・・・ああ。
もう早朝といっていい時間ですね。
皆さんお早う御座います。
私はいま、青森にいます。
今年の雪は凄いです。
なんでしょうねえ・・・やはり、文章を書くという行為は不思議と真夜中から払暁にかけてはかどるんですね。
私だけなんでしょうか。
ま、仕事は9時5時がよろしい。と仰る方も、もちろんいらっしゃるでしょう。
でも私は何故か昼間は集中できない。
日中フルタイムで仕事を持っていたときでさえ、文章を書くとなると真夜中でした。
昼間は外も自分もざわついてるんですね。
深夜は街も静まりますし、自分の内部も森閑とするんです。
よく、テレビやラジオをつけたまま原稿を書くという方がいるんですが、私にはとても考えられません。
私は子供の頃から“ながら”作業ができない人間でして、
「読むときは読む!」
「書くときは書く!」
「見るときは見る!」
といった習性の持ち主なのです。
だからねえ、たくさんの人や物が活動している昼間は集中できないんですよ。
それともうひとつ。
昨夜、私の部屋に編集Sが来たのですが、パソコンに向かう私を見るなり
「楽しそうですねー」
と言うわけです。
というのはですね、原稿を書いているときの私は、とにかく手の届くところに必要なものがすぐ使える状態で置かれてないと、落ち着かないんですね。
コピー資料。辞書。ボールペン。
メモ。参考書籍。地図。事典。
お茶。ティッシュ。タバコ。鉛筆。
灰皿。ライター。電話。サインペン。ゴミ箱。
こういったものがぐちゃ~っと、私の周りに丸く散乱している。
それだけでなく、私には仕事をする場所と休憩する場所のけじめがまったく無い。
つまり、必要なものに取り囲まれ、引っ繰り返したミカン箱の上に置いたパソコンと対峙する私が居るのは布団の上なんですね。
その姿を見て編集Sは楽しそうだと言う。
ま、締切りとか関係ないことでこうしてれば、そりゃ楽しいですがね。
なんでしょうねえ・・・隣の部屋は広いし、フローリングだし、テーブルもテレビもあって、一見居心地は良さそうなんですよね。
でもねえ、狭くて煤けた4畳半でも、布団が敷いてある部屋の方が落ち着くんですよ。布団の上がいいんですね。
私の体の周りには常に、原稿を書くのに必要な諸々のものと、布団と枕があるんです。