コナンくんちってお金持ち！？

突然ですが・・・
この時まで、ワタクシ、コナンはすべての能力が同い年の子より劣っていると思っていました

進級してすぐの頃、年中さんはお散歩がてら、保育参観で使う小麦粉粘土の材料を買いに
近くのスーパーまで行ったそうです。
お買い物を体験するためです

スーパーの入口を入ってすぐの所にちょっと広めのスペースがあって、
先生がみんなにこれからお買い物をすることを伝えました。
「みんなぁ　お買い物はお金で買うことができます。
では、これはいくらでしょう？」
と千円札を出したら、数人がせんえ～んと答えたそうです。
次に、五千円札を出して「これはいくらでしょう？」と聞いたら、ごせんえ～ん　とコナンだけが答え、
続く一万円札もコナンだけがいちまんえ～んと答えたそうです
ちなみに、ワタクシ、コナンにお金の種類なんて教えたことはありません。
ワタクシの買い物に同行しているうちに、数字大好き　コナン　自然と覚えたのでしょう。
一万円札まで答えられたコナンをクラスメートが「すごぉ～い　コナンくん」と褒めたそうです
コナン、得意げな顔をしていたとか・・・（笑）
その後、小麦粉売り場のところまで行くと、クラスメートが商品の値札を見ては
「コナンくん、これ、いくら？」と聞き、コナンが答えていたそうです。
すっかり嬉しくなったコナン
帰りは一人で一生懸命小麦粉の袋を持って、帰ってきたとか・・・
先生からその話を聞いて、「えっ　みんなおかねの種類って、知らないの」
と驚きました。
ただ今、年中のジナン。お金の種類なんて全然分かっていません
ジナンを見て、「コナンってすごかったんだ」と驚いている次第です
子どもの能力を過小評価していたダメハハです

さて、買い物に行った翌週、保育参観がありました。
年中さんのお部屋に入ってみれば・・・教室の壁には、みんなの絵が・・・
お題は『ボクの顔　ワタシの顔』でした。
コナンは人の顔なんて書かないゾと思ったワタクシの目に飛び込んできたのは・・・
時計の絵・・・

いや、確かにコナンの作品なんだけど、いいのかな？これで？？？なんて思っていると、
クラスのママさんに、「コナンくんって、時計の絵を描くのが好きだよね。いつも描いているよね」
と言われて「あ、あぁ・・・　今、時計にハマッているの」
と答えるのがやっとでした。心の中で「絵ってこれしか描けないんだよ」
と答えていました。
この時はまだカミングアウトしていなかったので、時計の絵を描いたワケを言えませんでした

そんな中、参観が始まりました。
先生が園児たちに語りかけます。
「先週、スーパーに小麦粉を買いに行きましたね　小麦粉っていくらしたか覚えてる？」
シーーーン
すると、女の子が「コナンくんに聞いたら、分かるよ」と言いました。
先生が「そっか　じゃ、コナンくんに聞いてみよっか」
と言って、コナンに聞くとコナンきょとんとしています
「忘れちゃったかな？」と聞かれると、コクンとうなずくコナン。
残念　いいところを見れなかった・・・

でも、この時、クラスの子が「コナンくんに聞いたら、分かるよ」と言ってくれたことが
クラスのみんなにコナンが受け入れられているようで、とても嬉しかったのです

さて、参観が終わり、保護者が廊下にゾロゾロ出て行くと、クラスのＮくんが
ワタクシのところへやってきて、聞きました。
「コナンくんちってお金持ちなの？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

なんで？？？　と思いつつ、
「う～ん　お金持ちかそうじゃないかって聞かれたら、
残念ながら、お金持ちじゃないのよ　なんで、そんなこと聞くの？」
すると、Ｎくんがこう答えました。
「だって、コナンくん。色んなお金の種類知ってるんだもん　
おうちにお金がいっぱいあるからでしょう？」

おぉ～っ　子供の発想って、なんてスバラシイの
と感心したワタクシでございます

クラスメートにコナンの出来るところを認めてもらっている、と分かった
嬉しい保育参観のはにかんでしまう思い出です　　








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