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加計学園誘致:4月23日今治市でシンポジウム開催! <再>加計と安倍の悪巧み!安倍首相主導・国家戦略特区で無理やり新設 「加計学園・獣医学部」

2017-04-08 15:33:19 | 安倍首相疑獄事件

計画はどう見ても、京都産業大学の方が良かった。

国家戦略特区って、なんでもありだな。安倍晋三が好き勝手決めれるんだって。

国家戦略特区。特区で、お友だちの加計孝太郎に利益誘導。

今治加計学園に国は1円も出さない。

国家戦略特区は、地方自治体を食い物にして、

安倍政権が儲けるための、史上最悪の愚政だ!!

今治市民を食い物にするなーーーーーー!!   


・・・・

4月23日に、今治市で、加計学園誘致について、シンポジウムを行います。

ちょっと前ですが、愛媛新聞に掲載された記事です。

市民に全く説明なく、132億7500万円を、安倍首相のお友だちの加計学園にプレゼントしようとしてる今治市、と公開討論を行う予定です。

シンポで獣医学部経緯説明を 今治市と市議に要望

2017年3月30日(木)(愛媛新聞)

画像に含まれている可能性があるもの:2人、テキスト

国家戦略特区を活用した愛媛県今治市の岡山理科大獣医学部誘致を調査する市民団体「今治の獣医学部開校について市と市議に話を聞く会」実行委員会(約10人)は29日、市職員と市議会議員に誘致経緯を聞く公開シンポジウム開催を4月23日に予定していると発表した。職員、市議に参加を要望し、同6日までの回答を求めており、状況に応じて内容や会場を決定する。

 実行委は、大阪市の学校法人「森友学園」問題に関連して獣医学部新設が国会で野党から問題視されていることを受け、今治市の取り組み過程を市民に周知しようとシンポを計画した。
 29日は実行委メンバーで市民団体「えひめ教科書裁判を支える会」の奥村悦夫共同代表らが市企画課と議会事務局に職員、市議の出席要望書を提出した。

 

 

第二の森友学園問題と言われている加計学園問題について、政府は約36億円の土地提供とは別に補助金を約64億円も支給することを検討していることが分かった。報道記事によると、この補助金は校舎建設費として市が支払う物で、今後8年間で計64億円

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安倍首相主導・国家戦略特区で無理やり新設

52年ぶりの獣医学部 「加計学園」が計画 愛媛

37億円の土地無償提供・補助金64億円

2017年3月13日(月)

写真

(写真)今治市内の大学用地。すでに工事車両が入り作業が始まっています=8日(日本共産党の松田澄子市議撮影)

現在進行している獣医学部新設構想は、今治市内に岡山理科大学の獣医学部を開設するというものです。市は、学校用地として市内の16・8ヘクタール、約36億7500万円の土地を無償で提供したうえ、校舎建設費の補助金として今後8年間で計64億円を支払うという、いたれりつくせりの構想です。

 加計学園の獣医学部新設までには「前史」というべき長い経過があります。

 文部科学省や農林水産省は、大学獣医学部の新設を抑制する方針をとっています。獣医師への社会的な需要と獣医数のバランスを図るのがその目的。文科省告示「大学、大学院、短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準」は、歯科医師などとならんで獣医師養成の「大学等の設置若しくは収容定員増」を認めないとしています。

 これをすりぬけるために加計学園と今治市・愛媛県がねらったのは「構造改革特区」による獣医師養成系大学設置の規制緩和でした。

 しかし、日本獣医師会は「獣医学教育課程が『特区』に名を借りた『地域おこし』や特定の一学校法人による『大学ビジネス拡大の手段』と化すようなことがあってはならない」(2010年8月の声明)と批判。「獣医師養成機能をもつ大学全体の問題として全国的見地で対応すべきで、特区制度で実現することは困難」(文科省の回答)という理由で、07年から14年まで15回にわたって出された特区提案は、ことごとく採用されませんでした。

 局面が変わったのは15年6月。第2次安倍政権がアベノミクスの「成長戦略」の柱とした「国家戦略特区」に、今治市と愛媛県が共同で「国際水準の獣医学教育特区」を提案しました。

 以後、52年ぶりの獣医学部新設へ急テンポの動きが始まったのです。

首相があけた風穴 腹心の友が“呼応”

 今治市・愛媛県が「国家戦略特区」に大学獣医学部新設を提案してからわずか3週間後の15年6月30日、安倍内閣は「日本再興戦略」改定2015を閣議決定。そこに「獣医師養成系大学・学部の新設の検討」を盛り込みました。獣医学部新設解禁は、政府の方針とされました。

 さらに同12月の国家戦略特別区域諮問会議(安倍首相が議長)では、今治市を含む区域を全国で10番目の国家戦略特区と決定しました。

獣医師会が抗議

 そして、翌16年11月の同会議で「獣医学部の設置」についての制度改正を決定。これにより、従来の獣医学部新設抑制方針に風穴があけられます。

 この会議で麻生太郎財務相は「上手(うま)くいかなかった時の結果責任を誰がとるのか」と異例の発言をしています。日本獣医師会も「半世紀にもわたる獣医学教育の国際水準達成にむけた努力と教育改革に全く逆行するもの」(同11月28日付会長通知)と強く抗議しました。

 一連の手続きの仕上げとして17年1月、今治市の国家戦略特区に新設する獣医学部の認可申請を受け付ける特例措置を告示。わずか8日間の期日中に申請したのは、加計学園のみでした。

 結局、同20日の国家戦略特区諮問会議で、加計学園を実施主体とする獣医学部新設が、安倍首相によって認定されたのです。

 首相はこの会議で「1年前に国家戦略特区に指定した今治市で、画期的な事業が実現します」「獣医学部が、来年にも52年ぶりに新設され、新たな感染症対策や先端ライフサイエンス研究を行う獣医師を育成します」と成果を誇る発言をしました。

 国内の獣医師養成学部の新設は、普通の方法では実現困難でした。安倍首相が主導する「国家戦略特区」によって、強引に制度を変更。そして、実施主体は加計学園という、“予定調和”のような結果が生まれました。

30年来の友人と

 安倍首相は米国留学時代に加計理事長と親交を重ね、30年来の友人だといいます。

 同学園傘下の千葉科学大学が14年5月24日、銚子市内で開いた開学10周年記念式典では、「どんな時も心の奥でつながっている友人、私と加計さんもまさに腹心の友だ」と祝辞をのべたといいます。(「千葉日報」2014年5月26日付)

 このほかにも、加計学園創立50周年記念式典(11年11月19日)では「元首相」の肩書であいさつ(学園紙「KETHY」12年1月20日号)。岡山理科大の教育学部開設祝賀会(16年5月26日)にはビデオレターを寄せるなど、学園の行事にも参加を重ねています。

 新聞の「首相動静」欄で16年中に確認できたものだけでも▽山梨県富士河口湖町の焼き肉店で会食(7月22日)▽山梨県山中湖村のゴルフ場でゴルフをプレー(8月11日)▽東京・宇田川町の焼き肉店で会食、昭恵夫人も同席(10月2日)▽東京・丸の内のラウンジで会食、昭恵夫人も同席(12月24日)―と、安倍首相夫妻と加計理事長の親密な交際がうかがわれます。

 加計学園が神戸市東灘区で運営している認可外保育施設「御影インターナショナルこども園」の名誉園長は安倍首相夫人の昭恵氏です。名誉園長就任を記念して同園を訪れた昭恵氏が保護者らを前に講演したのは15年9月25日。これは、昭恵氏が森友学園の新設する私立小学校の名誉校長として講演した日の、わずか20日後のことでした。


 国家戦略特区 地域を限定して規制緩和や税制優遇を行う制度。「アベノミクス」を実行する“起爆剤”として第2次安倍政権が2013年に導入しました。地方自治体が計画を申請したそれまでの「特区」と違い、安倍首相が議長を務める「特区諮問会議」が強い権限を持ち、首相主導で上から決める仕組みになっています。


 加計学園 岡山市内に本部を置く学校法人(1961年認可)。岡山理科大学、倉敷芸術科学大学、千葉科学大学の3大学をはじめ、付属中・高校、専門学校、こども園など多くの教育機関を傘下に持ちます。現理事長の加計孝太郎氏は2代目で、2001年1月就任。安倍晋三首相が親友と認めています。

表

 
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 加計学園の追及!森ゆうこ04/4:農林水産委員会

 

 


日本ペンクラブ声明 「共謀罪に反対する」 ~4/7集会報告 ”共謀罪は私たちの表現を奪う”

2017-04-08 09:09:23 | 共謀罪 治安維持法

http://www.japanpen.or.jp/statement/post_585.htmlより転載

日本ペンクラブ声明 「共謀罪に反対する」

 
共謀罪によってあなたの生活は監視され、
共謀罪によってあなたがテロリストに仕立てられる。
私たちは共謀罪の新設に反対します。

  私たち日本ペンクラブは、いま国会で審議が進む「共謀罪(「テロ等組織犯罪準備罪」)」の新設に強く反対する。過去の法案に対しても、全く不要であるばかりか、社会の基盤を壊すものとして私たちは反対してきたが、法案の本質が全く変わらない以上、その姿勢に微塵の違いもない。
 過去に3度国会に上程され、いずれも廃案となった法案同様、いま準備されている共謀罪は、事前に相談すると見なされただけでも処罰するとしている。これは、人の心の中に手を突っ込み、憲法で絶対的に保障されている「内心の自由(思想信条の自由)」を侵害するものに他ならない。結果として、表現の自由、集会・結社の自由など自分の意思を表明する、あるいは表明しない自由が根本から奪われてしまう。
  しかも、現行法で、十分なテロ対策が可能であるにもかかわらず、共謀罪を新設しなければ東京オリンピックを開催できないというのは、オリンピックを人質にとった詭弁であり、オリンピックの政治的利用である。
  このような法案を強引に成立させようとする政府の姿勢を許すわけにはいかない。  
 法案の成立を断固阻止すべきである。

  2017年2月15日
                  一般社団法人日本ペンクラブ                 会長      浅田次郎                 言論表現委員長 山田健太
 
 

 

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画像に含まれている可能性があるもの:11人、立ってる(複数の人)、靴、室内

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日本ペンクラブイベント「共謀罪は私たちの表現を奪う」

twitterを勝手にまとめてみました。(小原美由紀)
https://twitter.com/JapanPen
 

日本ペンクラブ会長による開会宣言。

浅田次郎会長
「私たちは死ぬが、作った法律は残る。残った法律が子や孫の代にどう使われるかわからない」#日本ペンクラブ #共謀罪に反対します

・・

雨宮処凛さん
「デモで、何もしていないのに逮捕されているのを何度も見ている。共謀罪がなくてもそんな状態です」

・・

江成常夫氏(写真家)
「共謀罪は治安維持法と重なると懸念する声があるが、日本が戦争に突き進んだ裏には治安維持法がある」
「戦争の過ちと、その過ちを伝えてこなかった過ち。ドイツとの違いはどこにあったのか」

・・

金平茂紀さん(テレビキャスター)
「横浜事件が起こったという事実を忘れてはいけないと思うんです。拡大解釈は起きちゃうんです」
「共謀罪は本当に怖い法律。これまで取材して来た中でも特に怖い」
「今日の集会の登壇者の中の誰か1人が将来テロに関与するようなことがあると、ここにいるみなさんも共謀罪に問われる」

・・

香山リカ氏(精神科医・作家)
「自分の考えが誰かに漏れ伝わってしまうという妄想に囚われている患者さんがいる。それは本当に辛いこと。共謀罪が成立すると法律によって多くの人がそういう精神状態に追いやられることになる」

・・

ちばてつやさん(漫画家)
「北斎は漫画と春画を描いて、ヨーロッパ絵画にも影響を与えました。そういうおおらかさがなくなりはじめているように感じます。」
「社会におおらかさがなくなっていることを憂いている。大きな渦があって、我々日本人はいまその縁にいる。下手すると渦に飲み込まれてしまう」

・・

長谷部恭男さん(早稲田大学)
「何としてもこれは止めないといけないと思っている」
「国際的な組織犯罪の対象組織は、テロはおかさない。そもそもテロ防止の法律はすでにあり、理屈に合わない」

・・

ハーフタイムに登壇者が勢ぞろいしてフォトセッション。
#共謀罪に反対します #日本ペンクラブ

・・

森絵都さん(作家)
「庇護と監視との関係を考えます。庇護と監視はセットで差し出されるんです」
「震災が起こって考えたのは大災害が起こった時、国は何もできない、ということ。国に依存せず、自分たちのことは自分たちで守るという意識を持つことが大切なのでは」

・・

ビッグ錠氏(漫画家)
「こういうことはいったん決まってしまうと手遅れ。決まった後に反対したりしたら捕まっちゃうんだから。危機感をすごく感じる。安心して漫画を描ける時代であってほしい」

・・

森達也さん(作家・映画監督)
「人は弱い。誘惑に負ける。でも反省もできる。しかし、共謀罪はそれも許さない」「一人一人を見ない。全体を見てレッテルを貼り抹殺する法律」

・・

田近正樹さん(日本雑誌協会)
「社会を根底から変えてしまうのではないかと思っている。だがら共謀罪に大反対」
「普段やっている取材が共謀罪によって大幅に制限される」
「277に絞ったのではなく、277の新しい罪ができた」

・・

山口勝廣さん(写真家)
「写真は記録ですから撮っておかないとその時代が残せません。現場にいないと写真が撮れない。共謀罪ができてカメラマンが萎縮するようなことがあってはいけない。社会の窓である表現を閉ざしてはいけない」

・・

トリは作家の中島京子さんです。

中島京子さん(作家)
「テロ対策と著作権侵害はどういう関係があるんだろう? これは誰かを取り締まりたいために対象にされたんじゃないかと思って、大変だ!と思ったんです」

「あきらめたり、理不尽なことに流されていくことに反対しなくてはいけない」
「テロの対策と言われているのに、関係ないものまで処罰しようとしている。誰かを処罰したいがための法律だと思う」

・・・・

すごい顔ぶれ。
こういうまっとうな言葉に出逢うとほっとします。

 

美しき言葉の数々を神奈川新聞の田崎さんが後日詳報流してくれるようですので、乞うご期待♡

<これは速報>

時代の正体〉「表現の自由奪う」共謀罪にNO 日本ペンクラブ集会で浅田次郎さんら
http://www.kanaloco.jp/article/243183 @カナロコ・神奈川新聞より

※あ、金平さんのお写真だけ、神奈川新聞の田崎さんのをお借りしました。

え?
そうです、えこひいきです。
えこひいきですが、なにか?

(神奈川新聞リスペクト)

 

 

 

<関連記事> 東京新聞 2017.4.8
画像に含まれている可能性があるもの:13人

 

 

 

<関連ニュース>


共謀罪の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案をめぐり、作家や詩人などでつくる日本ペンクラブが7日夜、集会を開き、…
www3.nhk.or.jp
 
 
 
 
 
 
 

 


沖縄で進行する共謀罪的捜査 長期勾留と「予防拘禁」の類似性 【金平茂紀の新・ワジワジー通信(24)】

2017-04-08 02:56:39 | 共謀罪 治安維持法

 山城氏の逮捕・再逮捕と相前後して東京、神奈川など全国十数カ所で家宅捜索が行われ、主にパソコン、USBメモリーやハードディスクなどの記録媒体、携帯電話などを集中的に押収していった。・・・

 捜査当局はこれらの押収物から、メールやラインなど会員制交流サイト(SNS)での通信記録を細かく掌握しチャートを作成していった。なぜそんなことをするのか。彼らは、米軍基地建設反対運動を、山城氏を「首謀者」とする壮大な犯罪組織に見立てようとしているのである。「一味」が事前に「共謀」してあのような大反対行動を企てているのだと。(文中より)


沖縄タイムス プラスhttp://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/91985

沖縄で進行する共謀罪的捜査 長期勾留と「予防拘禁」の類似性 【金平茂紀の新・ワジワジー通信(24)】

金平 茂紀
金平 茂紀(かねひら しげのり)
TBS報道記者、キャスター、ディレクター

1953年北海道生まれ。TBS報道記者、キャスター、ディレクター。2004年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に「ホワイトハウスから徒歩5分」他

 しばらくぶりの「ワジワジー通信」だ。けれどもこの間、沖縄をめぐる出来事はワジワジーすることがあまりにも多くて、それらを記すだけでも紙面を覆いつくしてしまいかねない分量になるので、今回は論点を絞ることにしよう。沖縄の米軍基地建設反対運動のリーダー的存在である山城博治氏の保釈と、そこで考えなければならないこの国の司法の「変質」についてである。

 5カ月ぶりに保釈され支援者から祝福される山城博治議長(左から2人目)=3月18日午後8時すぎ、那覇市樋川・那覇拘置支所前
5カ月ぶりに保釈され支援者から祝福される山城博治議長(左から2人目)=3月18日午後8時すぎ、那覇市樋川・那覇拘置支所前

 

 沖縄平和運動センター議長の山城氏は3月18日保釈された。初公判の翌日のことである。去年の10月、東村高江のヘリパッド建設反対の抗議行動のさなか、米軍北部訓練場内の有刺鉄線を切ったという器物損壊の容疑で逮捕されて以来、いくつもの罪状で再逮捕が繰り返され(公務執行妨害、傷害、威力業務妨害)、何と5カ月以上、152日という長期勾留の末に保釈されたのだった。

 那覇地検は最後の最後まで保釈に反対し続けた。裁判所は長期にわたって家族も含めた接見禁止処分を認めていた。山城氏に対しては、靴下等の生活必需品の差し入れも2カ月以上禁じられ、さらには那覇地検は、国民の最低限度の権利である弁護士との接見にさえもさまざまな注文をつけ続けた。山城氏にあてられた励ましの手紙約400通も全く本人のもとに届かないようにされていた。逮捕・起訴された山城氏は、保釈に至るまでの長期間、そのような境遇に置かれていた。このこと自体がまず異常である。

 今年1月26日には、国際的人権団体アムネスティ・インターナショナルが、早期釈放と適切な医療措置等を求める異例の声明を出していた。山城氏は悪性リンパ腫を患って入院していた経緯がある。また複数の人権団体や刑事法学者、有識者からも、山城氏の長期勾留は、露骨な運動つぶしを企図した動きであって、司法の機能を逸脱しているとの訴えがなされていた。だがこの国の司法を担う裁判所や検察庁は、聴く耳を持たなかったようだ。

 山城氏が勾留中に〈現場〉では一体何が起きたか。東村高江では米軍用のヘリパッド建設が力づくで完了した。反対派市民を機動隊がごぼう抜きにして、工事車両を何台も走らせての、まさに突貫工事の果ての完成だった。いわゆる「辺野古訴訟」は県の敗訴が確定し(去年12月20日)、国・沖縄防衛局は、司法によって工事GOの「お墨付き」を得られたと主張して、まさにその通りにことが進められた。

 名護市辺野古では、海上埋め立て工事が再開され、巨大な作業船が海上に姿を現し、再び反対派の抗議船などの海域進入禁止を表示するオレンジ色の浮具(フロート)が大浦湾に張り巡らされた。海の機動隊=海上保安庁の警備艇も以前のように存分に力を行使し始めた。その傍らで、工事にともなう汚濁の防止膜を固定するためだというコンクリート・ブロックが次々に海中に投げ込まれていった(最終的には228個)。山城氏の勾留中に、国・防衛局はまさに思いのままにことを進めることができた。これが客観的な事実である。

 僕は、山城氏が勾留されていなかったら、これらのことは止まっていたかもしれない、などと空想的なことは言うつもりはさらさらない。国・防衛局の、政治的な、物理的な力はこの国においては圧倒的なのであって、アメリカ政府から「待て」と言われない限り、工事は進められただろう。ではなぜ山城氏はやられたのか。彼は非転向を貫く米軍基地建設反対運動の象徴的存在であって、まさにそのことが彼が長期勾留を課された理由なのである。それを裏付ける種々の事象がある。

 僕らの国の司法にはかつて「予防拘禁」という仕組みが合法的制度として存在していた。戦前、あらゆる社会運動を弾圧する機能を果たした法律に治安維持法があった。この法律に違反したとして摘発された受刑者のうち、非転向、あるいは転向が不十分だとみなされた者は、「再犯のおそれあり」として出獄を取り消し勾留し続けることができる制度が「予防拘禁」だった。

 僕は山城氏の尋常ではない長期勾留や接見禁止措置を考えた時に、この治安維持法下の「予防拘禁」のことをすぐに想起した。今、政権は「平成の治安維持法」と言われている共謀罪法案(彼らによる呼称はテロ等組織犯罪準備罪法案だが)を国会に上程し成立を急いでいる。この動きと山城氏逮捕・長期勾留の動きは連動したものと思わざるを得ないのだ。

 実は山城氏逮捕の捜査を顧みる時に見過ごせない司法警察・検察の動きがある。山城氏の逮捕・再逮捕と相前後して東京、神奈川など全国十数カ所で家宅捜索が行われ、主にパソコン、USBメモリーやハードディスクなどの記録媒体、携帯電話などを集中的に押収していった。パソコンの押収点数は計8台、記録媒体が15台、携帯電話も7台が押収された。

 捜査当局はこれらの押収物から、メールやラインなど会員制交流サイト(SNS)での通信記録を細かく掌握しチャートを作成していった。なぜそんなことをするのか。彼らは、米軍基地建設反対運動を、山城氏を「首謀者」とする壮大な犯罪組織に見立てようとしているのである。「一味」が事前に「共謀」してあのような大反対行動を企てているのだと。

 しかし僕は長年の記者取材経験からわかるのだが、公安警察や公安検察のなかには、想像力がとてつもない奇形的な膨張を遂げてしまった人々が存在していたりする。彼らの頭のなかには常に「国策にまつろわぬ者=犯罪集団=取り締まり対象」という図式が出来てしまっている恐れがある。そう、彼らの頭の中には戦前の治安維持法が生きているのである。だから、まるでアルカイダかイスラム国に対するような扱いがとられてしまいかねないのだ。

 山城氏の公判に証拠申請されている膨大なビデオ映像の記録(ブルーレイディスク数十枚)はどのようにして撮影されたかを想起してみるといい。彼の行動の一挙手一投足をバーの先に取りつけた小型ビデオカメラ20台以上で、警察、防衛局等の「撮影班」がよってたかって撮影したものがそれである。そのこと自体が実は異常なのだ。それを異常と認識できないほどに僕らの感覚がすでに麻痺(まひ)してしまっているのかもしれない。

 沖縄ではプレ「共謀罪」捜査が先取りされている。これは憲法のもとにある民主主義国家においてあってはならない、司法の「変質」を象徴する動きである。

 (テレビ報道記者・キャスター)=随時掲載

 

 

 


抗議の電話を!【沖縄シュワブ前】 首を絞める婦警、完全に不当逮捕…プラカード持って立ってるだけで、後ろから羽交い締めで首締められたら、とっさに噛み付くよね。

2017-04-08 02:01:21 | 沖縄

プラカード持って立ってるだけで、後ろから羽交い締めで首締められたら、とっさに噛み付くよね。

60代女性の首を絞める婦警。完全に不当逮捕。  (O・TさんFB憲法九条の会

 
画像に含まれている可能性があるもの:1人以上

 

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沖縄タイムス 2017年4月6日

・・・普天間飛行場野嵩ゲート前では午前8時ごろ、抗議集会に参加していた男性1人が米軍警備員と、基地との境界線を示すイエローラインを越えているか否かのやりとりをした後、基地内に連行されたという。身柄が引き渡され、県警が刑事特別法(刑特法)違反容疑で緊急逮捕した。
シュワブ前では女性2人が拘束された。

 


また不当逮捕! 抗議の電話を!!


戦争経験者で84歳の彼は、今朝、野嵩ゲート前でいつもの様にマイクで訴えた。
その際イエローラインを踏んだとか、越えたとか⁉︎何れにせよ逮捕するまでもない、注意すれば済む不当逮捕だ。

現地に行けなくても、今いる場所で出来る事は沢山あります。宜野湾署へ抗議の電話お願いします。

TEL(098)898-0110...
184を最初に押せば、相手には非通知です。 (桃原 功さんFBより)

 

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沖縄タイムス プラスhttp://www.okinawatimes.co.jp/articles/gallery/92146?ph=1

警察官の腕かんだ疑い、シュワブで基地抗議の女性 別の1人も「境界線越えた」と拘束


(資料写真)米軍キャンプ・シュワブ 

 

 


 


(資料写真)米軍キャンプ・シュワブ

 宜野湾署は普天間飛行場野嵩ゲート前で抗議していた無職の男性(84)=那覇市=を刑特法違反の疑いで逮捕した。県警によると、男性は「基地への侵入には当たらない」と話しているという。

 一方、名護署は名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内に侵入したとして刑特法違反の疑いで女性を逮捕した。

 また、ゲート近くで警備に当たる女性警察官の右前腕部をかんでけがを負わせたとして、別の女性を公務執行妨害と傷害容疑で現行犯逮捕した。車道への飛び出しを制止していた警察官は長袖の上から腕をかまれ、内出血したという。逮捕の女性2人は容疑を否認した上で、調べに黙秘し、住所や氏名、年齢は不詳。

 県警警備1課によると、刑特法違反容疑の男女2人は、イエローラインを越えたため、米軍の日本人警備員が身柄を拘束。県警が憲兵隊から引き渡しを受け、緊急逮捕した。米軍側は再三、ラインを越えないように警告していたという。