異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

拉致問題40年未解決、横田早紀江さん「国家の恥だ」 〔TBSニュース 4.23〕

2017-04-23 22:11:57 | シェアー

TBS NEWS http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3036627.htmlより転載

拉致問題40年未解決、横田早紀江さん「国家の恥だ」

23日17時17分

 #拉致問題 Latest News Trends Updates Images - cube_news_site

 
朝鮮半島をめぐる情勢が緊迫する中、拉致被害者の救出を目指す国民大集会が都内で開かれ、横田早紀江さんは「40年も娘を救出できないのは国家の恥だ」と訴えました。

 「(緊張状態が)きゅっとここまで来ているから・・・怖いときですよね。トランプ大統領もどこまでぐっとこらえるか・・・。(北朝鮮と)交渉ができるように日本も頑張らないといけないし・・・」(横田早紀江さん)

 

 「何とも言えない不安な気持ちが続く」と話す横田早紀江さん。集会を前に家族会は安倍総理と昼食を共にし、被害者救出を直接、訴えました。

 

 「拉致されてから40年、(家族会が)活動を始めて20年。この重みは相当なもの」(飯塚繁雄さん)

 

 「国家犯罪をされたままで何もできない40年間。これは本当に国家の恥だと思う」(横田早紀江さん)

 

 「(拉致問題は)我が国が主体的に解決しなければならない問題です」(安倍首相)

 

 84歳の横田滋さんが集会に来ることができずビデオメッセージの形で参加するなど、被害者家族の高齢化から一刻も早い拉致問題の解決が求められています。

 

 

 

 


「目を覚まそう! 「民主党政権は悪夢だった」というのは洗脳された知識なのだと言うことに気付くべきだ。」

2017-04-23 22:11:28 | 政治 選挙 

 我が家は昔から菅氏ファン! 菅氏が首相だったから、東電を撤退させず、また自ら乗り込むなど、福島原発の最悪事態を乗り切った。他の政治家にできたか!
「菅氏時代の報道の自由度は、世界最高レベルだったが、安倍政権の現在は世界最低レベル。 菅氏と民主党を悪者に仕立て上げた安倍自民とマスコミをゆるせない。
(ブログ主)

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル菅直人氏


池田 恵子さんFBより

 前東海大学文学部 准教授 深谷志寿氏のコラムは、民進党アレルギーの市民に強い説得力があります。
 野党共闘を進めるための、無党派市民説得ツールとしてぜひぜひ使ってください♫)


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「目を覚まそう! 「民主党政権は悪夢だった」というのは洗脳された知識なのだと言うことに気付くべきだ。」

(深谷志寿氏)前東海大学文学部准教授


(引用)
「僕は民主党政権は画期的だったと考えています。
国民の間の民主党政権に対するイメージは最悪ですが、正直僕には理解できません。
菅政権の時代、野党の自民党はさておいて、マスコミの菅叩きはどう考えても異常だった。
あれで国民のイメージは決定的に悪くなったのだけれども、客観的に見れば、政権担当初心者にしては実によく頑張ってたと思っていましたし、今も思っています。
 
2010年の報道の自由度の国際ランキングでは日本は史上最高の11位でしたが、これはまさに菅政権の時代です。
で、2015年の安倍政権ではなんと最低記録の世界61位にまで下落してしまいました。なんと、ルーマニアやハイチ、モンゴル、モーリタニア、パプアニューギニア、韓国などよりも下なのです!
 
菅首相は危険な原発事故の現場にも勇敢に視察に飛びましたが、最高指揮官として当然のことをしたまでなのに、日本のマスコミは猛烈に菅首相を批判しました。
もしも現地視察しなかったら、「最高指揮官なのに臆病風に吹かれた」、「首相としての責任を全うしない」と批判したに決まっていますが、国民は案の定それにマインドコントロールされてしまい、事故対策の邪魔をする愚鈍な首相と言うイメージが定着してしまいました。

しかし、今回の平成28年熊本地震では、安倍 晋三首相が予定していた現地視察をキャンセルするとマスコミは案の定「首相は臆病風に吹かれた」と批判しました。
つまり、危険な被災地に視察に行こうが行くまいが、日本のマスコミは批判するのです。
 
標準規格の新幹線に「そんなに金を掛けてどうする?」と批判したのに、阪神・淡路大震災で新幹線の高架が落下すると「安全対策はどうした?」と批判したのをよく覚えています。
 
菅政権は東日本大震災の翌日、被災地を激甚災害指定していますが、安倍政権は1週間経っても激甚災害指定を渋っています。
激甚災害指定してしまうと国にお金が掛かるからです。
 
菅政権は大震災直後から食糧などの空中投下も開始していますが、現政権の対策は、自衛隊にヘリが有り余っているのに、今こそオスプレイの有用性をアピールできると、オスプレイを飛ばす始末。被災地のことなんて全く眼中に無い。
 
菅政権は福島原発の事故を受けて、即刻ずっと離れている静岡県の浜岡原子力発電所の自主的停止を要請しましたが、安倍政権は震源地に近い川内原発を、未だに稼働させたままです。
大型地震が群発しているのにも関らずです。
今ならまだ安全に止められるのに、あえてそれをしない。
 
マスコミは、福島原発の直後東電の会長・社長を首相官邸に呼びつけて、彼らを怒鳴りつけた罵声が廊下まで聴こえたと、
「首相が民間人を官邸に呼びつけ、罵倒」といかにも菅首相が酷いヤツであるかのように報道と言うか、キャンペーンをした。
けれども、東電のトップは事故対策の進捗について、密に政府に報告する義務が法律で課されているにも関らず、全ての情報を自社内で隠蔽し、原発がどうなっているのか一切官邸に上げなかったので、首相が怒ったのです。
本来なら「よくぞ言った!」と首相を応援すべきマスコミが「とんでもない首相だ」と事故対策の真っ最中に「菅辞めろ!」のキャンペーンを張り始めたのです。
僕は、船が沈没しかかっているときに
「船を沈ませないための努力を止めて、まず船長が辞めろ!」
と言い出しているようなもので、原発がメルトダウンしている最悪の事態に、いったい日本のマスコミはそんなことは(そんなこと?)ほっぽらかしにして、完全に「俺って正義! カッコイイ!」という似非正義に酔っていた。
当時、僕はマスコミに本当に腹を立てていた。いったいこいつらは何をしたいのか?
 
鳩山首相が沖縄の悲惨な現状に義を感じ、「辺野古は最低でも県外移設」と言い出したときに、マスコミは本来ならば、
「よく言った首相! 非常に難しいけれど、どうしたら可能か国民皆で考えよう!」と書くべきだったのだけれど、
「できるわけもない空約束をする無能な首相」だとか「米国を怒らせてどうする?」とか書き立てて彼を辞任に追いやった。
 
日本がこんなになってしまっているのも、最大の戦犯は愚かな国民だけれども、同様に、悪意がある分罪深いのが日本のマスコミだと思っている。
 
アベノミックスとかかまびすしいが、ちゃんと統計を見れば、民主党政権の方が経済は成長していた。
グラフを見ればアベノミックスになって経済はズタボロになってしまっている。なのにマスゴミは(あ、言ってしまった (^^;)!)アベノミックスに効果があったかのように書き立てている。
 
目を覚まそう! 「民主党政権は悪夢だった」というのは洗脳された知識なのだと言うことに気付くべきだ。

今こそ、自民党政権の息の根を止めるべきだ。
もし今回それに失敗すれば、太平洋戦争を止められなかったときと同じように国を滅ぼすことになる。
国が滅びると言うことは実際には、あなたがた自身やあなたがたの大切な人々が命を失ったり、不幸になると言うことなのだ。

それが理解できないほど愚かならば、確かにこの国は滅びて世界から消えてしまった方が人類のためになるのかもしれない。とても悲しいけれど...。(深谷志寿氏)」

 
 

 

 


憲法記念日スペシャル鼎 「権力者は、憲法がお嫌い?」 島京子×太田啓子(弁護士)武井由起子(弁護士)

2017-04-23 19:22:16 | 立憲主義 民主主義

http://bp.shogakukan.co.jp/mado/1705/interview.htmlより転載

憲法記念日スペシャル鼎 

 島京子の「扉をあけたら」

2017.5

「明日の自由を守る若手弁護士の会」のメンバーであり、憲法に対する関心を高めるために、だれでも気軽に参加できる憲法学習会「憲法カフェ」を積極的に開催している弁護士の太田啓子氏、武井由起子氏。私たちはいま憲法とどう向き合えばよいのか、お二人と語り合います。
 
第十一回
権力者は、憲法がお嫌い?

ゲスト 太田啓子(弁護士) 武井由起子(弁護士)
Photograph:Hisaaki Mihara
太田啓子(左)、中島京子(中)、武井由起子(右)

「憲法カフェ」の輪を広げていきたい
中島 お二人とお会いしたきっかけは、私が三年前の憲法記念日に、ある新聞で「明日の自由を守る若手弁護士の会」の活動をご紹介したことでした。そのあと、お二人も執筆された『これでわかった! 超訳・特定秘密保護法』の出版記念会で初めてお会いして。あれから、いろんなことがありましたね! 昨年はお二方の「憲法カフェ」にゲストとして参加する機会もあり、とても勉強になりました。太田さんとは高円寺で一回、藤沢で一回。それぞれ私の地元と太田さんの地元で開催しました。武井さんとも、中野の古民家で、一緒にお話をしましたね。
武井 料理研究家の枝元なほみさんと鼎談したんですよね。トークも白熱しましたが、枝元さんが作ってくれた料理を食べ始めたとたん、みなさん緊張がほぐれたのか活発な意見交換をされていたのが印象的でした。
中島 やっぱり美味しい料理は、心の垣根を外してくれるんですね。ところで「憲法カフェ」は、どういう経緯ではじめられたのですか?
太田 直接のきっかけは、二〇一二年四月に自民党が発表した「日本国憲法改正草案」ですね。自民党の憲法改正推進本部のホームページに掲載されているので、ぜひ読んでほしい。その内容に危機感を持った若手弁護士たちが二〇一二年十二月の衆院選で第二次安倍政権が発足したのに警戒心を強め、自民党憲法改正草案を阻止しようという一点のみで集まろうということで、二〇一三年一月に「明日の自由を守る若手弁護士の会」(通称「あすわか」)を結成しました。現在は五百六十名を超える若手弁護士が参加しています。その活動の一環として、自民党の改憲案の怖さを伝えることはもちろん、誰もが気軽に参加できて憲法のことをもっと身近に考えてもらえる場を作ろうと「憲法カフェ」を企画したんです。これまで「あすわか」に所属している全国各地の弁護士たちによって、のべ千回以上開催されています。
武井 私たちは創設メンバーではないのですが、「あすわか」の活動に賛同して参加しました。「憲法のお勉強ですよ」と大上段に構えるのではなく、お茶を飲んだり、ご飯を食べたり、音楽を聴いたりしながら、憲法の基礎的なことを知って頂いて、政治や生活のことをざっくばらんに話したりすることを目的としているんです。中島さんのような言葉を紡げる方に参加いただけると、ものすごい力になります。
中島 いや、私はむしろ、参加者として教えてもらっているほうですから。「憲法カフェ」で武井さんたちのお話を聞いて、自分にとって「憲法」がどれくらい大切なものかを痛感したんです。でも、いくら気軽に参加してくださいと言ってもテーマが「憲法」でしょう。最初は参加者を集めるのが難しくありませんでしたか。
太田 例えば「公民館の第6会議室で憲法改正阻止の勉強会を開催します」と参加者を募ったとしますよね。すると本当は改憲論議に関心があってその内容をもっと深く知りたいと思っている人まで、「ガチガチの護憲派」に見られるのは嫌だと敬遠してしまう。そこで「あすわか」の弁護士たちもどんなイベントなら参加したくなるだろうかと知恵を絞っていろんな企画を立て始めました。
武井 静岡県の内山宙先生がやっている「ベルばら憲法カフェ」は、「次は私たちの街で」と依頼が相次ぐほどの人気になっていますよね。
中島 「ベルばら」って『ベルサイユのばら』ですか? オスカルやアンドレと「憲法」がどう繋がって、どんな話をされるのか、ファンじゃなくてものぞいてみたい。
太田 そうでしょう。でも、内容は参加してのお楽しみです(笑)。埼玉県では竪十萌子先生がラッキィ池田さんとコラボしたイベントも話題になりました。ラッキィさんは、子どもたちに人気のアニメ『妖怪ウォッチ』の体操の振り付けを担当されているので、まさに踊って学ぶ憲法カフェ。会場は、たいへん盛り上がったそうです。
武井 竪さんはさまざまなメディアの注目を集めて大活躍されています。まさに憲法カフェクイーンですね。
太田 そうなんですよね。小さなお子さまも一緒に楽しめる企画なら、お母さんも参加しやすい。私も、三浦の農家の方が企画した芋掘り体験と組み合わせたイベント「畑de憲法」に講師として呼んでもらいました。親子で、泥んこになって芋掘りを楽しんでもらう。掘った芋は「憲法カフェ」をやっている間に、焼き芋を焼いて、終了後みんなで食べるんです。
中島 それは、お母さんもうれしいですね。
太田 しかも子どもたちの様子が心配だと、お母さんは「憲法カフェ」に集中できないでしょう。このイベントでは、年配の参加者の方が子守役を買って出てくれたんです。みんなが協力しあって輪をひろげていく市民運動の原点を体験しているようで、ワクワクしてきました。武井さんの「Wけんぽう(憲法&拳法)カフェ」も話題になりましたね。
武井 冗談みたいな企画ですが、元世界チャンピオンの太極拳の先生まで応援に駆けつけてくれて、大人だけじゃなく小学生のお子さままで、「ふたつのけんぽう」を楽しく学んでくださったようです。
中島 お話を聞いていると、「憲法カフェ」は女性の参加者が多いような気がしました。
太田 他のメンバーのイベントはわかりませんが、私の場合は平日の日中に開催することが多いので、どうしても男性で参加できる人は限られてきます。じつは、日曜日の昼間にバーを借り切って「お父さんのための飲み学び講座」をやったことがあるんです。奥さんに薦められてしぶしぶ参加した男性が、終わってから「何が問題かよくわかったよ。企画してくれてありがとう」と声をかけてくれた。その時に、やり方次第で「憲法カフェ」はまだまだ広がっていくと確信しました。
中島 これまでいろいろな方と話されてきたと思います。何か問題点をお感じになることはありますか。
武井 そもそも憲法は何のためにあるのか。誰を縛っているのかを履き違えている人がほとんどなんです。
太田 憲法の基礎知識を○×クイズでやると、憲法は国民を縛るものだと思っている人が、結構多いですね。
武井 「憲法」はお釈迦様が孫悟空の頭につけた「緊箍児」のようなもの。悪いことをすると、ギュッと締め付けられる。権力者の暴走を防ぐ役割を果たすものなんです。孫悟空が締め付ける力をゆるくしたいと考える時は、自分に有利なことをしたい時。そう考えれば政権側から出てくる改憲要求が、私たち国民にとって不利なものになることは自明ですよね。
太田 「憲法」は、国民を縛るものではなく、権力を縛るものというのが立憲主義の根幹です。だから時の権力者にとって「憲法」は、自分の行動を不自由にする不便なものなんです。
中島 なるほど。権力者にとって「憲法」は「押し付けられたもの」なんですね(笑)。
太田 「あすわか」にも参加されている広島の楾大樹先生の著書に『檻の中のライオン』(かもがわ出版)という絵本があります。憲法を檻に、権力をライオンに見立てて、立憲主義とは何かを子どもにもわかるように絵解きした良書なんです。「憲法」って難しそう、と尻込みする前にすべての人にまずこの絵本を読んでほしいんです。
「改憲」か「護憲」かではなく
「全体主義」か「個人主義」か
武井 社会科の授業で、憲法の三大原則を暗記させられたでしょう。
中島 「平和主義」「国民主権」「基本的人権の尊重」。
武井 でもみんな暗記するだけで、それの持つ意味をちゃんと考えることをしない。
中島 確かに、その通りです。
太田 教える側の先生が憲法のことを理解していないから、子どもたちのなかにも憲法の根本が根付かない。
武井 憲法の三大原則が言っていることは、国民一人ひとりみんな違っていていいということ。
中島 武井さん、それよく使いますね(笑)。金子みすゞの詩。「みんなちがって、みんないい」。
武井 日本の憲法は、個人の尊重をサポートするためにあるんです。改憲論者たちは、今の憲法を個人主義的な憲法だと批判しますが、日本国憲法にとってそれが一番の要。とにかく憲法に記載されている百三条の条文すべてが、個人の尊厳をまもるために存在していると言っても過言ではありません。
太田 今の憲法に不満を持っている自民党のおじさんたちは「個人主義的な憲法のせいで戦後女性が好き勝手わがままに生きて、子どもを産まなくなった」なんて言っているわけでしょう。
中島 個人の尊厳を踏みにじれば、子どもは生まれるのかな?(笑)
武井 「個人主義」の反対概念は「全体主義」です。では、「全体主義」とはどういうものか。指導者が国民の幸せはこれだと決めて、その方向に向かってすべての国民がドドドドドって進んでいく。それが嫌な人、同調できない人は全部排除される社会です。
中島 太平洋戦争に突入していった時の軍国主義の日本やナチス・ドイツの世界。
武井 個人主義は、わがままではない。自分の幸せは、自分で決める。自分でも頑張るし、周りの人や社会もあなたの幸せを応援する。そういう社会です。さぁ、皆さんはどっちの社会がいいですか?
太田 なるほど。「改憲」か「護憲」かではなく、「全体主義」か「個人主義」かの選択ということですね。
中島 うん、その説明はしっくりきました! 憲法を一字一句変えちゃいけないとは思わない。時代にあわせて変えたほうがいいと思う条文もある。だけど、自民党の改憲案は、すごくイヤなんです。一人ひとりを尊重せず、みんなひとまとめにして「全体」に向かわせるからなんですね。
武井 「個人主義」と「全体主義」の対立だという視点から見ると「特定秘密保護法」も「共謀罪法案」(テロ等準備罪)も、全体主義化を推進する法律だということがわかります。
太田 自民党憲法改正草案の根底にあるのは、とにかく「個人主義が嫌い」だということ。こういう改正論者は皆さん「全体主義」が好きな方たちです。国家の大義の前では個人の自由は制限されて当然だという発想。それがすべてだと思います。安倍総理もメンバーの一人である、近年話題の「日本会議」という保守的な団体ネットワークの思想ってこういうものなのでしょうね。
中島 日本会議、安倍首相をはじめ、現閣僚の多くがメンバーなんでしょう?
太田 だから海外のメディアに、日本会議という極右団体カルトが政府に強い影響力を持っていると書かれるんです。
中島 「国有地を八億円引きの破格値で購入できたのは、政治家の強い働きかけがあったのでは」という疑惑が取り沙汰されている森友学園の前理事長も、元々は日本会議のメンバーでしたね。森友学園が運営する塚本幼稚園では、「教育勅語」を暗唱させたり、運動会の選手宣誓で子どもたちに「安倍首相ガンバレ。安保法制国会通過よかったです。エイエイオー!」と言わせていた。まさに「全体主義」の教育。そのシーンをワイドショーやニュースがばんばん放送したのはすごく大きなことです。
太田 「あれが日本会議のメンバーだった方。安倍首相は、日本会議のメンバーだよ」そう話すとわかりやすいものね。
憲法改正案、国民投票の結果は?
太田 「君が代」の斉唱を義務付けたり、「教育勅語」を愛でる大臣……。教育の現場でも全体主義化への圧力は強まっているように思いますね。
武井 そして、もう一つが家庭なんですね。自民党のおじさんたちは、なぜ「家庭教育支援法」の制定にこだわるのか。家庭というと、お父さんとお母さんがいて、子どもたちとたのしそうに食卓を囲んでいる一家団欒のシーンを想像するでしょう。でも、与党政治家が考える家庭というのは、そういうイメージではなく、国家による国民支配の道具という機能です。国民は天皇の子どもと言われ、産めよ殖やせよと介入され、父親が家庭内で権力を持ち、「お国のためだから仕方がない」と、子どもを守りたいお母さんの気持ちを押しつぶした戦前のイメージです。そうじゃないと戦争なんて遂行できないんです。お父さんがトップにいて、お母さんは口答えせず、お国のために子どもをさし出す。そういう家族のかたちは、戦争をしたい国には都合がいいんです。
太田 今国会で提出予定の「家庭教育支援法」というのは、家庭内でも個人の尊厳を守ることを明記した、憲法二十四条を骨抜きにする法案だと言われています。
中島 私たちには異様に感じる森友学園の教育、あれ、安倍政権が目指している理想の教育ってことでしょうか。
武井 そうなんでしょう。実際に塚本幼稚園の先生が三人ほど「文部科学大臣優秀教員表彰」を受けていますもの。あなたは、素晴らしい教育者だと、国から表彰されている。そもそも日本の憲法には「日本の軍国主義が引き起こした悲惨な戦争で世界に迷惑をかけた。だからちゃんと民主主義国家になりなさい」という戦争への反省と平和への願いが込められている。それが、いつの間にかまた軍国主義の方に向かっている気がします。
太田 そう思いますね。憲法第九条に関しても、あれだけ国民が反対していたのに、安保法制を強硬的に成立させ、集団的自衛権を認めることで、事実上戦争を行うことができる国になりました。もちろん政府は戦争という言葉は使っていませんけれど。法律を制定することによって、事実上憲法を骨抜きにする。こういう「憲法改正」手続きを踏まずに事実上行われる「改憲」の手法には強く警戒を呼びかけたいです。
中島 実際の改憲項目は、「教育無償化」とか、災害時などの「緊急事態条項」など、「あったらいいかも」と思わせるものにすると言われていますが。
太田 そもそも「教育無償化」は憲法を変えなくても、法律を作ればいますぐできますよ! 「緊急事態条項」は、東日本大震災の被災地の弁護士たちはじめ被災の実態を知る弁護士たちが「必要ない」と言っています。各地の弁護士会から改憲による緊急事態条項創設は危険、不要、有害だという声明も多数出ています。「ともかく改憲実績を作りたい」という動きには、やはり警戒が必要です。
中島 安倍首相の在任中に、憲法改正は必ず行われると思いますか?
武井 安倍さんは、歴史に名を残したいと思っているでしょう。いまのスケジュールだと、来年の一月ぐらいに自民党の憲法改正案は議会を通過し、憲法改正が発議されます。そして発議から六十日以後百八十日以内に、国民投票が行われます。
中島 そんなに早く……。
武井 しかも投票総数の過半数の賛成で、憲法改正案は成立しちゃうんです。
太田 国民投票になったら、熱心な与党支持者は必ず投票にいって賛成票を投じるでしょう。でも、憲法に関心がない人はいかないですよね。国民投票法の定めで、「過半数」は「投票総数」の過半数であって、有権者の過半数ではないので、棄権者は分母に入りません。投票率が低ければ組織票があるほうが有利で、賛成票が過半数を占める可能性は高いと言わざるを得ない。
中島 国民投票の前に、「私たちが国に奉仕する」憲法に変えていいのか、「国が私たちに奉仕する」憲法を維持したいのか、考えておくべきですね。
武井 「憲法カフェ」も一応憲法をテーマにしているけれど、ほんとうに身に付けてほしいことは、究極的には主権者意識なんです。でも、自分が社会の主人公なんだという感覚が、日本の人には薄いですよね。
中島 私も3・11以前は、かなり薄かったと思います。
武井 国民のことは、お上がなんとかしてくれる。だからお上には従順にして、とにかく我慢する。
中島 「全体主義」を目指す勢力にとっては、非常に都合のいい国民性かもしれません。
武井 でも、憲法を読んでみてください。国民が主役って書いてありますよ。そう話しても、主権者意識がどういうものか体感したことがないから、みんな実感が持てないんですね。
太田 それに、主役でいたいかどうかもいままさに問われていると思います。居心地のいい奴隷だったら、そのほうがいいという人もいるかもしれない。
武井 そう。みんなが私たちと同じ考え方だとは限らないし、一人ひとり考え方は違っていい。でもね、イメージだけで決めるのは危険だということに気づいてほしい。
中島 最後に、読者の方々に読んでほしい条文があったら教えてください。
太田 第十二条、ですね。
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」
 要するに誰かがいい社会をつくってくれるそんな甘い世の中じゃない。日々悩み、考え、行動することで人間の権利は鍛えられていく。権利は行使しないと小さくなるぞ、と読めるんです。例えば表現の自由もそうだと思う。意識的に行使していかないと、なくなってしまう。いま痛切に、そう思っています。
武井 昨年の秋にアメリカ海兵隊の軍人さんたちを呼んでお話を聞いたのですが、戦争による精神的な傷跡に一生苦しみ続ける人が多くいる。戦争を許すと世界は恐らく滅びちゃう。究極的にはジョン・レノンの『イマジン』に歌われているような世界じゃないと、地球がきちんと維持されて人々が幸せに生きる方法がないんだなと感じました。やはり戦争の放棄を宣言した第九条は、日本だけじゃなく世界の人々にも読んでほしい条文です。 
「1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」
太田 第九条とともに憲法の前文を読むとなぜ日本国憲法が平和憲法と呼ばれるのか、よくわかりますよね。
「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。(前文より一部抜粋)」
武井 いま国連で「平和への権利」の国際法典化が進められていて、その内容は日本国憲法に書かれていることと合致するんです。地球の未来に対する答えが日本国憲法のなかにあるんです。世界に誇れることだと思いませんか?
構成・片原泰志

 

 

 


『憲法は世界を広げてくれる』~元AKB48“憲法アイドル” 内山奈月さんインタビュー 〔NHK みんなの憲法〕

2017-04-23 18:13:01 | 憲法

内山奈月×南野森『憲法主義』 (PHP研究所刊)


NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/special/kenpou70/interview.htmlより転載

『憲法は世界を広げてくれる』
元AKB48 内山奈月さんインタビュー

ー憲法との出会いから聞かせて下さい。

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憲法に出会ったのは、小学校5、6年生の時です。社会の授業で、憲法の暗唱をしたのがきっかけでした。面白いなと思って、その頃から趣味で、いくつかの条文を覚えるようになりました。母の教育方針で、「きれいな日本語に触れなさい」とよく言われてきたので、幼いころから、歴史の名文を暗唱する習慣があって、「方丈記」や「奥の細道」など、たくさん覚えました。 
憲法の暗唱は、父と母が大学では法学部の出身で、家に六法全書があったのが大きかったと思います。私が授業で習った憲法の条文を暗唱していたのを見て、母が押し入れから六法全書を出してくれました。それがきっかけで、条文を覚えてみよう、覚えて披露すると楽しいなと思うようになりました。当時は意味も分からず、興味本位で暗唱していました。 

ーいまも、暗唱はできますか? 

はい、いくつかなら言えると思います。一番最初に覚えたのが、確か憲法9条なので、言わせていただきます。合ってるかどうか、わからないのですが。 
『日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する』。合ってますかね(笑)。 

ー合っています。ほかには? 

AKBのコンサートでは初めて暗唱させていただいたのが48条です。やってみます。 
『何人も、同時に両議院の議員たることはできない』。こんな感じです。 
条文の意味は全然わからなくて、ただ親戚や友達に、「ねえ、ねえ、すごくない?」と自慢するためだけに、披露するためだけに覚えていました。

2013年、内山さんは日本武道館で行われたコンサートで、特技として「憲法の暗唱」を披露。大きな反響を呼んだ

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『口の中にしゃもじが入る』とか、『竹馬に乗れる』とか、いろんな特技をリストアップして提出したんですけど、その中に「憲法暗唱」が入っていて、その時、キャプテンだった峯岸みなみさんが、『憲法おもしろいじゃん、誰もやらないよ、そんなこと』と言ってくださったので、じゃあ、憲法やってみようと思って。 
初めてやったのが研究生だけの武道館コンサートで、1人ひとつだけ特技を披露するというのも初めてだったので、本当に偶然が重なったと思います。 

ーちなみに、しゃもじが口に入るんですか? 

入ります(笑)。外から見ると、口は小さいと思われるかもしれませんが、いっぱい開くのが特技なんです。 

ーファンの人たちの反応はどうでしたか? 

ほかのメンバーたちは、『かわいい笑顔』とか、『ダンス』とか、『モデル歩き』とかアイドルっぽい特技が多くて。そういう特技が続く中での憲法暗唱だったので、「おー」っていう声がわきましたね。しかも、見ている人は、ほとんど正解がわからないので、合っているかどうかわからない条文をつらつらそらんじるというのが、良かったんじゃないでしょうか(笑)。 
その後、別のコンサートでも、「おもしろかった特技ベスト3」に選んでいただいて、披露させていただいて、反響は大きかったなと思います。ファンの人たちからも、「はじめて憲法に興味をもった」と言ってもらうこともあって、うれしかったですね。

それがきっかけで、「内山さんが憲法学者の授業を受ける」というスタイルの本を出版“憲法アイドル”として広く知られるきっかけになった

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南野(森)先生っていう、九州大学の先生が、2日間まるまる講義をしてくださったんですけど、ものすごくおもしろい授業でした。私がいままで高校とかで習ってきた、どの憲法の授業とも違って、すごくおもしろかったので、貴重な経験をさせていただいたなと思っています。 
憲法には一言一句に深い意味がある、いろいろな解釈があったり、ものすごく深い議論があったりしたうえで制定されたものなんだと知ることができたのが大きかったですね。そして、憲法は、そこから政治や、いま起きているいろいろな出来事につながっていく。必ず憲法が関連しているということを知ることができました。 

ー講義の中で、特に印象に残っている憲法の条文はありますか? 

『AKBの恋愛禁止って憲法違反?』というところがあるんですけど、その授業では、憲法は、国民が守らなきゃいけないものではなくて、国民を守ってくれているものだと、国家権力を縛って、国民がより幸せに暮らせるために制定されているのが憲法なんだということを教えていただいたんですけど、それが新発見だったというか、とても衝撃的でした。今まで、憲法は法律と同じで、守らなきゃいけないルールなのかなと思っていたので、私たちを守ってくれるものだったんだと教わってからは、憲法をより身近なものに感じましたし、学んでいて楽しいなと思うきっかけになりました。 
そのほかには、9条も大きかったなと思います。それまでもニュースで集団的自衛権の話を見てはいたんですけど、私が思っていたよりも、とても深い話し合いが、憲法9条について行われているんだなっていうのを知ったきっかけでしたね。9条を改正する、しない、というだけじゃなくて、長い歴史の中で、70年間、平和な日本が続いてきて、でもそこで、大きな変化、集団的自衛権を認めるのか、個別的自衛権なのか、というのは、ものすごく大きな分岐点なんだなとか。すごくたくさんの思いや歴史が関わってくるんだなと感じました。憲法を知ることで、世の中の見方は変わる、と思いました。 

ー日々の生活の中では、私たちに憲法が関わっていると感じることはありますか? 

たくさんあります。一番感じるのは、やっぱり「表現の自由」じゃないかなと思いますね。いろんなメディアを見ていたり、もう辞めてしまいましたけど、アイドルとして歌う立場だったり、発信する立場だったりするうえで、今、自由に表現できるのは、憲法が「表現の自由」を守ってくれているからだなって、そういうところが一番身近に感じました。 

ー“憲法アイドル”と呼ばれるようになって 

AKBのアイドルという親しみやすい存在が、憲法について話をするっていうことで、まったく憲法に興味の無い人が憲法を知るきっかけというか、興味を持ってくれるようになればいいなと思って、活動してきました。自分でも新聞を読むようになりましたし、大学の授業でも意識的に政治学を学ぶようになって、勉強しなきゃいけないなって。 
憲法って、すごくハードルが高いと思われているのですが、そのハードルを下げられたらいいなと思って、頑張っています。

その後、憲法にまつわる様々な現場を訪ねるラジオ番組に出演するなど、活動の幅を広げた内山さん。70年目を迎えた憲法に、いま、何を思うのでしょうか

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2つあって、1つは、憲法をこんなに学ばせていただいて、しかもアイドルという立場で、発信させていただけるという機会を得たので、もっともっとたくさんの人に憲法について知ってもらえたらいいなと思うようになりました。こういうお仕事や本の出版を通じて、まったく興味のない方達が少しでも憲法について考えてくれたらと思うようになりました。 
もう1つは、憲法って、条文を読んだり、学んだりするだけじゃなくて、それについてもっともっと考えることが大切なんだなって感じるようになりました。 
もちろん、条文に書いてあることや国の仕組みを知ることは大事だし、それが基本になると思うのですが、もっともっと私たちの生活に関わっていることだと思うので、自分がどう思うのかとか、これから日本をどうしていきたいのかとか、そういうことまで考えられるようになったらいいなと思いました。 

ー今、大学生。同世代の憲法に対する関心をどう感じていますか? 

関心は決して高くないと感じています。私たちにはもう選挙権があるので、選挙の前に学校で「どこに投票したい?」という話をすることもあるんですが、どういうことをポイントに投票するかという話になった時に、憲法というのはほとんど挙がらなくて、奨学金の話とか、経済の話とかは挙がるのですが、憲法について考えている学生って少ないなって、すごく感じます。でも、絶対に重要な論点のひとつではあると思っていますし、根っこにあることだと思うので、投票などの時に、1人ひとりがもっと、憲法のことを考えてくれたらいいなって思います。 

ー憲法のあり方は、今、大きな注目を集めています。私たちに何が必要でしょうか? 

うーん、難しいですね。でも、憲法は誰かが勝手に決めてくれて、誰かが勝手につくってくれるだろうって、思うのは間違いだって思います。「国会議員の人たちが勝手に作るだろう」とか、「放っておけばきっとプロの人たちがうまいことやってくれるんじゃないか」って考えるのは、間違いなんじゃないかと思うようになりました。 
憲法は本来、国家権力を縛るものなんだし、私たちのことを守ってくれるのが憲法なんだから、私たち自身が学んで、一国民として、考えていけたらいいなって思うようになりました。 
いま、私は21歳なんですけど、1年、2年先じゃなくて、40年、50年先だったり私の子どもの世代だったり、そういう長い目で見て、日本がどうなって欲しいかとか、今までの歴史を踏まえて、こういうふうになっていったらいいんじゃないかとか、そういう長期的な目で憲法のことを考えられたらいいなって、思います。 
憲法について、自分の考えを持つ前に、まずは知らなきゃいけないし、何も知らなかったら考えも持てないじゃないですか。それから、世の中にあるたくさんの憲法に対する考えを知って、自分は「どのように考えたいのか」を考えていく必要があると思います。 

ー最後に、このサイトを見てくださる方にメッセージをお願いします。 

憲法を学ぶことは、世界が広がることだなって、感じています。憲法は今までまったく見えてこなかった世界とか、考え方とか、視点を私に与えてくれたので、ニュースを見るときだったり、政治について考えるときだったり、どんなときも、世界が広がるきっかけになるんじゃないかと思います。 


-ーおわりに、 
この日のインタビューの時も、内山さんは新聞を持ってきていました。 
「父が仕事に行くときに持って行ってしまうので、自分でとるようになりました」。 
「暗唱ができる」ことをきっかけに憲法を学ぶようになり、憲法のもとで暮らすということにまで広げて考えるようになった内山さん。 
いま、私たちはどう憲法に向き合えばよいのか、21歳が発する言葉の1つひとつに、ヒントが込められている気がしました。

 

 

 

 


4/29(土)神戸三宮 「いわゆる共謀罪法案に反対する街頭パレード」 13時、東遊園地~三宮センター街 〔県弁護士会〕

2017-04-23 17:16:14 | 共謀罪 治安維持法

 

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https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201704/0010119357.shtml

兵庫県弁護士会は29日、神戸市中央区の三宮センター街などで、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案への反対を訴える街頭パレードを行う。

 改正案は19日、衆院法務委員会で実質的な審議に入った。同会は「憲法が保障する市民の自由な生活に対する脅威になる」などと反対の理由を説明している。

 パレードでは約30分かけ、同市中央区の東遊園地から三宮センター街の約1キロを「監視社会を許すな」などと訴えながら歩く。

 参加希望者は午後1時までに東遊園地に集合。雨天決行。事前申し込み不要。