折角、ムードは良くなりかけていたのに頓挫させられ、このままでは引き下がらない
と簡単に行けそうな寒い韓国にでも行こうと、元気を出す。
1~2か月以上かけて決まったのが4月、韓国に行くこと。この頃には、病気上がりで
もないし静養しなければならない状態でもなかったから、普通に出かけるトラベラー
だった。韓国へは何度か出かけており様子は分かっているから、食べ物にしても困
ることはないと思っていた。ガイドブックなどで有名な明洞餃子店でのこと。料理を
注文したものを見ると一人前なのに二人前くらいのボリューム、とても食べきれない
と話しながらつつく、やはり他の客は二人でシェアしながら食べている。テーブルに
置いてあるキムチに目がいき、いつもの調子でパクリと食べた瞬間、その辛さに耐え
きれずオエッと吐き出してしまった。幸い、他のお客さんとは離れた席だったから無
様な姿を隠せたが、キムチを食べてこんなこと初めて。術後、わさび、洋辛子の味は
変わりないが唐辛子の辛さは非常に敏感になり、殆ど受け付けない感じになってい
た。数値化はできないけど10点満点で3点くらいのパワーに落ちていた。そんなこと
になっていると気づかないでパクリとやったから、酷い仕打ちを受けてしまったのだ。
韓国はこれで3度目だから特に明洞は自分たちで何とかなる。地下鉄の利用もプリカ
を用意したので少しは遠出もできるようになり、guidebookの地図を見ながら目的地ま
で行くことも。しかし郊外への旅になると自信はガラガラ・・・・イ・サンでお馴染みの水
原へも出かけたが、これはガイドつき。4月の韓国は日本よりも少し寒い気候で厚着
が功を奏し風邪をひくようなことはなく、ゆっくりと楽しんだ。
その後、タイは6月になってから政情は元に戻り、一度は火をつけたことだからと出掛
けてみた。