オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

日本の島国も猿のトンチキ大騒動

2023-12-18 11:17:57 | 銀座の周旋屋

 

 

 あちこちで介護に精を出している中で、都心の一戸建てに独り暮らししている身内の老婆が、眩暈が良くなったり悪くなったりを繰り返して、いろんな治療をやらせているが、治らない。

 本人が運動音痴のために、身体のことが解ってない。

 医者や病院や薬で治るモノとは違って、健全な老いについての理解がまるでない。

 健康的に老いて行き、自然に逝く、この知識と解釈が乏し過ぎるから、急速に衰えて行く老いに対応が出来ず、気持ちも萎えてしまい、安楽死したいとほざいてる。

 その子供たちは? 本人が安楽死したいと言ってるくらいだから、そのまんま放っているようなもんで、そこへ義理の息子の俺が・・・応援しているから、頑張ってみようよ・・・と、連れ出していろんな話をしたり、買い物に付き合ったり、前期高齢者になってる年長者として、動き回っている。

 やる気が無いのではなく、やる気を起こさせないまわりの親族に問題がある。

 遺産や財産だけ貰えれば、それで良いんだとさ、仕事柄そんな親族と孤独死する高齢者は嫌というほど見て来てる。

 駄目親であっても仮にでも、自分を産み育てて情を通わせてくれた親であっても、それぞれの仕事や家庭のことが忙しいと、放置してしまう現代社会には、疑問ばかりだな。

 忙しいのは皆おなじで、では仕事を終えて酒でも飲んでる時間は? あってもなくても良いような我欲の時間は? メディアに振り回されている消費娯楽の時間は? おなじような安楽死を考える老後しか、あんたにも残されないだろう。

 そんな子や孫に育ててしまったのは、高齢者自身だが、子や孫がそれを改革しないでおなじように生きて居れば、家はじきに猿の巣窟。

 介護とは、たしかにキリがないことだ。

 どこまでやれば良いのか? その疑問は各々で違う。

 だからといってナニもせず、知識もなく機転も利かず動けない高齢者を放置しておくことは、子や孫として後悔しないことなのか?

 葬式でもっともらしく泣き崩れてる後悔者やお調子者の惨めな猿芝居は腐るほど見て来てる。

 俺は自分自身が後悔しない生き方を65年続けている。

 ここまではやるが、これ以上はやらないという判断も出来る。

 そのくらいは、皆さんもやるべきだとは思うが、あんまりね、俺のやってることが過保護に見えてしまうような殺伐とした社会では、この国はお先は真っ暗だろうな。

 当たり前のことを、やってるだけ。

 

 日銀の総裁に米FRBのサイボーグ、植田総裁が就任して、アベノミクスの終了となった。

 次は金融緩和から引き締めへ、マイナス金利とかゼロ金利とか、日本を玩具にして来た経済政策が転換されて行く。

 不動産バブル崩壊の引き金にもなった総量規制みたいなことはないだろうが、ただ利上げと言っても、微々たるもんだろうし、道筋は作るんだろう。

 米国FRBが利下げしてからの話だろうがね。

 米ドルが世界覇権の基軸通貨ではなくなっても、地獄の底までくっ付いて行きますご主人様!と、粛々と貢ぎ続けて言われるがまんまの自閉の道を行く。

 これはEU諸国でも日本とおなじで、米・英によって世界分裂後も反BRICSの対決軸で隷属させられる流れに乗せられているが、西洋の国々はBRICS諸国から安い資源を手に入れることが出来ず、米・英自体が衰退一途と明らかになればそれも変わってくるだろう。

 お

 ゼレンスキーがバイデンに資金の支援増額を要求すると、なぜか同時期に日本の自衛隊は米国製の兵器を買っていたり、米国債を買って日銀が為替を弄ったりしているのが恒例だが、今に始まった訳でもなく、北朝鮮がミサイルを打ち上げても、なぜかすぐに日本は米国製の兵器を買って、政府・日銀は連動して動いている。

 猿の国ではワンパターンなメディア煽動でも、消費者は雪崩をうって行き先を絞られて、餌に群がる鯉のように、痴呆な口をパクパクしてる。

 まずメディアが一斉に一方的に恐怖を煽り、緊急事態・速報を流し、政府は厳しい態度で憂慮を囁いて、断固とした独り言を呟くと、決まって米国製の兵器を買うニュースが流れて来る。

 国民にセールスの流れの正当性・妥当性を、先に恐怖を煽って洗脳するにしても、昭和の頃からだから、狼少年も高齢化して猿芝居にも認知が入って、見当違い自画自賛で終わってるだろ。

 効き目がなくなれば、たまに実際の被害を与えて恐怖を植え付けて、繰り返す。

 今どき流行らないようなメンドクサイ猿芝居などやらずに、米国は金が無いから、植民地の日本は代わりに金を出せ! と言えば解りやすいのに、昭和の頃から間抜けな三文芝居に日米政府は役者を揃え、無駄な演出・費用を浪費している。

 在日米軍の意味は島国防衛ではなくなっており、詐欺や強奪をやりやすくする為の脅し仁王様、今や米国は国力衰退・国内分裂の危機なのに、もっと合理的なオレオレ詐欺の時代に、アナログ思考の乱暴者なんて採算は合う訳がない。

 体裁を繕い、見てくれを意識して、ストーリーに酔うのは勝手だか、紳士的なスリ・強盗というだけの話で、惨めな舞台裏まで丸見えになってるだろう。

 ところが国民・消費者の側も、誰やらが誰やらを公開論破したとか、トークでトークをやっつけたとか、インチキメディアを味方につけて、サクラやヤラセのオンパレード、いつまで幼稚な見世物を続けてんのかね?

 薄暗いマジックバーで、上手なマジックを見てるほうが余程に後味は良いよ。

 そんな場でも、相変わらずに間抜けな顔してホ〜ホ〜と引っ掛かってる猿の衆を見ている方が愉快なのは、昭和の頃からの俺の立ち位置。

 しかしね〜、オツムの中身は巨乳整形用のジェルでも入ってんのかね?

 BRICSが動き出したのは、そんな猿芝居を延々と続ける米・英のタネ明かし、俺とおなじでシラケた目で見据えているから、イカサマ・手口の劣化と幼児化が暴露されてしまえば、全てはご破産だろうな。

 ハリウッドとNASAの役目も終わっただろう。

 統治という洗脳から、集団催眠、愚民化政策、趣味嗜好も選択肢というバラエティーから選ばせて、大量生産したバラエティーをコンビニの棚に並べるだけ。

 多極化コーナーだとか、個人主義コーナーだとか、民主主義コーナーだとか、同性愛コーナーや結婚しないコーナーだとか、お笑い選択肢から皆さんはチョイスするだけで、特別スペシャルな選ばれた人になれるんだとさ。

 俺が日常に笑い転げている原因は、そこにもある。

 もっと色んな笑いのネタはあるがね。

 澄まして一張羅で着飾って、皆さんは鹿鳴館・社交界にお出掛けされてますわ。

 ハリボテの家・基地からブランドで武装して、高級外車に乗り、何処の猿の戦場にお出掛けするの?

 豊かさや自由自在さや人間らしさというものは、猿芝居の舞台には無いのよ。

 そう、そこは猿の舞台だから、俺は生涯中には入ることもないが、食い扶持作りの時だけお邪魔してる感覚。

 狩猟の民、行商人、定住農耕民族ではないのに、銀座で30年、屋台を出す場は固定してしまってるさ。

 日本一、高い商売ができるからさ。

 ここで創業したのも、銀座でダメだったとなれば満足だから、そんだけのことさ。

 別に銀座や青山で商売を40年以上もやっていたって、それ以外にはナニも興味は無いし、なんかしたいとも思わない。

 稼いだら、とっとと山や海へと出掛けている。

 

 さ、年末だからと忙しないが、俺はのんびりと暮らしている。

 無能な岸田を退陣させたかったチンチクリンな売国奴な連中が、逆に裏金騒動で先に退陣させられて行ってる。

 岸田は対米従属の政・官・メディアあげてのドサクサ騒動のおかげで、首の皮一枚残してもらった訳だ。

 アメリカに振り回されてるだけの騒動だが、表向きはBRICS寄りに動いていた安倍派・二階派の粛清になっているから、岸田の支持率はメディア報道では上がって行く流れだろうが、これはアメリカの意向、ということさ。

 答えが先に在りきの、いつものアメリカ様の言うがまんま。

 一人前に近隣諸国との交渉事では、日本は日本はと偉そうな国内向け報道は多くとも、結局はただの植民地、自画自賛だけで30年以上、国民の給料も変わらない哀れな島国さ。

 吉本の喜劇か? というような日本の政治の猿芝居ばかりだが、岸田は米軍の代わりに自衛隊を、先制攻撃隊へと変えようとしている。

 親分アメリカのおかげで岸田は居座り、ついでに政・官・民の要所に入り込んでいた旧統一教会のいろんな別動隊は民間も含めて完全に殲滅される流れだ。

 まだまだ猿の島国はアメリカの指図通りに動いている証拠。

 北朝鮮からミサイルが飛んで、アメリカは先に仕掛けるための軍備が必要だと、ウクライナでも通用しない兵器を売りつけてくる。

 アホウかいな、安保かいな。

 

 群馬の豪農の86歳になるお爺さんが、またまた昨日は大量に採れたて野菜を運んで来てくれている。

 今年の夏は、暑かったからな~。

 


生きる神々は、宗教に拠らず笑う

2023-12-15 10:37:22 | 神々の話

 

 

 アルカイダだとかイスラム国の過激派は米・英が支援育成した組織だったし、ウクライナの過激派極右も米・英が育てた組織だし、いま交戦しているハマスの過激派やイスラエル国内の過激派シオニストも、実は米・英が仕組んで育成支援した組織ばかりだ。

 規律の取れた軍隊ではないそれぞれの組織の内部は複雑な利害関係に絡みまくっていて、すべてがそうだとは言えないのが現実。

 殺し合いをやってる現場なんて、相当な洗脳でもない限りはそんなもんだ。

 そのために宗教は素敵で優しい教義を広めてノホホンとした安穏を演出する。

 ネタニヤフはイスラエルの内部に蔓延る過激派シオニストを排除したい、ハマスはその手助けをしている、とも言える動きになっている。

 ところが世界的な資産家や財産家・大企業経営者などは、そのシオニストを支援する側にいたりする。

 国連の停戦協議では、米国は拒否、英国は棄権していた。

 自分たちが混乱の元凶となっている以上、そういう立場しか取れない。

 もともと英国は中東全域を植民地として利権独占して身勝手なことを続けて来た。

 欧州はその分け前をもらっていた。

 そのド真ん中にイスラエル・シオニストの国の建国の後押しをしたのは英国であり、その英国に追従したのが米国、前世界覇権国と現世界覇権国が中東に火種を置き続け、米国はそのシオニスト等に逆に政治や社会も押さえられているのが現状だった。

 パレスチナがどうこうではなく、英国と米国が元凶、その傀儡が悪者になっているということは、良い悪いではなく、世界の趨勢が解る訳だ。

 なぜ今? こんなことを? もっと色んな意味がある訳だが、日本のメディアの報道だけでは、お先は真っ暗闇でナニも見えない。

 英・米が支援育成する過激派の原動力は麻薬とアルコール、中毒変質者の欲望を満たす餌、お決まりの人工肥料だけ。

 見方を変えれば、世界が新しいBRICSの時代に向かう時、世界中の近隣諸国を常に争わせる敵対緊張状態に置いておけば、双方に軍備や兵器を売れるし、他の新しい支配者は生まれ難く、上から双方を管理統治できるし、猿芝居でしかない米・英・バチカンの差配で仲直りさせたり再戦を始めさせたり、それを利用して利権を貪り、金融経済の先付ギャンブルでインチキ大儲けをしていた訳だ。

 時代は急速に変わり、ドルを排除した経済圏が出来上がって来ると、米英には経済的な余裕がなくなってきた。

 基軸通貨国の米国は、基軸通貨のドルをどれだけ刷っても間に合わず、どれだけ刷ったかも解らないような状況になっている。

 そこでウクライナ極右をロシアと戦わせたり、アフリカで内戦を起こさせたり、育ててコントロールしていた連中に利用価値がなくなり、挙げ句に支援救済をもっともっととスネをかじられ、邪魔な足手まといになってしまってるから、無理を承知の自爆破壊をアチコチで始めている。

 用無しになった中毒変質者の組織を壊滅させるために、自分たちの手は汚さずに、ロシアにそれをやらせているようなものだ。

 中毒患者は更生させるよりも戦場で使い切る方が無駄が無いし、そこで一緒に大事な負債の書類も破壊し燃やせる。

 今後は、中国がロシア・BRICS諸国と共に全てを平和に収めるにはまだ時期尚早で、無意味に兵器と市民の命を巻き込んで、作られた悪魔達が自爆し弱り減るのをただただ待っている。

 世界支配なんてキレイゴトの夢物語は、早晩に粉々に成り果ててしまっただろう。

 いまは米・英・欧・バチカンなどが、夢の痕をキレイにお掃除を始めているという景色になっている。

 すでに世界の資源国・後進国群はBRICSの周辺に寄り添っている。

 米・英・欧の植民地として搾取され残酷な奴隷・人身売買などをされ続けて来た国々は立ち上がって、平和裏にそれを進めて行ってる。

 米・英の植民地として東洋で孤立している島国日本は、相変わらずに植民地として優等生を気取っているが、恥ずかしい話だ。

 旧統一教会や関連団体の日本会議なんて組織も、多方面から狙われている。

 今後に邪魔な存在は、対立する者どうしでも、その対立軸ごとまとめて解体消されて行くしかない。

 そう考えると、米・英や中国・ロシアは、中枢では意が通じ合っている。

 シオニストと、旧統一教会、どちらにもヘイコラするしかない、植民地癖が永遠に抜けないマゾ日本。

 もっと残念なのは、膿を出し切る為に他の部位の膿を使っている。

 その中には有能な人材もいるだろうが、組織とはそんなもんさ。

 そう考えると、俺なんかは変人奇人ではなくって、もっともまともな立場になっていってるようでもあり、大笑いだ。

 

 ここに来て50~60歳代の独身で生きて来た女性たちのいろんなご相談が増えているが、紹介の紹介、口コミで拡がっているようだ。

 老後を考えると、これからの日本がどうなるのか? をしっかり見誤らないように把握しておかなければいけない。

 今がどうなってるのか? 日本はどうなるのか? 世界が大きく変わってきていることは解るが? その未来の日本で、自分はどう生きて居れば良いのか??

 自分たちが動けなくなり、認知や障害を負い、病になった時に、どう対応するのか? 子供のいない人たちは、真剣過ぎるほどに真剣に、冷静に社会を眺めている。

 ただ、少子化で子供がいても、それをネタにしたロクでもない極潰し・脛カジリの子供らばかりでは、おなじことさ。

 相続など出来ない法律でも作れば、俺も笑ってもっと国は健康になるだろうがね、訳アリの抵抗勢力が多すぎて、無理だろうな。

 その今を生きている価値観は、残念ながらすでに変えることの出来ない硬化を始めており、その原型は、昭和の時代の親や爺婆から教えられた時代錯誤の骨董品ではある。

 俺はことごとく破壊して、自分で作り直して生きて来たが、その子供時代以降の従順な優等生だった生き方が、今になって皆さんには邪魔になってしまってる。

 それが解ってもいるから変えたいが、もはや出来ないと諦めている。

 ならばせめて自分の最後まで、惨めなことにならないようにと、真剣に考えている。

 間違えている・騙されていたと気が付いてはいても、群れの中で味わう平穏と調和に身をまかせ、流されて来たことが、老いて不安と恐怖と諦めに変化して来ている。

 人間は、生まれる時と死ぬ時は、たった独りでいる。

 それを寂しい孤独と捉えるのか、最高の幸せと捉えるのかは、いま、どう生きて居るかで真反対のことになる。

 不動産の相談に来て、そんな生き方や病や介護や闘病や、愛や恋やの話になって行くのは、周旋屋稼業のオモシロイところだが、俺はそれが大好きな仕事になっている。

 宗教家やら、哲学者でもなく、下世話な言葉や会話で話しながら、お花に水を撒いているような感じだろう。

 笑っていたい、笑っていれば贅沢なんていらない。

 笑って生きてゆくためには、どうすれば良いの? それをいつもお答えしている。

 俺の激しくも普通でない実際に生きて来た話で、答えを探してご覧? とやっている。

 まず、女として生まれて、子を産むために健康なオスを選ぶことをしなかった人生を振り返る。

 楽とゼニカネが秤になって、誤った道を歩いてしまった。

 生き物として、最大の自然な欲求を満たさなかったということは、その後の心身には空洞が残っている。

 すでに地球上にいる獣としては、異質な生を歩いている。

 地球上に生きる生命を持つ動・植物は、常に生殖を繰り返して環境に適応して来た。

 余計な人工のモノには頼らず、自然に地球や宇宙の変化に対応して来た。

 人間が作ってるモノなんて、所詮は地球上にあるモノを使って色を変え、形を変え、楽しようとする根拠だけで変化させてる玩具遊びみたいなもんで、最後は自爆する。

 地球や宇宙は残り、人間だけが絶滅するか、強い種だけが生き残る。

 よ~く考えてみようか。

 俺はオスとして、こう生きて来た、それは俺にしか出来なかったことで、それぞれは個々人でまた自由に生きて行けば良いことさ。

 絶滅する種は、絶滅しなければいけない自然では無い価値観を持って生きて居るということになる。

 自然で健康なものだけが、生き残り、種を増やして行くのが、自然の摂理だ。

 別段に、絶滅危惧種であっても、群れに迷惑をかけるのでなければ、自在に生きて良いということでもある。

 

 自営の周旋屋を長くやっていると、独自のバブルを膨らませることもあるが、最初のバブルの時に感じた違和感がその後もずっと続いていて、儲け過ぎるとまわりの人間が寄り掛かってきて勘違いを始め、それぞれの日常で手を抜くことになるだろうと考えて、だから儲けたら俺がそこで手を抜いて、皆をコントロールすることにしている。

 身勝手な欲望の発散をしている訳ではなくて、自腹をきって関わり合った人たちの日常に手を貸し知恵を貸しての時間に変えている。

 儲けても、山あり谷ありが一番に健康で過ごせる訳で、良い時もあれば悪い時もある。

 まわりを見ていても儲け過ぎると家庭がバラバラになっていたり、ロクな日常になっていないのをたくさん見ていると、これで良いのだと笑っている。

 貧しい者は、とことん儲けようとして、その後はガタガタな老後になっている。

 勝つこともなく、負けることもない中庸という奴が、結局は人間には自然で健康な日常を送れる訳だ。

 偉そうなことだが、俺自身もその方がメリハリがついて稼業に集中出来るのもある。

 自営を長く続けるコツは、すべてがそういうことなんだろうと想っている。

 30年前に自分で書いた色紙は色褪せてしまってるが、こう書いてある。

 ・・・喰いきれない魚まで馬鹿みたいに獲ることはせず、足りるだけ獲れば、今日の仕事の終わりとする・・・

 その通りに生きて来た。

 

 


ナニからナニまで無知の貴方任せ

2023-12-13 11:47:12 | 地球と生きる

 

 

 奥山に入ると、どこの地域でも・・・熊出没注意!!・・・という看板が建っている。

 マムシ注意!! とか、スズメ蜂注意!! だとか、だけども・・・人間注意!!・・・という看板が一番に必要な現代社会なのに、街にすらナニも無い。

 勝手なもんだなと、オジサンは想ってる。

 奥山でも、自然の摂理を乱して汚して破壊しているのは、人間だけだぜ。

 

 今年は、やたらに訃報が多い。

 みなさんほんとの少ない身内でお葬式やらを終えて、納骨を終えてご連絡いただくことが多くなってるが、俺もそんな感じだから、場所だけ確認しておいて、お墓参りには行かせていただいている。

 生きて居る者の区切りとして、弔いをする。

 すでに故人はそこにはおらず、うろついているようだったら俺が背負い、週末に高い山の頂から、天に放り投げて差し上げる。

 いまさらコロナのせいだとかワクチンのせいだとかは言わないし、高齢化社会で誰しも訪れる終わりが来ているだけのことで、早いか遅いかは競うものでもない。

 それにしても、亡くなって行く話だけが増えている。

 

 それよりも、いつも故人が亡くなってから始まる骨肉の争い、惨めで哀れな猿の衆らしく、見ていて聞いていて開いた口が締まらなくなる。

 ゼニカネの奪い合いは、オツムが病んでる証拠、自分の生きる糧くらい自分で稼いで手にしろよ! と、親の住宅ローンまで肩代わりして完済してきた俺ならば、言いたくもなるがな。

 守銭奴・スネカジリは幼児な手練手管で隠してはいても、百戦錬磨のオジサンには、その醜い足元まで丸見えになっている。

 そういう話に首を突っ込むのが好きな周旋屋もいるが、俺はちょっとね。

 キレイゴトのオンパレード、自画自賛に優しさ押し売り、余計なお世話、こうやればこうなるという百円均一のマニュアルでもあるのかどうか、みな臭い芝居が始まって、お前らエエかげんにせいよ、故人が生きて居る時にはナニをやっていた? 大笑いだろう。

 俺みたいな自由人は、ときどきその通りのセリフを吐いて怒鳴っているが、自己弁護に後悔に言い訳タラタラ、惨めな猿がもっと哀れな姿になっている。

 一晩寝たら忘れるような破廉恥なオツムでは、大人社会では玩具にされて終わるさ。

 お幸せに、救われない地獄へと堕ちて行けばエエ。

 

 月曜日は去年亡くなったオヤジの1周忌で、婆さんがなんかしてやりたいというので当日に合同法要を申し込んでやった。

 合同墓だから法要も他の一人と四人の家族と三組一緒、良いもんだった。

 セコイ身内だけの褒め合いや見栄の張り合い・自己満足や、故人をネタにして久しぶりに集まった親戚親族の歓談の場になっていたのをガキの頃から鼻糞ほじくりながら眺めておったから、故人を供養するという、本題だけをキチンとしてやってると楽しかった。

 ・・・これからはこれだね~・・・婆さんも心底喜んでおったが、費用も今までの20分の1くらいだと言う。

 ・・・ならば毎年やってやるか? いろんな他の家族と一緒は愉しいもんだぜ・・・別に2周忌4周忌とは言わずに、供養ということでナニも問題はないんだよ。

 袖すり合うも他生の縁とは、こういうことを言うんだろうと話せば、嬉しそうに笑っていた。

 死んでまで、陰湿で狭い骨壺に重い墓石に拘束され、惨めな親族の我欲に捉われた猿芝居に使われて満足かい??

 俺はお先に、とっとと自由自在に自分の死後も決めてやってるがな。

 地球に還る、それだけのことよ。

 貧乏くさい、惨めったらしい、自分の死後にも貴方任せの無責任じゃ~ね、哀れなもんさ。

 

 仕事柄、若い時分から自然な死や、事故や事件に遭った死、自死、近年は孤独死などに関わることが多くなっており、腐った遺体や無残な遺体などの発見者にも何度もなっているが、死には違いなく、週末には高い山の頂に登り、天に還し続けている。

 その時は、キツイ山道を登りながら、この世に生まれ落ちて死ぬという話を、笑いながら語っているようなもんだ。

 自分自身にも、言い聞かせているようなことだ。

 身内の死ですら、すでに感情は動かず、感傷などナニもなく、淡々と、笑っている。

 当たり前のことが、当たり前に訪れてきてるだけのことで、特段にナニも無い。

 たまに大寺院や古く大きな神社で、坊主や神主と話をすることもあるが、別段のこともなく、完全に、モノの道理として理解が終わっている、そんな感じだ。

 

 自民党の安倍派がピンポイントで狙われているが、検察は米国向けのマリオネットか? という疑問も湧くくらい、岸田の懐までは入れないだろうし、入ろうともしないだろうが、見世物だな。

 こうやって時間稼ぎをして、米・英の側に従順な奴隷官僚や奴隷政治家たちは、旧統一教会勢力とともに延命を図ろうともがいているが、どうかな?

 政治と金は終らない話題だが、与・野党ともにある話だが、世界の趨勢によって叩かれて見せしめになる者や組織は、その時々で常に変化している。

 いつかは止めて変えなければいけないことを、ダラダラやってるから慢性化して、良い悪いの判断が狂い果ててしまってる。

 哀れ提灯、悪さしてもゼニカネ掴んだが勝ち?? 惨めったらしい淫乱守銭奴たちの、恥ずかしい痴態でしかない。

 特にその中でも、旧統一教会系の安倍派の守銭奴ぶりは醜いもので、コロナ騒動のドサクサでも暗躍凄まじかった。

 今でも与・野党政治家や官僚・役人、学術・芸術・経済界でも、芸能・メディアの世界にも、暗躍している旧統一教会系の守銭奴らはたくさんいる。

 これは米・英・欧の政界や経済界にも入り込んでいて、その排除は世界中で始まっており、日本でもそれは激しくなって行くだろう。

 解体を決めた政治家が手にした裏金が、解体を言われている宗教団体に流れていたら、こりゃ〜笑い話だろう。

 どうして良いのか解らない国民は上手いこと硬直してしまって、このまんま余計な動きはしないで良い子でいるのが正解だろう。

 だから岸田は退陣しないかな、しないというよりもさせないだろう、米・英の指図どおり日本のすべては決められている。

 安倍元総理を旧統一教会の内紛劇として抹殺した米・英が岸田を操って延命させ、それに乗じて旧統一教会の排除も始めている別の勢力もいる。

 BRICS寄りの連中が仕掛けている凄まじい勢いの足の引っ張りにもめげずに、どこまで頑張れるのか? 米・英の可愛い玩具の岸田は、ただただ操り人形として日本を操縦する。

 これは我が国の官僚や各官庁内の争いでもあり、自民党内や野党でも同じことが起きているが、米・英側や旧統一教会側は見境もなく抵抗するだけだろうから、お恥ずかしいスキャンダルは季節外れの花盛りになる。

 メディアもワザとらしい同情や罵倒を賑やかに浴びせるだけで、くだらない見世物・三文劇を、われわれは見せられている。

 色んな戦いが各方面でこんがらがって始まっているのは、世界の価値の大転換が進んでいる証拠でもある。

 俺はそんな奴らの迷い続ける魂には見向きもしない、みなまとめて地獄へ堕ちろや。

 


分割払い・クレジットに染まる脳

2023-12-11 11:39:27 | 銀座の周旋屋

 

 

 暖かい陽射しのなか、アウター類の防寒具はザックに入れたまんま、アンダーシャツと長袖だけで、2000mに満たない慣れた山を、大汗をかいて歩いて来た。

 体調がずっとイマイチ、山の空気を貰って、歩いた後の源泉入浴がメインでもあったから、時間を調整して昼前に、高速が空いてることを確認して出発した。

 出発前に、この月曜日が一周忌になる爺様を納骨散骨した大寺院にも顔を出しておいた。

 日が暮れてもヘッドライトは常備してあるし、無くても目を瞑ってでも歩ける山々だったから、ゆっくり誰にも会わない行程を辿った。

 1500mを超えたあたりから、落ち葉に埋もれた荒れた道には、しっかり霜柱が残っていたが、汗だくになっていた。

 下界はモヤって、想像どおり霞がかっていた。

 風もなく、獣たちの気配もなく、鳥すら啼いてなかった。

 広葉樹の森は葉が落ちて、明るく眺めも良かった。

 三つ目の頂で温かいコーヒーを沸かして飲み、辛い飯を喰って、身体の中からも汗をかくような感じだった。

 日が傾いていたが、飛行機雲をなぞって、のんびり過ごした。

 いい塩梅だった。

 何十年も見飽きているが、雪の載った富士山も、よく見えていたさ。

 いろんな下山道があったが、日陰の残雪が凍結していたら嫌だから、登った道を、落ち葉に埋もれながら、ゆっくり降りて来た。

 すぐに車のエンジンをかけて、これも真っ暗闇の慣れた曲がりくねった山道を、一時間くらい走って、好きな源泉に着いた。

 ゆっくり深呼吸を繰り返して、たっぷり浸かって来たさ。

 それから獣しかいないだろうマタマタ真っ暗闇の山道を一時間以上は走り、空いてる高速に乗り、渋滞もなく行って帰って来た。

 

 なぜ? 収入に余裕もなく、蓄えもロクに無いくせに、先付のクレジット・分割払いで金のかかる間抜けな消費生活に明け暮れて、メディアに踊らされて惨めな河原乞食になってるのか?

 金に余裕の無い者にかぎって見栄を張り、習慣を大事にして、オツムが歪み果てて勘違いしている。

 挙句に賃貸では勿体ないからと住宅ローンを組んで、結局は自分自身の自由を奪われてしまっている。

 その計算式やオツムの構造が、すでに洗脳された囚われの身なんだよ。

 幸せや充足の定義は、あなたの作って育てたものじゃなく、知らず知らずのうちにメディアに染めらて渡された囚人番号。

 クレジット生活に、先付の支払い、分割払いに、利息だけ払って延命するだけの拘束奴隷生活、我慢できずに努力もせずに、見栄張り自由放棄ローンだと俺は言い放っている不動産屋だが、そんなお馬鹿な取り巻きや村社会の中にドップリ浸かって生きていて、なにが偏差値エリートだ?と、大笑いしてやるわさ。

 いま在るシステムや、いま在る組織や、いま在る日常や社会や、あくまでも与えられた選択肢の中から消費する日常に、自由自在な個性などある筈が無いだろう。

 堕落や荒廃、退化や不感症は、あくまでも与えられたカタログを教科書と呼び、教えられて丸暗記した公式と模範解答を使って、その縛りの中で優等生になり個性を競う刑務所の中の文化祭。

 AIロボットとおなじ反応しかしない、ひとつの出来事があった、それにはこう反応する、そうしてこれを買いに走る、幸せ!!なの!! 猿の群れは延々とそんな日常に溺れて、感動や感性までコントロールされて、消費の餌になっている。

 皆さんの日常は、そんだけのモノか?

 青山や銀座に住み暮らしているホンモノは、ゼニカネやモノなどには執着をしていない。

 金の無い貧しい者や、心の貧しい者こそ恰好を着飾り虚勢を張り、他人に見せて満足したいだけの弱い猿の群れ。

 くだらない無意味な日常の風習に縛られて、メディアに踊って消費クレジット。

 ホンモノはどこでも普通に、どこでも言いたい放題、どこでも堂々と、ナニにも縛られずに自由自在に生きて居る。

 

 おなじような価値観を可愛い遊びで洗脳する幼児教育、もっとおなじような価値観に揃える義務教育、それを突き詰めて優劣を競わす偏差値教育、いずれAIロボットに一律管理させる養豚場のような社会が、日本では出来上がってしまってる。

 それを世界中に知らしめたのは、新型コロナワクチン接種の異常なまでの優等生ぶりだった。

 キチガイが揃って、ワンパターンな行動に疑問すら抱かない、怖ろしい光景だった。

 この国を蹂躙するのはワケも無い簡単なことだと、世界に知らしめた。

 

 政治や経済や社会の仕組み自体、お子ちゃま遊びのお遊戯会。

 もっと生きて居る者の恐ろしさを教えてやれる大人はいないのか?

 短絡的で、能書きセリフに言葉だけじゃ~、返済期日が近づけば、夜も眠れないんだとさ。

 大笑いして、また山に出掛けるさ。

 


人に優劣なぞなく、皆笑ってたい

2023-12-08 11:20:27 | 高齢化・介護という金儲けの呪縛

 

 

 ・・・良い子にしてるとサンタクロースさんがプレゼントをくれるからね! と母親は言う。

 ・・・そんなのいないよ! プレゼントはパパがやるんだよ! と父親が答える。

 ナゾナゾでぼんやり聴いていた娘の前で、母親は父親の頬をひっぱたく、

 ・・・どうして? そんな嘘をつくのよ! もう!

 ナニが嘘なのか解らなくなってる話だが、そんな微笑ましい光景が近所の知り合いの家族であった。

 ・・・ま~ま~ま~、実はオジちゃんが本当のサンタクロースなんだよ! 

 父親は笑い、母親は俺を睨んで もう知らない! という顔をして、先に走り出していた。

 

 サンタクロースがやってくる・・・子供は教えられたとおりの夢を見て、親は叶えてやろうとプレゼントを買いに走る、戦後の復興期から始まった可愛い洗脳猿芝居。

 英国に憧れ、米国に憧れ、山岳信仰や太陽信仰がもともとの島国では、そうやって洗脳による狂騒が始まった訳だが、俺のように今でも高い山の頂で天に両手を拡げ、太陽に頭を垂れて手を合わせてる爺ィもいる。

 キリスト教の国よりもキリスト教の消費の部分だけに乗せられてる猿の国では、女・子供は落ち着かない日常となってる師走のいつもの景色、あの世やお化けなんてあるもんかい! と怒鳴って笑ってるオヤジも、いる。

 終わらないプレゼントゴッコを、いつまでやってるんだろう。

 金がなければ、幸せは買えないの??

 そうやって大人が仕掛ける子供への無意味な洗脳、これを大人になって阿呆らしく思うなら止めれば良いことを、無意味に続けて要らぬ消費にクレジット、頭を抱えている。

 メディアはそれを当たり前のことのように間抜けな報道に終始して、企業・スポンサーの応援に余念がないが、無視すれば済むことを仲間外れにはりたくないからと村社会では嫌々でも参加してしまってる。

 同じように時代に合ってない義務教育や偏差値教育の行き詰まりを、どうして改革して行かないのか? は政治や行政の話になるが、司法も同罪、戦うよりも迎合して我欲に奔り、乱交している恥ずかしい大人社会だ。

 ありもしないモノを在るように見せかけて、在ると仮定した三文芝居に夢中になり、在りもしないのに、挙句に在ると自ら思い込んでしまってる日常が、在る。

 

 93歳のオヤジが亡くなって1年を迎えようとしている。

 3年前には田舎の無駄に広かった古い2世帯住居で、老夫婦二人きりで暮らしていた。

 それでも良いと言う本人たちの意向を優先していたが、進行もたいしてない直腸癌に怯えて認知も進み、もう好きにさせては置けないと動いて東京に住家を用意した。

 古い2DKだが全室南向き、明るい住まいにしてやった。

 各業界の長年の付き合いがあるプロ連中に頼んで、まずは引っ越しの準備。

 二人を先に飛行機に乗せて俺が東京に連れて来て、夜景のキレイな高層ホテルに三泊させ、医者や看護士の知り合いの協力も頼んだ。

 その間に東京から派遣した引っ越し廃棄のプロと一緒に田舎に戻って大量の残置物の処分廃棄をやり、売却の手筈も整え、各公共・金融機関の手続きも済ませ、引っ越し荷物の搬出、掃除。

 それから東京に戻って搬入と二人の入居と、いろんなトラブルやアクシデントも起きたが即座に対応して、足りない家財も新調して、さすがに精魂尽きる動きを一気にやったもんだった。

 休む間もなく田舎の山の上にある石碑のまわりに、十何代もの先祖の墓が朽ちてあるが、そこの土や苔や石を拾って壺に収め、掃除して、線香をたてて手を合わせ、 

 ・・・俺の代で此処は記念の地と変える、迷い浮ついている先祖がいるならば、俺が一緒に連れて行く

 そんな儀式を自分でやって、写真を撮って帰って来たもんだった。

 家も無事に売却が済み、すべての邪魔なお荷物がなくなり、その儀式の写真に紫色の見事な光が映っているのを見て、二人は見違えるように明るくなった。

 ただのカメラのイタズラ、別に意味などないが、紫色は極楽浄土の尊い色だと説明しただけさ。

 それから新しい生活収支を作り直し、毎日顔を出してやってはアチコチ連れ出して、爺様の認知はほどなくキレイに治った。

 最後は毎日何回も俺の手を握って、ありがとう! ありがとう! と微笑んでいた。

 直腸癌に怯え、田舎の大病院や医者のマニュアル医療に振り回されて俺とおなじオストメイトになるところだったのを、そこでも俺が飛んで行っては目の前で医者を説き伏せていたのを見せてやったが、東京に来てからすぐに最先端の癌医療機関を選別して、良い医師たちにお願いして現実が見えるようになっていた。

 同時期に古女房が、いきなり大腸癌ステージ4を宣告されたのも重なって、根治までの半年間は自営の仕事など出来なかった。

 いろんな家の古臭い風習や習慣や厳しい親に教わった6人兄弟の長男としての自惚れと責任感やが、空回りしていたんだろう。

 見えない相手と会話して、仏壇の前で先祖と会話して、夜中に徘徊、いろんな愉快なことはあったが、キレイに治ってしまっていた。

 ・・・あとは俺に任せておけ! なにも心配はいらん! 文句がある奴や喧嘩を売る奴がおるならぜんぶ俺が引き受けてやるよ! たいしたことではない

 笑って頷いている婆さんの横で大笑いして、いつも強く握手を返してやっていた。

 キチンと独り立ちしてなければ、こんなことは出来なかったことだろう。

 先祖だとか家だとか、古い日本人が怯える洗脳や呪縛の仮想世界から、生きているうちに現世に無事に連れ戻した、大変に俺の寿命は縮まっただろうが、達成感はハンパなかったよ。

 もうすぐ亡くなって1年が経つが、べつに仰々しい行事はしない。

 そういえば、亡くなった日の夜は親父の亡骸にドライアイスを添えて冷やし、窓を開けておいたが、婆さんを落ち着かせる為に俺が亡骸の隣の部屋で寝てやった。

 真冬なのに、藪蚊がブンブン、2か所も刺されたがな。

 きっと俺を眠らせないように、俺と別れの握手をしたかったんだろうと思ったから、暗闇の中で冷たい手を握ってやったさ。

 ・・・ありがとう  俺にははっきり聴こえたから、笑って剥げた頭を撫でてやった。

 大きな古い寺の合同墓には戒名もなしで、他の人たちとともに生きた本名を刻んである。

 死とは、そういうことだ。

 死んでまで競い合うなんて、間抜けな猿のやることだ。

 その週末には、絶景の雪山に登り、親父を天に放ってやった。

 この1年、俺と婆さんは三日に一度は別々に、外人観光客で賑やかな大寺院に笑いながら顔を出していた。

 供養とは、そういうことだ。

 他にはナニも、無い。

 

 嫁にいってる娘がこの年末に引っ越しを決め、2匹の犬と一緒に新年早々に引っ越しするが、それも俺の古い付き合いの引っ越し屋の社長がやってくれるようだ。

 旦那は社会的な信用がいまだに無いから、なんとか一人前になって欲しいもんだが、娘にも別れるのは簡単だが、地べたから共に這い上がって行けば、また違った幸せはあるぞとも言ってやってる。

 俺だったら、とは考えない。

 親子でも、それぞれで良い、おなじである必要も無い。

 一度しかない生を、想う存分に自分で生きて行って欲しい。

 俺は他の子供らに対しても平等におなじだが、社会や組織に巻き込まれて自分を見失わず、自分という獣を、完結して後悔なく生き抜いて欲しい、それだけだな。

 その為にも、俺の代で面倒な慣習や在りもしないお荷物や先祖の墓は、すべて断ち切ってやりたかった。

 信用は、一朝一夕では身につかない。

 安易な事で失ってしまった信用は、死ぬまで取り戻せないと知るべき。

 自分の終わりが来るまで、黙って生きて見せるしかない。

 小説やドラマや映画のようなラストシーンは、残念ながら無いんだよ。

 俺はこうやって好き放題に後悔なく生きて来て、大笑いしてる。

 だから社会では、威張って偉そうに言える立場でも、無い。