大企業や政府広報になるメディアには、法人税減税と株買いを約束するから賃上げしたことにしなさいと、口約束を交わして、本来は消費税増税反対の立場に居なければおかしい連合や労組には援護射撃をさせている。
やってる方もやってる方で、どいつもこいつもその場しのぎの根性なし。
・・・なんでみんな景気が良いと言ってるのに、うちの父ちゃんは景気が悪いまんまなんだ?
・・・新聞やテレビでは景気の良いニュースばかり、あんた商売やめてコンビニででも働いたら?
・・・うちの子供らは孫がいるというのにぜんぜん儲からない商売をやってやがる!
自営業者はみなずっとおかしいだろうと言っておったことが明るみに出ても、延々とデフレが続いているというのに、政府は統計のミスを認めても、自営業者の家庭内紛争は収まらない。
家庭内でも孤立しておった自営の父ちゃん、家庭内からも攻撃に遭って、それでも頑張ってる。
テレビドラマの苦労話に涙流してる女房や子供や爺婆を横目に、今日も黙って仕事に精を出してる。
これ、あちこちで普通の、本当の話だ。
・・・きゅ~りひ~と袋、8じゅう5、円、だよ!!
銀座の当社の並びにオープンして数年が経った八百屋は、ヤッチャバあがりの店主は日本人だが働いてる子たちは東南アジアやらアラブやらいろいろだ。
大声で一日中叫んでるから、最初のうちは近所から激しい苦情が来たり、警察を呼ばれたりしていたが、その安さと明るさで庶民の顧客を掴むと、この頃は堂々とし始めておる。
毎年店頭に貼ってあるカレンダーは当社のカレンダー、俺と仲良くしてるのを見せることで顧客の不信感を解いているとは言ってるが、逆に怪しまれるんじゃね?
さすがに俺んとこには誰も文句は言っては来ないし、意外に近所の有名レストランも買いに来たりしておる。
俺は別に失うモノを持ってないし、借金・負債に貸し借りもなく生きておるから、こんな爺ィでも役に立つのならどんどん使ってくれれば良いと思ってる。
そうやって街に活気が出ることは、良いことだ。
もともと、銀座のはずれの居住区だった東銀座だから、偉そうにハリボテの恰好つけてる銀座じゃ~ない。
イタリアンの巨匠、ラ・ベットラ・ダ・オチアイの落合シェフだって、おなじ感覚で大衆食堂風に近所に店を開いている訳で、この20年で、随分と良い感じの街になってきてる。
その昔はね、右翼に左翼に菱の紋、怪しい連中が巣食ってた時代もあった。
俺は子供らの声があちこちから聴こえてくる、それだけで充分だ。
トランプがツイッターで叫んでおった。
・・・アメリカ中西部では気温がマイナス50度近くになってる! 温暖化って嘘話はどうなったんだ? はやく本当に温暖化してくれ!!
氷点下30度くらいは、厳しい雪山で経験したことがあるが、氷点下50度と言えば北極よりも寒いとも言う。
戦時中に満州に行っておって、毎朝兵隊さんが手綱を引く馬に乗って学校に通って居った俺の母親は、よく立ちションベンをする兵隊さんがトンカチでチンポコを叩いて居った光景を見たと言ってる。
チンポコの先が凍結するわけだ。
うっかり立ちションベンも出来ない。
余談だが、その時代には金珠子(キンタマコ)さんという、同級生がおったと虚ろな記憶で大笑い。
90近くに老いてくると我が母親といえども、辟易することは多い。
渡哲也さんの最近のお話を伺ったが、車椅子で移動されておられてたり・・・それでも毅然として立ち上がって・・・というお話は、逆におなじオストメイトで公言して生きて居る身としては、なかなか反応に困るもんだった。
永久オストメイト、死ぬまで身体障害とともに、それを乗り越えてなおかつ元気な姿を見せなければいけない仕事、大変だろうと想う。
俺なんざ、もともとがこんな感じだから、ナニも変わらない日々。