ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

エンドファイト

2010-11-04 23:19:46 | Weblog

1,5kgのハム、1kgのベーコンを保存食として作って、いよいよ冬ごもり(?)、できたらいいわね~、なんて。ナマケモノの考えることよ。
ベーコンは、さっさと半分冷凍庫へ入れて、あとの半分は毎朝のパンの親友。
ハムはまだ冷蔵庫冗談(だって:笑)じゃなく、上段に置いて、夜な夜なウィスキーの友よ。芯がうっすらピンク。ほどよい味付けで、いいですなぁって、自画自賛。

庭の野菜達は、もう虫食い状態だけど、まあよござんしょ、お食べ。
この命名が気に入った「エンドファイト」って、微生物。植物の根の回りに寄生する、その種類は今発見し出したばかりという未知数。病害虫の元となる何やらを阻止して、その植物本来の、知られなかった力を引き出すらしい。肥料も農薬も要らないって!ニュージーランドあたりでは、もうしっかり流通段階まで進んでいる商品になってたわ。

あたくしメが愚考するに、この地球は、もちろん人類にとってなんだけど、自然も人間界の政治、経済、宗教、等など、今までの価値観の180度転換を求められていることに何人の人が気付いているかしらって、最近いやに思うのよ。
COP10で、もっと自然を大事にしましょうって、テーマだったみたいだけど、もう、そんな生易しいことで、自分の立場ばっかり死守(主に経済)しようとしている人間達がこの先安穏と暮らせるほど地球は静かにしててはくれないように思えるのよ。
「神は愛」「アッラーの思し召し」「仏は慈悲」そして、夥(おびただ)しい人の命が失われ、今尚殺し合いがこの地球上で行われている事実を、宗教家はなんと説明する?
いわゆる、宗教は人を救えないということです。

右肩上がりの経済成長が絶対正しいって、どうして?
いずれ何かで死ぬのに、「死んでも元気でありますように」みたいな健康取り付かれ病に冒されている人々。
五感で感じられる、あるいは同じフィールド内でしか通じない肩書き、それを至上とする弱き生き物ホモサピエンス。
ヨーロッパの寓話、笛の音につられて雪崩打って入水する生き物、あれは人間の事を示唆してるんじゃない?最近の世界って、崩壊へ向けて進んでいるように思えるのよ。

謙虚じゃない、強欲で、生物の頂点に立ってる(何でもしていい)、足るを忘れたこの人という生き物は、一番増えているんじゃないかしら?動物の中には、ある種が過剰になると生まなくなり、集団自殺もあるっていうじゃない。生きるだけの、命をつなぐだけに他の命を食べる
動物。連鎖を考えれば、やはり、人という動物は殖え過ぎね。

けれど、この世界を救う人は、静かに、着々と、今までと違った生き方を模索している筈ね。
声高に叫ぶ人の声は、耳に両手を当てて聞かないようにしましょう。
動物なのです、人も。他者の命を戴くのですから、他者の命を育て、心してその命を味わいましょう。土に触れ、小さな生き物に関心を持ち、そこに、生きとし生けるもの、なんら変わることのない命が生きていることを知りましょう。
「欲しい!」ではなく、「要らない!」って言える、人になりましょう。
「要らない」って言える人は強い人間です。鼻先に人参をぶら下げられて走るような、あさましい人は縁亡き人にならなければ。

今日は2人の少年、タバコを吸ってました。15才。
「ふ~ん、かっこ悪いわね」
チェーン・スモーカーだったあたくしは彼等と話しました。
「誰かなんか関係ないのよ。法律も、強いて言えば関係ない。だけど、あなた達の本当の自分が悲しむ、なんてくだらないことをやってるんだ俺はってね」
「俺、もうやめるよ」「俺も」
辞めるかどうか、あたくしにはわかりません。でも、
「きっと本当のあなたが喜ぶわ、俺ってやりゃあできるじゃん!ってね。又会いましょうね、
さようなら」

人は何のために生きるのでしょう?
「あなたに会えてよかった」
のためではありませんか?彼等にとって、今日の出会いがそんな出会いであって欲しいと思うのです。
「へんなオバンだったよな、でも悪くはなかった」
って。

身近に起こる色々は、これからの世界の行く末の暗示や示唆なのかも知れないって、ちょっとゾクッとすることがあります。ぼ~んやり、しててはいけません。
日常の、小さな出来事でも、大きな事の起こる前触れなのかも知れないのですから、注意深く感じなくてはって、思います。
ネイティブアメリカンの言い伝えに7人の虹の戦士がこの世界を救うって。
あたくしは、iPs細胞、山中ファクター発見の山中教授はその1人かもしれないって、勝手に思っています。
エンドファイトって命名も、あながち意味のないものではないのかもしれませんね。
今までの価値観をひっくり返す、最後の戦い?って。