宝くじの一等賞金が当たるのは「何年も買い続けた40代のサラリーマン」がもっとも多いという。
要するに、持続力と根気、そしてある程度の人生経験を積まないと、宝くじも当たらないのである。
さて、宝くじが当たったらどうするか?
まず、当たり劵を保管する場所が大問題だ。
実は当たってから、現金を手に出来るまでには数日間ある。
自宅に防災金庫が有れば問題ないが、そんな人はきっと少ないはず。
仏壇や神棚に供え、感謝したいという心情も分からないではない。
しかし、仏壇や神棚ではあまりにも無防備だ。
盗難、火事など、もしもの事を考えれば、無造作に置くにはかなりの勇気がいる。
ベッドの下、机の引き出し、下駄箱の中などと、家中を歩き回ったあげく、最終的には肌身離さず持ち歩くという人が多いという。
また、その間は夜の付き合いも断り、真っ直ぐ帰宅するのが、宝くじに当たった人の正しい作法になる。
もちろん、間違っても同僚や友人にしゃべってはいけない。
宝くじに当たったその瞬間から、人生でもっとも長い数日間が始まるのだ。