http://www.asahi.com/articles/ASGDD522LGDDUTFK00Q.html?iref=sp_alist_6_01より転載
改憲「国民に必要性を訴えていく」 安倍首相コメント
2014年12月14日23時20分
自民党総裁である安倍晋三首相が14日、テレビ各社の番組などで語った主な発言は次の通り。
――勝利の要因は
「経済最優先で政策を進めてきたことだ。今年4月に賃金を引き上げることができた。来年もその翌年も賃金を上げて、景気の好循環をまわしていく。景気の回復を実感してもらえるようにして、2017年4月に消費税率を10%に引き上げられるようにする」
――集団的自衛権の行使容認や特定秘密法なども信任されたと受け止めるか
「衆院選は政権選択の選挙だ。今回はこの2年間の安倍政権の信任をいただいたと思っている。だからといって慢心せず、丁寧に国民に説明しながら政策を進めていきたい」
――憲法改正を一歩一歩すすめていくのか
「そういうことだ」
「憲法改正は自民党の悲願であり、立党以来の目標だ。ただ、憲法改正は衆参両院で3分の2の多数派を形成しないといけない。そこに向かって努力していく。国民投票で過半数を得るためには国民の理解が重要なので、憲法改正の必要性を訴えていく」
――投票率が戦後最低になった。どう考えるか
「2年前の衆院選も戦後最低の投票率だった。投票率を上げる努力に与党も野党もない。わかりやすく政策を説明したい。同時に投票所に足を運んでいただいた皆様に敬意を表したい」
――沖縄県の自民党は厳しい。普天間基地の県内移設をこのまま進めるのか
「沖縄は苦戦しているが、普天間基地の固定化はあってはならない。米軍基地の移転交渉は相手のあることだ。米国側と交渉してきた結果、辺野古への(県内)移設しかないということで進めている。説明をしっかりしたい」
――内閣や党の人事をどうするか
「選挙結果が確定してから考えたい」