窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

雪は降りませんが、寒気はしっかり

2019-12-02 15:46:19 | 根室の風景

とうとう12月。温かな冬かなと思っていたら大陸から真冬並みの寒気が降りて

来ました。このところマイナス5℃から10℃の最低気温が続き、じわじわ大地に

浸み込んできてます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

       ★  雪は降りませんが、寒気はしっかり  ★

大地が凍りだすと準備万端。いつ雪が降ってもすぐに積雪してきます。今はまだ

冬枯れの景色ですが、いったん降れば真っ白な明るい世界に変身します。

暗から明の大転換期なのです。

遠くの知床連山の山並みはすでに白くなりつつありますが、さらに真っ白に

なるのは時間の問題です。どっしりとした海別岳、羅臼岳から硫黄山まで続く

連山中央の帽子をかぶった風景もすぐに全身真っ白になってしまいます。

左側から羅臼岳、三ツ峰、サシルイ岳、オッカバケ岳、南岳、知円別岳、硫黄山

道路には防雪柵が整いました。強風で運ばれる地吹雪を止めて、道路が埋まら

ないようにするミルクロードにとり大切な柵です。

そして、野付湾も凍り始めました。流れ込む茶志骨川の河口は薄氷が川面一面

に張ってます。満潮と干潮での上下で顔降りが割れたり、張ったりの繰り返しで

凸凹になっています。

やがて氷が重なるようにして厚くなり、がっちりした分厚い氷が張ってきます。

汽水域で上層を流れる真水が凍りだすと湾内に氷の平原が広がって行きます。

壮大な氷の平原です。

        右上の雪をかぶっているのが斜里岳