コタラの社長日記

スリランカ産ハーブ「コタラヒムブツ」(学術名サラシア・レティキュラータ)を紹介され、世界初のサプリメントを製造!

定年退職後の楽しみ

2010-06-07 09:46:43 | Weblog
『緊張感が無くなると早死にするよ、もう1度何か仕事をしたら?』

『ある程度お金があるから、楽しみたい。残したいって気持ちがないのよ。親戚のオジサン、オバサンが死んだんだけど、結構なお金を残したらしい、「何かあったら困る」と思って貯金したと思うけど、土地も現金も子供が分けたようだよ。好きな事もしないで我慢して、死んでしまったら何の人生か?だよね、俺は嫌だね』

『その考え方は同じだよ』
『こんな事が出来るのも後10年かな~』

『そんな事は考えない方が良いよ』と強い調子で言いました。

亡くなった義母の事を思い出したからです。
以前書きましたが、
『70まで生きられれば良いわ~!』と40代後半に言い、
70才が近づくにつれ、後悔するのを見てたからです。
70才と3ヶ月で亡くなりました。

彼には、こんな後悔をさせたくありません、

『取り合えず、今は何もしたくないな~、社長は、健康食品をやってるよね?』


クレソン畑の紋白蝶
クレソンの白い花に誘われて来たのでしょうが、
クレソン生産業者にすれば、害虫だそうです。
「クレソン畑で捕まえて」にならなければ良いのですが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B7

中国の発展を観た

2010-06-06 11:49:20 | Weblog
『そんなに土いじりが好きなら、1時間800円で家の庭の手入れをしてくれない?』
『ははは~!』と笑ってはぐらかされました。

『よく会社に引き止められなかったよね?』
『引き止められたけど、このまま中国にいたら死ぬと思ったよ。週に3回か4回位お呼ばれで宴会。酒の飲み方が半端じゃないよ』

『酒の飲み方が半端じゃないらしいね』
『あんな生活をしていたら、体を壊して早死にするよ。それ以外は自炊。目の前にジャスコが在ったから魚を焼いたりして食べていた』

『病気にはならなかった?』
『ちょっと調子が悪くて、医者に行ったのは2回』

『丈夫なんだね~!』
『仕事で色々な国に行ったけど、日本が1番!もう2度と働きたいと云う気持ちは無いね。のんびりと暮らしたい』

『中国には何年居たの?』
『2回合わせて11年かな』

『最初に行ったのは、15年位前だから、中国の発展の様子を観た事になるね』
『そう言われれば、そうだね』


昨日見た、裾野に在るなごみファームのクレソン畑
http://www.nagomifarm.com/

定年から1年

2010-06-05 16:32:42 | Weblog
『定年してから、もう1年にもなるの?!毎日何をしているの?』
『ブラブラしてるけど、家庭菜園やゴルフだね。月に何日かは女房とゴルフ旅行。この間は3泊4日で那須に行って来た。朝4時に出て8時半に着いてゴルフを始めるんだ。その日から泊まって毎日ゴルフ』

『朝4時に起きて、8時半からゴルフをするの!?よく疲れないね~!』
『好きだからね』と顔がほころびます。
『1泊2食付で12,000円。驚く位良い食事だよ』

『へ~!そんなに良い食事なんだ』
『今まで色々な所に行ったけど、今回の食事が1番だったね。社長は土いじりが好きじゃないよね?』

『今、毎日庭をいじってる』
『でも、しょうがなくってやってない?本当は好きじゃないと思う』

『うん、好きじゃないと思うけど、やらなければならないから義務だね』
『俺は土いじりが好きだな~!でも土地を借りてまではやりたくないけど、庭で家庭菜園をする位が丁度良い』


家のサツキがサツキらしく咲き始めました。
http://image-search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E3%82%B5%E3%83%84%E3%82%AD

歳月での変化

2010-06-04 09:43:36 | Weblog
『こんにちは~』と名前を告げ玄関を開けます。
『あっ!』と、出てきたのは娘さんで、会うのは20年振り位でしょうか、中学生だったのに、もうすっかりオバサンになっていました!

奥さんも出てきて、
『久し振りですね~!「社長に会いに行きなさいよ」と言ってたんですが、「忙しいだろうから迷惑だよ」と言ってたんですよ』

何か作業をしていたらしい彼が、『久し振り』と言いながら出てきました。
『毎日、家庭菜園をしているけど、楽しいよ』と説明します。

『定年で家にいるんだってね~』
『うん、もう1年になる。ちょっと外で話そうよ』

『この辺りも一等地になったね~!』昔を知っている人には驚きの環境変化をしています。
『目の前に大型スーパーが出来たしね』と顔がほころびます。

歩いて5分位の大通りに出れば、そこはファミレスだらけです。
丁度お昼時だったので、店に入り注文をしてから話始めました。

『いつ定年になったの?』
『今日は6月1日だから丁度1年』


映像は、サツキの蜜を舐める虫
虫はサツキから蜜を貰い、サツキは受粉して貰う、お互い様の関係です。
人間もこうありたいですね、

何でも屋だった彼

2010-06-03 09:35:15 | Weblog
塗装だけでなく、鉄、プラスティック、ICチップ、組み立てと、
ありとあらゆるモノに精通し、社内では何でも屋でもありました。

塗装以外で、何か分からない事が有れば、彼の所に行き質問しました。
その場で電卓片手に、
その時の材料価格を電話で聴きながら、計算が出来る男です。

中国工場の立ち上げから、最後は社長までなりました。

この会社の中国工場から、弊社に塗装の質問が来た事もありました。
『御社の社長は塗装に詳しいから、社長に聴いて下さい』と言った位です。

彼の会社が大忙しだった当時、弊社で眠らないで仕事をした時期でした。
彼はアメリカ出張中で、上司の命令とは云え直ぐ帰国し、
朝から夜まで弊社に来て、
生産係の役を引き受け、仕事の交通整理をしてくれました。

彼は仕事では、誰からも信頼され好かれていました。


サツキに停まった黒アゲハ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%8F%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6

定年退職から1年

2010-06-02 09:47:43 | Weblog
昨日は、研究用「コタラ」の原料を倉庫に取りに行った帰りに、
既に定年退職をしたと云う彼に会いに行きました。

彼との付き合いも31年になります。
この彼との付き合いは互助会のような関係で、
お互いに助けたり助けられたりと良い関係だったと思います。

彼の部署は当時、新設された生産技術と云う課で、新しい技術を導入し、
性能を上げ更にコストダウンが出来ないか?との取り組みの課でした。

新規参入の弊社でしたので、新しい塗料の開発や試作に、
なんら躊躇無く入り込めたと云うより、知る事の楽しさを味わえました。

週に3回は顔を合わせたり、電話でのやり取りが有り楽しい時間を過ごしました。

この会社で唯一、金属表面処理の勉強をしたと云う事務方でした。

『何故、表面処理の勉強をしたの?』
『誰もやりたがらない仕事だから、プロになれると思った』

『さすがだね~!』


映像は、庭のサツキ
サツキなのに、未だこのような咲き方です
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%84%E3%82%AD

定年退職後の過ごし方

2010-06-01 09:25:33 | Weblog
30年間の彼との付き合いは、
付かず離れずの関係で、何年も会わない事もしばしばでした。
でも居ると云う存在感は感じていました、優しさと一緒に、

『退職して、これから何をするの?』
『まだ決まっていない』

『趣味はないの?』
『昔、魚釣りをしたけど、もうやってない。考えると何もないんだよ。会社の仕事を家に持ち帰ってしてたしね』

『何か趣味を持たないと駄目だよ。何も無いと定年退職後に変な事になる例が多いからね』
『へ~、そ~?』

『今までは、仕事と云う義務と責任があったから緊張があったんだよ、でも退職すると緊張が無くなるよね。生きる目標、目的を持たなければ駄目だよ』

そこへ若手が入ってきました『趣味を持てと言われている所だよ』
『へ~、何か有ります?』

『無いから困っているんだ。そうだ「コタラ」の粒を会社に持ってきて誰かに預けてよ』
『だったら住所を書いて、退職するんだから問題は無いよね。試作も入れて送るよ』

在籍中、住所を聞こうとすると断り続けられました。
弊社とこれですから、
他社にも同じだったと思います、どこの会社にもフェアな男でした。


庭のサツキ
6月なのに花がチラホラで、今年の夏は過ごし易いかも、

サツキの画像
http://image-search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E3%82%B5%E3%83%84%E3%82%AD