Live Chaser ゆかりんの旅

年間約50本のライブレポを中心とした、日々のたわごとで~す!

「地層処分」は、日本ではムリ!?

2021-06-07 14:25:45 | 私のお仕事
「核のゴミ」は10万年間おとなしく埋まっているのでしょうか?
地質学・地震学の観点から、「地層処分」の課題を投げかけます。

核のゴミ
「地層処分」は、10万年の安全を保証できるか?!


著:古儀 君男
発行:合同出版 四六判ソフトカバー(160ページ) 定価:1,600円+税


原発によって発電されたあと、使用済み核燃料「核のゴミ」が次々と大量に生み出されることはわかっています。
その「核のゴミ」には、20秒で人を死に至らしめるほどの強い放射能が含まれているそうです。

日本では、この「核のゴミ」をガラスに固めて地下深くに埋める「地層処分」方式を採用していますが、この廃棄物が安全なレベルに下がるまで10万年かかるそうです。
10万年の間、このガラスは壊れないのでしょうか。
10万年間、埋められた場所で地震が起きない保証はどこにもありません。

原発がある限り、安全はどこにもない気がするのは私だけでしょうか。
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永遠のテーマ「共存」

2021-06-03 00:10:57 | 私のお仕事
奈良公園のシカは観光客のアイドルだけど、ひと山越えた地域では害獣として駆除の対象となるそうです。

命の境界線
保護されるシカと駆除される鹿

著:今西乃子 写真:浜田一男 発行:合同出版 A5判ハードカバー(126ページ) 定価:1,500円+税

ところで、駆除される鹿はかわいそうなのでしょうか。
私も最初は「生き物を殺すなんて!?」と思いました。
でも、田畑を荒らされ、生きる糧を奪われるとしたら、それは死活問題です。

昔は山の中に野生動物のエサが豊富にあり、人間社会との絶妙な距離が保たれていたそうです。
気候や生活習慣の変化もあるでしょうけれども、経済を優先した開発にも原因はあるようです。

駆除する側だって狩を楽しんでいるわけではありません。
実際に狩に同行した著者は、駆除に関わる人々の葛藤を受け止め、切実な現状を伝えています。

命のものさし』の著者たちが直面した、次なる「命」の課題のドキュメントです。
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