれるところで
しばらくおしゃべりをして家に着きました。
すぐに活けないと忘れてしまうので、活けはじめました。
なんかうまくいかないな~あれこれ迷っていると母が葉っぱが足りない。
と言うのです。
Sちゃんとおしゃべりして振り回したんじゃないの、もしかしたら、
落としてきたんじゃないの。2枚足りないと怖い母
すぐ戻ったらありました!葉っぱが落ちていました。今のように
車があまり来ないので、無事でした。綺麗に活けることが出来ました。
今のように、お花を持って帰るときの便利な袋がなくて新聞紙でしたから
おしゃべりして振り回したのかしら。
でもなぜ母は分かったのかしら、あたしだってそのことぐらい知っているわよ。
と怖い母、農家の次女だった母は、昔で言うお屋敷に行儀見習い兼女中として
嫁入り前に行っていたそうです。お嬢様のお稽古、お花お茶お琴、先生が
いらっしゃると、お嬢様の後ろで控えているうちに覚えたようです。
ふ~んだから口うるさいのね。
伯母はもっとすごいお屋敷で、お客様に失礼だからと、お化粧させられたそうです。
へ~~あの伯母さんがね~。ざーます言葉も使わされたらしい、とか
だから怖かったのね、そういえば父も重い物は軽そうに下ろせ。、
軽い物は静かに持ち上げろなんて、喧しいしいこと言っていましたが。
お茶を習った時、先生もそう仰っていました。
みんな偉かったんです。偉い奥様や親方に教えていただいたのでしょう。
私もしっかりしなきゃ。