ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

禁煙騒動はおさまったの?

2004-09-06 12:41:53 | Weblog
イギリスの一トラック運転手だった男が一躍世界のヒーローとなる、「007シリーズ」
その初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリー。シリーズものをやり続けると、脱
皮が難しい、ですって。

横道にそれて、蟹が甲羅を脱ぎ捨てたばかりのソフト・クラブは美味しい。ヘビの脱け
皮は、お金を呼ぶからお財布に入れて、だって。イソップ物語の「アリとキリギリス」
の元話では、「アリとセミ」。そのセミは、地下生活数年以上、地上生活2週間弱。今
年は異常に多かったその抜け殻。

ターザン俳優が、本人の頭の中ではすっかりターザンになりきって、生涯を精神病院で
おくった俳優がいたものねえ。
まあ、それは兎も角として、そのショーン・コネリーがアカデミー助演男優賞を取った
「アンタッチャブル」。禁酒法のため、マフィアが酒の密造、密売する。それを阻止し
ようとするFBI捜査官。実際にあった話。一般家庭に浸透、そう、今のパソコンみた
いな状況で、ドラマは殆どアメリカもの。そこで放送されてた「アンタッチャブル」は、
モノクロ画面だっただけに、かえってアメリカの裏側話にはうってつけだったわね。

日本では、お神酒(みき)といって、めでたい時に、新たなことの始まりに、またはお
清めに、と神事につきもののお酒。「酒は百薬の長」という言葉もあるのよ。神代の昔
から、農作業を終えて、又は何かを作りあげて、あるいは、その日になさねばならない
様々な思索を終えて、飲むお酒は、多分に思い入れがあるにせよ、1日の疲れを取るた
めに(麻痺)、明日へのステップに、その力を発揮してきた、のではなかろうか、と。
しかしながら、日本人には、牛乳とほぼ同じくらいの割合で、アルコールを受け付けな
(分解酵素を持たない)人達がいることは知っててもいいかもしれない。

飲兵衛の意地汚さ、強要するある種の暴力、飲めない人達への思慮のなさ。お酒に逃げる
意志薄弱。「酒は呑んでも飲まれちゃならぬ」は、肝に銘じなければいけない、のは言
うに待たない。それでも、時と場合によっては、溺れる事も可とすべきか。

社会を構成する人々が増えると、規則が誕生する。その規則を破れば、罰則を設けて
秩序を保ち、多くの平凡な人々の安泰を保証する。・・・なのよね。
車が出す排気ガスの猛毒には、平気な顔をして、自分達も撒き散らし、吐き散らしなが
らドライブを享受しているその同じ人間が、タバコにはいやらしい嫌悪を憎悪を剥き出
しにする。(これはタバコに限ったものじゃないけれどね・・・魔女狩りと同じ感覚)
権威の言い分にはコロッと参る。あらゆる分野のその筋の人間がよく口にする言葉「ア
メリカでは」。かの「京都議定書」にサインをしない。ロサンゼルスの上空なんて、す
っぽりスモッグに覆われているのを、飛行機の中から、この目で見てしまったのよ。自
動車産業の圧力?いっつもどこかで戦争を起こす彼等は、武器製造企業からプッシュさ
れている(事実そうらしい)としか思えない行動。理屈なんかどうでもなる。「理屈と
トリモチは、なんにでもくっつく」のだから。
民間人の銃砲所持当たり前、「我とわが身は自分で守る」そうしなければならない事を
恥じ入らない本末転倒。デブは昇進しない(この短絡思考)。でもまあ、あの食べ様は、
狩猟民族の何たるかを物語る結果の体型とは思うけどね。次はいつ獲物が手に入るかわ
からない恐怖から、食べ物は、ある時に食べなきゃ、という強迫観念が、DNAに染み
付いてるんですって。日本人もね。だから、この豊かな時代に(国に)生きているとい
うのに、餓鬼道に落ちたみたいに、グルメだなんだって。もう、狂ってるとしか思えない。

アメリカ人に話を戻して、彼等の異様な若さへの執着、大体が、哲学・伝統をもた
ない人・組織は、精神的拠り所、よすががないと、ヒガミが強くなるから、お金・モノ
(見た目)・力を誇示したがる。そんなにアメリカ人の言う事が正しいって思ってるの
ならアメリカ人になっちゃえばいい(方法は色々ある)のに、日本の恩恵をたっぷり受
けながら、日本の悪口を言う。その神経がわからないのよねえ。
日本人の自虐性がそれを助長させているのは確かとは思うけどね。

15~6才で、人生設計を立ててたヘンな(ませた)女の子は、30でタバコ、40
でお酒と、決めていた。息子の一人が「50で男かぁ?」なんて言ってたけどね。そ
れはなし。20代でバカスカ子どもを産んで、地球上のあらゆる所に配属して、我が
DNAをしっかり残そうとしていた(今にして思えば、私の本能がそう望んでいたと
しか思えない)、天変地異があろうが、戦争が勃発しようが、私のDNAはどこかで続く。
そんな大そうな生き物なのかと問われれば、首をすくめるしかないけれど、なんと生物
として素直な生を望んだことか、と思う。生憎、バカスカとまではいかなかったけれど、
民族の存続のためには貢献してきた3人という数。その無意識の生物としての本能が、
タバコは、出産が完了となった暁に、初めて解禁となるもので、それは30歳にならな
ければ着手できないものと、そして、女がションベン臭さから抜けて手にするものがタ
バコ。30にならなければ始まらないと。でも、今の30才なんて、ま~だまだション
ベン臭いけどね。ううん、乳臭いわ。

20代は出産のみに存在すると、思っていた小娘は、本能の指示が、健康な我がDNA
を残す事が最重要課題であることを知っていた。そして、20代で出産完了することに
決めていた。
そして、30歳。末子の離乳も無事終わった頃、私とタバコの交際が始まった。
家族が居ない時間、空間は、鏡の前でポーズを決める時間でもあった。絶対に「美」が
なければならなかった。私の指に、タバコが挟まれる時、自分の価値の減少が発生する、
ということもちゃんと知っていた。そんな時代に生きていた。(ここで、中島みゆきの
「時代」が流れると、雰囲気が出るのだけど)
元々美人という存在とはほど遠い位置にずうっと居続けてきていた私だったけれど、そ
こにタバコが加わる事によって尚更に起こる不都合、不条理が押し寄せてくることも認
識していた。それこそ世間はそんなに甘くない、ってことを知っていたのよ。
「まあ、あの程度の女よ」というさげすみが含まれた評価が紫煙の向こうに必ずくっつ
いていることを。
それに唯々諾々と従い甘受するには、我が神経はナイーブ過ぎた。母である誇りもそこ
に加わり、「バカにするならしてごらん!そんじょそこらのタバコ吸いとは、違う私を
観察しなさい!」と、口には出さないけれど、かなりな力の込め方のタバコとの交際。

飛行機内で、喫煙コウナーが後部座席にあったのは、いつまでだったかしら?
駅構内が全面禁煙になったのはいつからだったか。半身麻痺になった母が、最後まで
執着したものがタバコで、それが元で姉妹喧嘩にまでなったしまった存在物質。
 
気に入らない!外圧に膝を屈するDNAが生きている。井伊直弼あたりが、アメリカの
恫喝におびえて結んだ不平等条約、あの時の、アメリカ人の肉体の大きさと、彼等が持
つ文明の利器に怯えたそれを、まだ持ってるのよ、絶対に。冗談じゃあない、自分のこ
とは自分で決める。やかましい!ガタガタ言うんじゃない!紅毛碧眼が言う事する事が
正しいって、どこかに思い込んでるDNAを住まわせてない?
生憎私はそんなものの持ち合わせはないから、紅毛碧眼が騒いでも、「それがどうした!」
になるのよ。自分で、専門知識がなかろうと、検証しない
で鵜呑みする危険を犯したくないからね。けど、「み~んなが」が、好きだからねえ、
この国の民は。自分で考える、を放棄しちゃったから。脳味噌カラッポ。そんな脳足リ
ンになんの気遣いが要ろうか?ねえ、そこのあなた、そう思わない?
自分を信じないで、誰を信じるのよ、ネ!そんなボケーってして、ご飯ばっかり食べて
きちゃって、大事な事はみ~んな人任せ、不都合が起きると、どれもこれも人のせいに
しちゃって、ちょっと、否すごーく恥ずかしいし、もったいないことなのよ。

それで今? サッサと辞めたわよ。30年近い濃密な関係をスパッと切った。未練?
そんなものありゃあしない。
「数々のドラマもあったわねえ。貴方なしじゃ生きていかれないって、朝な夕な思って
たけど、それは大きな勘違い、思い込みだったってことに気がついたのよ。けど、あな
たが居たからこそ、私の女っぷりも上がったって思える節もあるのよ。う~ん、いい関
係だったわよねえ。この人生のスパイスだったってことは、否定できないわ。脂っこい
食事のあとの貴方、コーヒー、お酒にはなくてはならない相方、セックスの後の貴方の
味は格別なものだったわ。でも、もうさようならよ。苦しくないかって? お生憎様、
思い切りがいいのも私なのよ。ホラ又、権威の言葉に振り回される。禁断症状が出て、
苦しむって。そういう脅しに乗りたいんじゃない?縁切りする、ただそれだけ。解説も
何も全く要らない。ぜ~んぜん禁断症状なんて出なかったわよ。それに自前でも、貴方
に代わる快楽物質が脳にあったってことを思い出したのよ。悪いわねえ。貴方なしでも
生きていかれるのよ。そんな寂しい顔しないで。
貴方の事は、忘れないわ、って言いたいところだけど、エッ、誰?知らない、関係ない
わねえ、になるのよ永久に。じゃあね、さようなら~~~~~」


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