小川の近くで
「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」
と聞こえてくる。
「だぁれ?」
声は聞こえるけれど、だれが呼んでいるのか判らない。
「だぁれ?」
「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」
「あれっ、川の水君かな?」
「そうだよ、ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」
「なぁに、川の中で一緒に遊ぶの? 海水パンツを持ってくるから待っててね。」
「海水パンツになったから川に入るよ。」
僕は川の中で水に押してもらった。
「たのしいな、たのしいな。」
僕の足の下の土の中から
「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」
と聞こえてくる。
「だぁれ?」
モグラ君かな?
「なぁに、僕は土の中には入れないよ。」
「えっ、モグラ君は昼間は眩しくて外に出られないから、夜になったらジャンケンをして遊うよ、だって。ダメだよ、僕は夜は家に帰らなければいけないんだ。だから今ジャンケンをしようよ。モグラ君は土の中から手だけ出せばいいんだよ。ジャンケンポン、僕はチョキだけどモグラ君はパーだから僕の勝ちだよ。そうか、モグラ君はパーしか出せないんだ。」
空から
「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」
と聞こえてくる。
「だぁれ?」
そうか、空の上の雲君だ。
「なぁに、雲君の背中に乗せてくれるの? ダメだよ、僕は重たいから乗れないよ。雲君が空に何か絵を書いてよ。わっ、おいしそうな綿菓子とドーナッツだね。それに、飛行機雲もきれいだね。」
「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」
と聞こえてくる。
「だぁれ?」
声は聞こえるけれど、だれが呼んでいるのか判らない。
「だぁれ?」
「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」
「あれっ、川の水君かな?」
「そうだよ、ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」
「なぁに、川の中で一緒に遊ぶの? 海水パンツを持ってくるから待っててね。」
「海水パンツになったから川に入るよ。」
僕は川の中で水に押してもらった。
「たのしいな、たのしいな。」
僕の足の下の土の中から
「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」
と聞こえてくる。
「だぁれ?」
モグラ君かな?
「なぁに、僕は土の中には入れないよ。」
「えっ、モグラ君は昼間は眩しくて外に出られないから、夜になったらジャンケンをして遊うよ、だって。ダメだよ、僕は夜は家に帰らなければいけないんだ。だから今ジャンケンをしようよ。モグラ君は土の中から手だけ出せばいいんだよ。ジャンケンポン、僕はチョキだけどモグラ君はパーだから僕の勝ちだよ。そうか、モグラ君はパーしか出せないんだ。」
空から
「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」
と聞こえてくる。
「だぁれ?」
そうか、空の上の雲君だ。
「なぁに、雲君の背中に乗せてくれるの? ダメだよ、僕は重たいから乗れないよ。雲君が空に何か絵を書いてよ。わっ、おいしそうな綿菓子とドーナッツだね。それに、飛行機雲もきれいだね。」