浅草大空襲で両親を亡くした義母を、
『内の嫁に成る娘だから』とお祖母さんが引き取ったそうです。
義母のお祖父さんは、
或る大名の城代家老だったそうで、禄高は2000石、
100畳の大広間が在り、駕籠に乗り登城していたそうです。
時々城に行くのを嫌がった事が有るそうで、
『今日は、切腹を言い渡さなければ成らない、嫌な役目だな~』と話したそうです。
家の前を流れていた川に苗字が付けられ、今も同じ名前で流れています。
『明治に成って、出入り商人に騙され殆んど財産を無くした』と、
義母は話していました。
義母のお祖父さんが亡くなった時は、
三井家からお悔やみの使者が来たそうで、
義母は、
『お祖父さんと三井家のお坊ちゃんと同じ乳母だったそうよ』と話していました。
義父が出入りしていた頃は、まだ刀や槍が大分残っていたそうで、
『一振り位貰っておけば良かった』と笑いながら話していました。
ですから義母は、
『世が世なら、お姫様よ』と、笑顔で話していました。
義母の家の家計図は、
お金に困り、泣く泣く兄が手放したそうで、
その家計図を買ったのは、縁が有る有名な財閥の方だそうです。
お金を持つと家柄が欲しく成るのでしょうね。
義母の形見を整理していましたら、姉に宛てた戦時中の手紙が出てきました。
妻が見せてくれましたが、
『お姉さま』と、
始まる綺麗な言葉の文面で今の自分達の言葉とは違い、
恥じ入るばかりでした・・・
人見知りの激しい鏡餅チャオですが、
義母と義父には懐いていました。
『内の嫁に成る娘だから』とお祖母さんが引き取ったそうです。
義母のお祖父さんは、
或る大名の城代家老だったそうで、禄高は2000石、
100畳の大広間が在り、駕籠に乗り登城していたそうです。
時々城に行くのを嫌がった事が有るそうで、
『今日は、切腹を言い渡さなければ成らない、嫌な役目だな~』と話したそうです。
家の前を流れていた川に苗字が付けられ、今も同じ名前で流れています。
『明治に成って、出入り商人に騙され殆んど財産を無くした』と、
義母は話していました。
義母のお祖父さんが亡くなった時は、
三井家からお悔やみの使者が来たそうで、
義母は、
『お祖父さんと三井家のお坊ちゃんと同じ乳母だったそうよ』と話していました。
義父が出入りしていた頃は、まだ刀や槍が大分残っていたそうで、
『一振り位貰っておけば良かった』と笑いながら話していました。
ですから義母は、
『世が世なら、お姫様よ』と、笑顔で話していました。
義母の家の家計図は、
お金に困り、泣く泣く兄が手放したそうで、
その家計図を買ったのは、縁が有る有名な財閥の方だそうです。
お金を持つと家柄が欲しく成るのでしょうね。
義母の形見を整理していましたら、姉に宛てた戦時中の手紙が出てきました。
妻が見せてくれましたが、
『お姉さま』と、
始まる綺麗な言葉の文面で今の自分達の言葉とは違い、
恥じ入るばかりでした・・・
人見知りの激しい鏡餅チャオですが、
義母と義父には懐いていました。