19日の土曜日に『関越トンネル探険ツアー』に参加してきました。
土樽パーキングエリアから避難路を走ること15分くらい。
谷川地下換気所の入口まで来ました。
ツアー参加者はワゴンタクシー5台に分乗です。
コレがろ過される前の『六年水』、谷川岳パーキングエリアで汲める水の大元です。この水は防火用にも使われているそうです。
ネクスコの方「関越トンネルの横を新幹線の大清水トンネルが走ってます。JRさんはそこから出た水をAQUAとして売ってます。関越道の谷川岳の六年水は汲み放題。横を走ってる訳ですから出てくる水はおんなじなんです。何が言いたいか、わかっていただけますよね?」
確かにそうだ!笑ってしまいました😄トンネルのなかは10℃、寒い。。。
六年水の先に貯水タンクがあって、分岐すると電気室があって換気室があって送風路があって…
※気になる方は「谷川地下換気所」で検索
関越トンネル、走行車線側は東京電力、追越車線側は東北電力の電気で照明が点いてるんですって。
こんな風に電気の装置が並んでいる訳ですが、これらは東京電力用で…
東北電力用にはまた別の電気室があるんですって!
電気室を抜けた所にあるのが換気室。
青いのが送風機で白いのが排風機。
このでかいのが送風機。送風機なので新鮮な空気をトンネルの中に送っている訳ですから、今いる所から向こうへ向かって風が流れているので、人間が吸い込まれない為にフェンスがしてあるんですって。全力でファンが回ると風速20メートル以上になるそうで、もちろん立ってられないそうです。
送風路から振り返って送風機を見たところ
少し進むとこんな感じ。トンネルの真ん中で半分に分けるように壁があると思ってください。こちら側がトンネルにキレイな空気を取り込む送風路。で、壁の向こうはトンネル内の汚い空気を外へ吐き出す排気路。同じ構造だけど壁の向こう側は真っ黒なんだそうです。
こちら通風塔の真横にある螺旋階段。元々は通風塔建設用のエレベーターが設置されてたそうですが、役目が終わって点検用の階段にしたそうで。この階段を20分ほど上がると谷川岳の山腹に出られるそうで、ご時世じゃなければこのツアーではこの階段を上まであがるのがメインイベントなんだそうです。
螺旋階段を見上げるとこんな。上はまったくもって見えません。この隣にある通風塔の真下からは見上げると明かりが見えました。
見学を終えて避難路を群馬県側まで進みました。
下り線のトンネル入口と…
上り線の出口の間のこの場所で…
みなさんで記念撮影して終了です。
このあと土樽パーキングエリアまで下り線を走って連れてってもらって解散となりました。
で、土樽のパーキングの上り線に車を停めた私たちはどうしたか?というと、「危険物積載車退出路」を逆走して連れてってもらうというオプション付きでした!
終わったあとはトンネルを越えて向こう側へ。谷川岳パーキングエリアで水汲んでもつ煮食べて、水上インターで逆戻りしておうちへ帰りました。
いやぁ、見るもの全てが新鮮でとても楽しかった!そして、あんな構造物を谷川岳の地中深くに作ってしまう人間のすごさと、アレだけの長大トンネルを安全に走れるのにはしっかりとした裏側があるからだというのを知ることができました。
また機会があったら是非とも参加してみたくなりました!