義父の子供時代

義父は浅草で生まれたそうで、
関東大震災の時、
オムツをしてヨチヨチ歩きだったそうです。

お祖父さん（義父の父）は富山の出身で、
家業没落後、リヤカーに母と家財道具を載せ、
兄弟達を連れて上京したのだそうです。

お祖母さんは（義父の母）、茨城出身で姉さん女房でした。
年が3才違うと言っていたそうですが、
実際は10才位違うのが後で分かったのだそうです。
お祖父さんは『騙された』と話していたそうです。

何時から文京区の根津で暮したのか分かりませんが、
子供時代の縄張りは靖国神社から不忍池辺りだったようです。
当然当時は歩きですから、凄い行動範囲だったと思います。

中学、高校と白山通りに在る京華学園に通ったそうです。
妻と妻の兄も同じ学校でした。

中学生の時、
根津の自宅から京華中学の間で、
『他校の生徒を何人殴れるか？と、
友達と賭けをしてね、試したら、百何十人殴れた、
誰も手出ししてこなかったのが不思議だね』と笑っていました。

又当時の木造3階建ての校舎の屋根に仲間達と登り、
屋根の4隅の盛り上がった部分から滑り降り、
誰が一番最後に止まれるかの競争をしたそうです。
今で云う、チキンランです。
『何時も、俺が一番先で止まったよ』と、これも笑いながら話していました。


義父も看取った、
クッキ～・フェレット