師走のワサワサしている銀座の街を、ノロリノロリと歩いていると、銀座生まれの銀座育ちという子供らにもよく声を掛けられる。
みな築地の小学校から銀座の中学までは一緒でも、高等学校からはテンデバラバラになり、いろんな幼馴染のガキっちょの今の情報を教えてやって大笑いしている。
コチトラは老いて行くだけの身でも、子供らは会うたびに大きくなり、大人へと変化を続けているが、喋ると可愛いガキっちょのまんまで・・・悪い男に騙されるなよ!! 淫乱女に遊ばれるなよ!!・・・と、大声で怒鳴ってやってる。
通行人らには、俺が一番にガラが悪いように、見えてんだろう。
不動産の仕事は、これを自営で続けていると、いろんなことがある。
南青山や銀座を主戦場にしていると、余計にそれも大袈裟なことが多くなる。
そこで流されず、自分を曲げずに、大騒動にも巻き込まれず、やりたいように自由な自営を続けることは、なかなかに難しい訳だが、俺はなんとかそれが出来ている。
自分の価値観で納得できない取引はせず、利益よりも自分の今と未来を考え、賢明に生きてる人たちとの関わり合いを念頭に置く。
そうして貸し借りも残さず、借金・負債も無い、これが一番に健康的ではある。
休みはなく、俗から離れれば山や海でゼ~ゼ~厳しく遊んでいる。
伝統や歴史をネタにして、慣習や日常習慣で楽をして、自分自身の確たる価値観などナニも無い癖に、昔から、みんなが、これで良いんだ、と、無意味な無理強いだけで組織や集団をまとめようとする猿芝居は、実質的には昭和で終わっている。
地方ではそれがなくなると村社会の崩壊になるから、必死に食い止めようと利害関係者たちや年寄り連中が強引で乱暴な取締り管理をやっているが、それも限界がやってくる。
利権と裏金で他人を飼い慣らしている政治も、おなじこと。
ただね、終わりにして新しいことを始めても、結局はおなじようなことになる。
これが人間という獣の性で、これだけは古代から繰り返している喜劇で、だからこそまわりなど関係無しに、自分という個性を前面に出して生きて居ればエエノンさ。
少子化と、愚民化、ひ弱い引き籠もり生活と、小さな血縁・身内を優先する村社会、日本人に未来はあるのか?
メディアの洗脳と煽動と、幼児教育に義務教育、養豚場のシステム化された育成プログラム通りに、生かさず殺さず、美味い部位だけ利用されて切除され、野山に放り捨てられてるエリートというプレミア豚。
偏差値や肩書や財産で競ってるようじゃ~、幸せなど知らないで終わってくよ。
観光立国とは聴こえが良いが、金持ち外国人用に、日本人を奴隷にして差し上げてる。
40年近く給与水準の上がらない島国では、物価だけが倍増し、すでに国民の卑屈な気持ちや価値観は後進国になり下がっている。
哀れなもんだが、国民ひとりひとりが、朝から深夜までメディア奴隷で暮らしてる訳で、文句も言えないような社会が出来上がっている。
馬鹿よの~。
在宅ワーク、なぜ人類は狩に出てその日の食い扶持を作っていたのか? 食い扶持・獲物のため? それだけのことでワザワザ家を出て野山や海へと向かっていたのか?
生きるという意味がそこにあるからだ。
顔を見せない交流や仮想で目と目を見ないコミュニケーション、なぜ人類は孤立せず血縁を超えて助け合って生きて来たのか? 他との関わり合いはネットで充分なのか? 手と手を握って体温を感じて、抱き合うことから始まっていたのはナゼ?
生きて行くという意味がそこにあるからだ。
地球の表層で生きるしかない人類にとって間違った時代が進んで行くと、調整の時期が必ずやってくる。
当たり前のことが、当たり前に起きて行くだけだ。
それが今、仮想金融経済の現代社会から、実物資源の時代への大転換が始まっている。
何処の国も、外需依存から内需優先社会になってくる。
世界の中で、閉鎖的な島国で生きる日本人にはナニが起きるか? 考えるべき。
メディアに洗脳・煽動されて受け身な生活、せいぜいそれを利用するくらい、貴方任せに生きて居る人たちは取り残されてしまう。
オモシロイ時代を生きて居る。
5000万円の住宅を購入するのに際して、諸経費(税金・手数料等含め)は自己資金で支払う条件で仮に借りれたとして、当初金利1.7%(5年後から金利3%)で35年返済する場合、月々の返済は月額当初は16万チョイでボーナス月も16万チョイだが、これが5年後になると月額19万弱、ボーナス月も19万弱となる。
35年で支払う返済総額は軽く7000万円を超える。
家を自分名義にしても、雁字搦めのローン地獄は35年も続き、完済の頃には建て替えや大規模修繕の時期を迎えてるから、また新たなローンを組むしかなく、単なる見栄や所有欲のために、死ぬまで解消されない日々が続く訳だ。
賃貸は無駄、買った方が良いとは、その都度都度に徴税をする国家の思惑だが、買うにしても金を借りてるのであれば同じことさ。
抵当権がついてりゃ~、所有者だとも威張れないのが本当の話さ。
ドカンと収入が増えたりすれば完済できると考えるのは、宝くじを買うようなもんさ。
俺のオヤジは田舎に2世帯同居のデカい家を建てていたが、先代がいなくなって2人でそこで高い修繕費を払って暮らして居った。
20年くらい前か、修繕費や改装費も高くなり、公庫の支払いの残債があり、どうにもならないと泣きついて来たから、たいして余裕も無かった俺が肩代わりしてキャッシュで完済してやったが、その後のことはここにも何度も書いた。
俺自身は不動産を買うにもその日暮らしの自営だから、いつもキャッシュがなければ買おうとは思わない。
無理して借金・負債は作らないし、モノで残すのなら鉱物資源、特に人類最古の通貨だけにしているよ。
人工の財産なんざ、興味は無い。
キャピタルゲインで資産倍増と言って借金して不動産を買っている人たちも、トータルで見ているとナンのことはない、上手く行っていたって死ぬ頃には寂しい孤独と病弱な身体、取り巻きは軽薄守銭奴な子孫にマニュアルロボット医者や付加価値だけの病院・施設ばかり、帳尻合わせは愚か者らばかりに囲まれて、お見事スッカラカンになってるようなもんさ。
資産形成と資産計算と資産整理で生涯を終えている。
おなじ命の使い方でも、俺には間抜けで無駄な時間の浪費にしか思えない。
オツムの中身は猿の癖に、カッコつけてんじゃ~ね~よ。
先進国と呼ばれている国々で、金融ギャンブルの泡銭で膨らんだ不動産バブルが、またまたおっかない状況になってしまった。
日本でも都心には商業ビルがワンサカ建築ラッシュで、箱物は出来たが中身が無い、そんな状況が始まって、古いビルから無理やり移転させればそっちはガラ空き、キリが無いことを続けていたが、入居予定の外国企業も経営不振でキャンセル続出、大阪の万博とおなじで、想定内で収まるのかどうか、怪しいもんだ。
商業ビルや居住用マンションなどは一棟での収益を証券化し、投資家に売っていたりするのはサブプライム・ローン債券破綻騒動の頃と変わってはいない。
闇鍋状態の債券が流通している訳で、それを知らずに手にしている人や企業や団体もアチコチに平然と暮らしている。
現場で見て居れば猿でも解るだろうことが、延々と続けられている。
日銀は金融緩和維持、植田は米国製のAIロボットにしては、出来が悪い。
なぜ今? アメリカに言われてウクライナにまたまた資金支援をするのか? 認知バイデンの操り人形らは脅され続けて、島国の自画自賛など剝げ落ちて、金玉がぶっ飛んだからさ。
銀座の資産家や財産家の高齢者たちは・・・あんたのように生きたかった・・・が口癖になってるが、散々に浮かれポンチで過ごして来といて、敷かれたレールの無いところは生きて来なかった訳だから・・・無理無理ザンショ、逝ったら高い山の頂から、天に放ってあげるよ・・・と笑って答えて差し上げてるさ。
世界の価値の大転換、このお祭りは、まだまだ始まったばかり。
本祭りは、もっと先のことさ。