続強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

「雪風」に乗った少年を読んで

2019-05-10 22:49:35 | 忘れない
雪風に乗った少年を読みました。

駆逐艦雪風は、強運の駆逐艦と言われていたそうです。

従兄が雪風のことをよく話していました。結婚して夫に

雪風のことを知っていると言ったら、知ってるのか~と

驚かれました。女の子のくせにって思ったそうです。

西岡信夫さんは、少年と言っても、立派な訓練を受けた15歳の

海軍特別年少兵です。昭和18年に海軍上等水兵として

駆逐艦「雪風」に乗りました。

様々な戦闘経験をして、戦艦大和、武蔵、信濃の最後を

見た方です。寺内正道艦長さんは豪快な方だったそうです。

歴代の艦長さんの中に巡洋艦院でインディアナポリスを沈没させた

橋本以行艦長さんがいらっしゃいました。

インディアナポリスの艦長さんは、悲劇的な最期を終えました。

名誉回復のため橋本以行さんは尽力なさったそうです。

この本を読んで、若くして亡くなった人たちを思い辛い

思いが尽きません。

長兄は、阿丁丸に乗っていて、バシー海峡で沈没助けられて

地獄の島ニューギニアに送られで装備も食料も少なく戦って

戦死しました。餓死です。

戦争ってなんなんでしょう。戦わなければ、相手の奴隷になる。

我が国が消滅する。

戦争はない方が良いに決まっています。でも自分の国が無くなったら

どうなんでしょう。口で戦争反対はたやすいこと、どう切り抜けるか

考えなくてはならないと思います。

この本をたくさんのが人が読んでくれますよう願います。