ご褒美目当てに頑張る！！

長丁場の個人懇談を終えて、帰宅したワタクシ。

部屋で遊んでいたジナンに「ジナンくん、ちょっといらっしゃい」と声を掛け、
リビングにやってきたジナンに「ここにお座りなさい。」と言って、座らせました。

ナニを言われるのか、と怪訝そうなジナン
「今日、学校で先生とお話してきたよ。ジナン、授業を受けないで図書室にずっとおるんやって？
授業中はクラスにおらなあかんのに、なんで、図書室に行くの？ワケがあるなら教えてよ。」
と聞くも、ジナン、無言

「ジナンが上靴のサイズが合わへん、言うから、新しい上靴を買ったのに、一度も履いてないんやって？
なんでなん？」
下を向いてモジモジする、ジナン。

「体育の授業も、受けてないんやって？体操服にも着替えてないらしいやん。」
・・・・・（ジナン）
「来週のマラソン大会、ぶっつけ本番になるけど、本番は、ちゃんと走れるよね？」
ワタクシの強い押しに押されたのか、しぶしぶうなずくジナン。
「それじゃ、お母さんと指きりしよう」
そして、指切りをしました。
指切りげんまん、ウソついたら、サンタさんにプレゼント頼んであ～げない
ジナン、目が点　針千本飲まされるより、効果があるでしょ？

更に、ワタクシ、続けます。
「ジナンがどうしたら、授業中、クラスに居続けることが出来るのか。
どうしたら、上靴を履いて、生活できるようになるのか、先生とお母さんがお話して、決まりを作りました。
ジナンには、1日1時間で良いので、授業中クラスにいること。
足が怪我しないよう、安全を守るため、上靴を履くこと。
この２つをこれからジナンに頑張ってやってもらいます。
先生が表を作って、出来たら○を付けてくれます。
1週間、○がず～っと付いたら、ご褒美をあげます。
ご褒美はそうね、う～ん、う～ん・・・」
かなり、迷ったのですが（実は、コレをご褒美にあまりしたくなかった）、頑張れるご褒美にすべく、
「ご褒美は・・・、1週間、頑張って○がず～っと付いたら、
土曜日に好きなおやつを1個買って良いです」

ジナンの目が、キラ～ンと光りました

「ジナン、ご褒美を目当てに、授業を受けるのと上靴履くのを、頑張れる？」
と聞くと、首を縦に振る、ジナン。

「○が1個でも付かへんかったら、ご褒美は、ないよ。だから、毎日、頑張らなあかんのやで。」
と言うと、首を縦に振る、ジナン。

おやつはいつも、スーパーで特売の、安～いスナック菓子などを与えているので、
それが自分で好きなおやつを選べる、というワケです。
食べ物で釣るようで、イヤだったんですが、最も効果のあるもの、と考えると、コレになってしまいました

後は、図工の時間に粘土作品を作らなかったので、軍手を持たせるのを条件に、作品をしあげることも約束しました。

その後、ジナン、
『○○はいくら？　△△はいくら？　□□やったら、安いし、10個買っていい』と質問責め。
って言うか、1週間授業を受けられるかどーかアヤシイのに、取らぬ狸しちゃってどーする

俄然、やる気を出したジナン。
昨日も今日も、上靴を履き、1時間どころか全授業教室の中にいたらしいです。
おそるべし　おやつ効果　ご褒美作戦

1～2週間で飽きて、元の状態に戻ったりして～

長続きして、そしていつかはご褒美がなくても、授業を受けて、
上靴を履いて生活出来るようになっていますように・・・








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