ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

$1

2006-07-10 11:26:41 | Weblog
嬉しい悲鳴!アメリカ人とロシア人の本同時進行なんてね。
ロシア人が書く「堕ちた天使」因みにペンネームがアクーニン(悪人)。
そして同時に読んでいる「天使と悪魔」。栞に$1紙幣なんか使って、
罰が当たるわねぇ、お金をそんな風に使うなんて。でも、いいの。
リアリティが増すから。
ま~だ続いているらしい「ダ・ヴィンチ・コード」の映画、本。
そのダン・ブラウン書くところの「天使と悪魔」。ダ・ヴィンチ・コード
より前に書かれた本らしいのだけど、文庫で目に止まったから、もちろん
買ったわ。気に入った作者の本は続けて読む、がモットーの私だから。
ウ~~ン、やっぱりキリスト教がらみの内容よ。今回は、科学(物理)と
宗教。ビッグ・バンやら、聖書第1章「創世記」の話やら。ダ・ヴィンチ
・コードと同じくフリーメーソンの話。カソリック(ヴァチカン)に対
する復讐とETC.
カソリックが反対勢力にどれほど残酷なことをしてきたかは、周知の事実
ですものねぇ。血塗られた歴史よ、1神教の歴史は。特にキリスト教の
むごさは、オ~~~背筋が寒くなるわ。
「神は愛です」そうかもしれないし、そうであると思うけど、所詮人間の
することは愚かで、傲慢で、欲の奴隷であることからは逃げられないのよね。
そこで起こる恐ろしい事。
グアテマラに行った時、たまたま復活祭のシーズンだったので、ミサに付き
合わされて、幾つかの教会に行ったけど、しみじみ、つくづく、クリスチャン
達の戦術に、今更ながらあきれたものよ。
だって、中南米の人々は、殺戮と略奪の歴史、先祖の血と涙の上に生きている
ことを認識していない、と私には写ったの。ありがたがって、トランス状態に
なってる信者もいたほど、彼等の祖先達の犠牲の上にあるキリスト教(カソリ
ック)を精神の拠り所にしているのよね。
「愛は許しです」って。スペイン人達を許しなさいって?ご都合主義の彼等。
だから、ダン・ブラウン書くところの本は、キリスト教と無縁の私でも、どこ
かに頷ける何かを感じてるのだと思うのよ。中学時代の同級生が、
「日本人にはわからないものだよ」って言ってたけど、そうでもないわ。

シベリアで、彼のナチスがやったように、凍餓死で死んだ父は、むごたらしく
ゴミのように埋められたの。
よく言うじゃない?生きているうちはHe or She. でも死んだら Itってね。
物になって、衣服も剥ぎ取られ埋められた父。DNAで調べることも最早不可能な
存在。敬虔なクリスチャンだったらしいけれど、恐らく血塗られた歴史を思う・
知るより、父はキリストの愛が欲しかったのかも知れない。だから、全く関係が
ないキリスト教でもないのかも知れない、私は。
意識上は、全ての1神教は拒否。あんな傲慢で、闘争的で殺戮を屁とも思って
いない宗教はいらない。でも、無意識下では、私の思う神は居るわね。
そうねえ、でも「天は自らを助く者を助く」の神だけどね。
これを神とは言わない?
孔子が言ったんだったっけ?神雷を語らずって。それを天と言う?
$紙幣に書かれている絵と文字。深く本の内容と関わるのよ。フ~~~~。
やっぱり最後まで栞に使いましょう。文庫本で上・中・下の3巻です。