Live Chaser ゆかりんの旅

年間約50本のライブレポを中心とした、日々のたわごとで~す!

ネロの遺した木靴が真実を語る

2014-01-31 18:34:26 | 私のお仕事
ネロの木靴
──「フランダースの犬」ネロはなぜ自殺したのか

著:臼田夜半(うすだよはん)
発行:地湧社 四六判ソフトカバー(192ページ) 定価:本体1,500円+税


児童書やアニメで知られる『フランダースの犬』は、ネロとパトラッシュが最後に凍死するという悲しい物語ではあっても、天使たちと共に笑顔で神に召されるという描写によって、少し救われた気がしていました。
でも原作には、明らかに“自殺”と受け取れる台詞があるのです。

『ネロの木靴』は『フランダースの犬』の後日談として描かれ、幼なじみのアロアが成長していくなかで、ネロの死の真相を知り、生きることの意味を深く考えるようになっていきます。
ネロの死が、時を超えて問いかけるものは。。。

人生の宝庫を開く3つのカギ?

2014-01-15 18:39:20 | 私のお仕事
葦かびの萌えいずるごとく
──若き日の自己発見

著:和田重正
発行:地湧社 四六判ソフトカバー(256ページ) 定価:本体1,500円+税


「自分の人生は自分が生きる」このあたりまえでシンプルなことが実はとってもむずかしかったりします。
本当の自分を生きるとはどういうことなのでしょう。
学校や職場、家族、友人関係に悩み、生きている実感を充分に得られない現代の人に、具体的なエピソードをやたとえ話を交えて、生きることの意味を伝えます。

アイヌの魂を未来につなぐために

2014-01-15 18:37:57 | 私のお仕事
オオカミの声が聞こえる

著:加藤多一
発行:地湧社 四六判ソフトカバー(192ページ) 定価:本体1,500円+税


都会で暮らしていたアイヌの女性マウコは、あるときアイヌスピリットを呼び覚まされ、北海道に戻ります。
アイヌの歴史を辿りながら図書館や博物館を巡っているうちに、100年以上も前に絶滅したエゾオオカミの剥製から助けを求められ、アイヌの命をつなぐために奮闘するのです。

文字を持たないアイヌ民族は口伝えで歴史と文化を継承してきました。
アイヌ語の意味がわかってくると、彼らが大地のなかで生きる智慧を地名などに残してくれたことに気づきます。