ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

お母さん

2012-09-02 08:15:39 | Weblog

カウンセリングをしていると、本当に本当にみんな飢えているのを感じます。
お母さんに(時にお父さんに)褒めてもらいたかった、否、今でも。
過剰と思える他者へのアピールと、隙をうかがって、他者を非難、ねたみ、そねみ、嫉妬の変形。それは全て自己肯定ができないところから生まれるのよ。
す~ぐつるんで、ちょっと個性的(外見や内面:能力)、少数に属する人を叩く。足を引っ張る、そして、「ねえ、ねえ」仲間をつのる。

悪の連鎖。
言い訳の出来ない心。
いつも外へ向けられる関心。
心から他者を褒められない。
他者のミスを見逃さない。
オチャラケながら、他者を攻撃する。
冗談よと言いながら他者の弱点失敗を嘲笑。
間髪入れずいじめる。いじめているという自覚は希薄。
だって、お母さんから学んだのですもの。
親の言う事はきかないけれど、親のする事は真似る。
そして、
なぜ、親(母)は直近の自分の未来を痛めつけ、嘲い、完璧を求めるのでしょう。
なぜ、励まし、慰め、抱き締めないの?
子どもは、あなた。
だれだって、つまずく。
だれだって、とんでもないことに遭遇、しでかす。
そんな時、
心が押しつぶされそうになっているあなたの未来に、罵詈雑言を浴びせるのですか?
子どもは、死ぬまでその事実に脅かされて生きるのです。
人はみんな、
お母さん、あなたに、少しオーバーに言うなら、世界中の人が認めてくれなくても、あなたに
認めてほしいのです。お母さんの賞賛が欲しいのです。
ただ、それだけで、踏ん張れるのです。
悲しみに、口惜しさに耐えられるのです。
そんなにモノを漁らなくて済むのです。

お母さん、そして、お父さん。
なんで、あなたの未来をいたぶるのですか?
お母さん、全ての母親はグレートマザーであることを自覚しなければいけません。

あなたの口から生まれる言葉は、子どもの心に蓄積されると同時に、あなたの心にも同じ言葉が残るのです。無意識が人を動かす、その無意識層へ蓄積されるネガティブな言葉。
心して(意識して)、ポジティブな言葉を吐き出しましょう。
何を躊躇するのですか?
あなたの未来(子ども)に艦砲射撃のように賞賛の言葉を浴びせましょう。
もちろん、ン?と思うことがあれば、毅然と、そう、毅然と!
自分の言葉で叱るのです。
人として言ったりしたりしてはならない事を。

自分を肯定出来ないからといって、憐れんではいけません。悲劇のヒロインになってはいけないのです。誇り高く生きなければいけないのです。誰かに認めてもらうために?いいえ!
自分を愛する、信じる(条件なし)、あるがままの自分を認めるだけ!人なんか関係ないわ。
毎回、あたくしの立場で語りかけます。どうぞ、どうぞ、明日にはまだ失敗は無いのですから、「できる!」「問題なんか何もない!」って語りかけて、人の事なんかほっぽっちゃいましょう、自分を助けるのは自分自身って事を心深く植え込んでね。