ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

本と異星人

2004-08-30 20:54:59 | Weblog

何ヶ月ぶりに美容院へ行ったんだけど、こちらの希望は聞こうとしない上に、「うん、
うんそうだねぇ」って、言葉遣いが耳障りで、「もういいわ」で帰ってきちゃった。
いわゆる「タメ言葉」。たまらなく不愉快。なんでこんなに言葉遣いが下手になっちゃ
ったの?ましてや接客業でしょう、それにもう中年にさしかかっている人がよ、って、
結構プリプリしながら帰路に。その途中、う~~、強烈な吸引力に「オットット、何?、
わかったわかった入ればいいんでしょう」って、本屋さんに吸い込まれたのよ。そして、
アッという間に美容院代が本代に変身よ。これで又当分、美容院へは行かない、行かれない よ。
◎司馬遼太郎「司馬遼太郎の日本史探訪」「以下、無用のことながら」
◎中村うさぎ「屁タレどもよ!」・・・この著者の本は初めて。

Look at your dog ! " そう、あのあと(私の美容院代が本に化けた後の続き)
私は我が家のスター(シーズー犬2才)をそれこそ「美容院」へ連れて行ったのです。 
だって、彼女が " Mam. look at me ! "って。つぶらな瞳に涙を貯めて(ほ~ら、
こうやって話は作られてゆくのよ)、「美容院が必要なのは、ママじゃなく私よ!」って。
なるほど、彼女のHairは、夏には似合わないLong Hair (Pelo largo)。
" Entendi ! Vamos ! わかった!行こう!(突然スペイン語)そして、「この子には
スペイン語でお願いね」って、やらしい女をやってきたのよ。
「ちゃんとお座りして!は、シエンタテ ビエン!
ここに来て!は、ベン アキ!、まだよは、トダビア」なんてね。
でも、顔見知りになってるトリマーさんだから、「ウワー、マリリンちゃんはスペイン人(?)
なのね!」なんて、彼女はすっかり面白がって、いつの間にか、我が家の犬はスペイン人に。

中村うさぎの思いっきり悪口言いまくり本。1時間で完了ね。欲しい人、手を上げて!
あげます。私は美しくなれなかったけど(どうアガコウと、かなわぬ夢だって自覚して
いる)、家のスターは、益々美しくなるって、寸法よ。

◎デイヴィッド・アチソン「数学はインドのロープ魔術を解く」苦手な数学に
あえて”数学をエンタテイメントにするため われわれは手段をえらびません!という、
コピーに惹かれてね。無縁の数学を楽しめるかも、って買ってしまったわ。

アレッ!平岩弓枝の「御宿かわせみ」も手に取った筈だったのに。あのシリーズも好き
なのよ。置いてきちゃったみたいね。美容師の言葉遣いに腹を立ててたからかしら。
ホントは翻訳本もって、思ったんだけど、・・・・今日は、このへんで勘弁してやろう!
よ。ハハハ・・
けれど、腹立つわぁ。なんで、普通に人と会話ができないの?相手との関係が把握でき
ない。もう、私にとって、巷にいる女性達は異星人みたいな存在です。

一つの読書スタイル

2004-08-30 11:43:23 | Weblog
ニンニクをみじん切り。オリーブ油をタップリ流し込んで、すぐニンニクとクミン・シードを。
とろ火で、香りがでてくるまで。出てきた?そこにたっぷり2㎝角切りのたまねぎを、バサーッと
いれて、最初は強火だけど、すぐこれまたとろ火にして、折りたたみ椅子をその前にセットするのよ。
おもむろに、・・・今日の本はなんだったっけ? 中丸明著「スペイン5つの旅」だったわ。
それを左手に、右手はおしゃもじ。右手は、ひたすら玉ねぎをかき混ぜる。換気扇は、しっかり回しているけど、この季節、やっぱり火の前は暑いから、インスタントコーヒーの氷ばっちりアイスコーヒーグラスを、時々口に。ページが進む、同時進行で、玉ねぎも色付き出してくるけど、ここで手はまだ止めない。
一口大(各々の口の大きさに合わせて)に切った鶏肉は、俎の上で、出番を待っている。
「スペイン料理はアホにあり」って、書いてあるチンチョンというマドリッ(マドリードとかマドリッドなんて、聞こえないんですって)から行く地域に本の中の旅も進み、「アホ」?それはスペイン語で、ニンニクのことよ。 昨夜のスペイン料理の1品に、エビが入ってる煮立ったオリーブ油が、出てきて、パンを千切って、そのオイルに浸して食べたのよ。味?絶品!色々なスパイスが入ってたし、ほのかにアホの香りもしてね、う~~ん、美味しかった。 アッ、今はウチの料理。段々日焼けしだして、夏休み終わりの小学生の腕白坊主みたいな色になったら、火を止めて、その頃には、玉ねぎは原型はとどめていない。その中身を取り出して、そのフライパンに、もう1度油をいれ、スタンバイしてた鶏肉を、今度は強火で炒める。全面色が変わったところに、さっきの玉ねぎを戻して、「家族よ~~!」って、一まとめに炒め合わす。馴染んだ?そう、それじゃ!で、お水をザーッといれて、ここでまたボールをその横に置いて、椅子に腰掛け読書の続きよ。今度は、段落や章が変わる辺りで、おたまを右手に持って、灰汁(アク)取り。ひたすら取り除くのよ。お肉に、お箸がすーっと通ったら、火を止めて。市販のカレールーを放り込む。煮込んで、あと5分位煮ようかなあ、と思った辺りで、バルサミコ酢を数的。かなり強烈な酢なんだけど、それがカレーにコクを加えるのよ。 そうして、今年6月に漬け込んだ「ラッキョウ」を添えて、「どうぞ、召し上がれ」。
本の旅は、ひたすら「ajo・・アホ」と、お料理と、「Plaza」広義で広場について、で立ち止まっちゃったわ。 ま、それもむべなるかな、ね。 なぁんにも急ぐことはない 日々だから。