爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

手足の冷えを解消する方法

2021-11-22 18:59:57 | 日記
冬など手足が冷たい時、普通は手袋をしたり、厚手の靴下をはいたりするものだ。

ところが、これは意外に効果のない防寒法で、手袋や靴下を使っても、冷えた手足を温める根本的な解決策にはならないのだ。

人間の体は、周囲の温度が下がると、まず脳や内蔵を守るため、頭や胴体の温度を保とうとする。

そこで、体内の血液は脳や内蔵に集中し、手足に流れる血液は減ってしまう。

これが、寒いと手足が冷える原因になる。

と言う事は、手足にも血液がちゃんと流れる様にすれば、手足の冷えは解消されていく。

逆に、手袋や靴下を使ったところで、血液がちゃんと流れなければ、手足は一向に温かくならないのだ。

手足にも血液が流れる様にするには、脳に「頭や胴体はちゃんと温まっている」と分からせてやればいい。

その為に効果的なのが、「首」を温めることだ。

首は、頭や胴体の中でも、特に温度変化に敏感な部分だ。

特に、前側は冷たさを感じやすく、首の後側は温かさを感じやすい。

そこで寒い時は、マフラーで首をしっかり温めるといいのだ。

これで、脳は「頭も胴体も温まっている」と感じ、手足にも血液を送る様になって、手足も冷やさずにすむのだ。

ただし、注意したいのは、マフラーは室内に居る時から巻いておくこと。

いったん首が「寒い」と感じてしまうと、脳は「寒いモード」からなかなか抜け出せない。

その後、マフラーで保温しても、なかなか手足まで血液を送ってくれないのだ。

また、マフラーには服の中の温まった空気を外に逃がさない効果もある。

マフラーを巻く時は、服と密着させ中の空気を閉じ込める事を意識するといい。

胴全体が温まり、一層血液が手足に送られやすくなるのだ。