ほんわか村(3)

2020-07-20 07:19:58 | 童話
次に村の動物達が相談したのは、村の集会場を作る事でした。
今は、みんなが集まって相談する場所が有りません。みんなで相談して、ゾウさんが森から枯れて倒れた大木を持ってきて、チンパンジーさんがその木をつる草でむすんで高床式にし、バナナの葉っぱを屋根にした涼しい集会場を造りました。

しかし、大きなゾウさんとカバさんは重たいのと、キリンさんは背が高いので集会場の床には乗れません。
仕方がないので、横の地面に座ってもらう事にしました。しかし、ゾウさんとカバさんとキリンさんの子供はあまり大きくないので、他の動物と一緒に集会場の床に座る事ができるのです。

そして、またみんなで相談して、ほんわか村に学校を作る事にしました。
今度も、ゾウさんが森から木を運んで来て、チンパンジーさんがつる草で結んで、屋根をバナナの葉っぱで作りました。机やイスも同じようにしてチンパンジーさんがたくさん作りました。

国語の先生はナマケモノさん、算数の先生はチンパンジーさん、理科と図工の先生はカピバラさん、体育の先生はミーアキャットさんが担当する事にしました。ゾウさんとカバさんとキリンさんは、運動場をいつでも使えるように管理します。
学校は小さな子供のためですので、ゾウさんやカバさんやキリンさんの子供も教室に入れます。そして、先生による勉強が始まりました。

また、クリスマスとお正月のお祝いも、集会場に子供達を全員集めて、歌や踊りをして楽しみました。もちろん、歌と踊りの先生はミーアキャットさんで、ピョンピョン、ピョンピョンと上手に飛び跳ねました。
ゾウさんとカバさんの子供も飛び跳ねましたが、足は床に着いたままです。でも、すごく楽しそうでした。
いつもボーとしていておとなしいカピバラさんもチンパンジーさんと一緒にピョンピョンと飛び跳ねました。
みんなダンスが上手でしたが、ナマケモノさんは跳べないので、歌だけ参加しました。


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