明確に後遺症と呼べないものもあるかもしれないが、術前にそんな兆候や症状は
なかったことが術後に起きたもののことだ。例えば肩が上がらない、年が年だから
50肩が出たのでは・・・・となり手術とは関係ないとみる向きがある。肩に何一つとし
て問題はなかったし肩凝りすらしたことはないのに、いきなり両肩が上がらない。
はっきりと後遺症と言えるもの、術前にはなかったことが変化として現れた、そうし
たものを纏めてみた。
* 声のかすれ.反回神経麻痺
* あばら骨の痛
* 乳の脹れ
* 両肩が上がらない
* 指の腫れ
* 逆流、軽いダンピング、
* 味覚・嗜好の変化
過去に何度かブログにアップしているので、ここでは私固有と思われるものに絞っ
て記載する。
【両肩が上がらない】
昔から肩が凝るということはなくマッサージには全く縁のない暮らしをしてきた。東
南アジアに旅行するとツアーの一部に『マッサージ付』がある。私は全く興味なし、
凝ってもいない身体をマッサージされるなんて気色悪いから、いつも放棄する。妻
は『折角ツアーについているのだから・・』と言いつつ案内を受けるが、私は頑なに
『一時間ほど散歩してくる』と言い残し、ぶら歩きで時間を過ごす。折角、楽しみに
来ているのにマッサージごときに邪魔されるなんて、といつも不満たらたらだ。
そんな私の肩がしかも両肩共に上がらなくなった。上げようにも痛くて腕を水平く
らいまでが限度、その上ぶら下がろうとしても痛くてぶら下がることも出来なくなっ
た。普通、五十肩などは片方ずつなるもの?
肩が上がらないから、不便で仕方がないようなことはないにしても、手術の後遺症
かなんかで、おかしなことになってはと心配になり、先生に相談した結果、整形外
科の診察を受けることにした。レントゲン写真を撮り先生は覗き込む。『これと言っ
た異常は見当たりません。強いて言えば骨と骨の間隔が多少狭まっているように
見えます。所謂、五十肩ではないかと思われます』
整形外科は患者数が多く待ち時間は長く、待ちに待って受けた診察で何とも、素
気のない診断結果ではないか。肩凝り、湿布薬のワンパターンに突入。
それでも何回か通っている内に湿布薬が効いたのか、急速に回復し症状は嘘の
ように消滅した。それにしても、両肩が同時に上がらなくなり、それが湿布で治った
なんてあまりにも漫画チックではなかろうか。湿布で治ったなんて信じていないが、
いつの間にか、懸垂も出来るようになるし、肩の上下運動、ぐるぐる回し何でもあ
れ・・・・原因は不明のまま。