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爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

伝統的な恋の呪術法

2021-11-12 06:01:21 | 日記
寂聴さんが逝去された。
心からご冥福を祈りたい。


昔の女性は、黙って待ったもの。

今の様に女性の方から「コクる」と言う訳にはいかなかった。

そこで、想う人に会う為の色々なオマジナイや呪法が生まれた。

そんな女心が生み出し、昭和初期まで残っていた呪法のいくつかを、ご紹介しよう。

まずは、ポピュラーだったのが人が話している時、それを傍で聞いていて、話が切れた時に願い事をすれば、その願いは叶うという方法。

これは「間」は「魔」に通じるという事に由来している。

また、人指し指と中指を突きだし、誰かにどちらかの指を選んで貰おう。

その時、自分が念じている方だったら、想う人が来るという予想法も、かなり広く行われていた。

芸者さん達は、昔から次の様な方法を執っていた。

会いたい人の写真を前にして、寝る前に「白妙(た)えの袖(そで)折り返し恋(こい)うれば」と唱える。

すると、想う人に翌日会えるというオマジナイだった。