新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

ショウドウツバメ 飛翔

2015-10-03 04:28:53 | ツバメ科
 ショウドウツバメ 学名・Riparia riparia 英名・Sand Martin

 ショウドウツバメは,秋,8月の下旬から10月にかけて群れで南下していきます.ツバメよりも小さく,飛翔は敏捷です.尾は,ツバメのような燕尾ではありません.

 シギ・チドリ類の観察中,暇をもてあまして,ショウドウツバメの飛翔撮影に挑戦してみました.

ショウドウツバメ.
撮影日時 2015.09.28 撮影場所 新潟県新潟市


ショウドウツバメ.
撮影日時 2015.09.28 撮影場所 新潟県新潟市


ショウドウツバメ.
撮影日時 2015.09.28 撮影場所 新潟県新潟市

ショウドウツバメ  秋の渡りが始まりました

2015-09-05 05:46:54 | ツバメ科
 ショウドウツバメ 学名・Riparia riparia 英名・Sand Martin

 海岸でシギ・チドリ類の群を観察をしていると,北の方角,雲の切れ目に黒い点々が見え,段々と近づいてきました.黒い点々は,下へと降りてきて水溜りの上を飛び回ります.ショウドウツバメでした.ツバメも混じっていました.ショウドウツバメとツバメの30羽ほどの群れは,あたりを飛び回った後,姿を消しました.
 しばらくして,防波堤で休息する群を発見しました.幼鳥が多いようでした.ショウドウツバメとツバメの群れは,暫しの急速の後,上空へと消えてゆきました.ショウドウツバメの秋の渡りが始まりました.

ショウドウツバメ.
撮影日時 2015.09.03 撮影場所 新潟県新潟市


ショウドウツバメ.
撮影日時 2015.09.03 撮影場所 新潟県新潟市


ショウドウツバメ.
撮影日時 2015.09.03 撮影場所 新潟県新潟市


ショウドウツバメ.
撮影日時 2015.09.03 撮影場所 新潟県新潟市

ツバメ 整羽

2015-07-07 07:29:47 | ツバメ科
 ツバメ 学名・Hirundo rustica 英名・Barn Swallow

 ツバメ,飛ぶ鳥の代表的な存在です.軽快な飛翔は,見ている者の心まで軽やかにしてくれます.その飛翔を支えているのが羽毛です.手入れが欠かせません.一枚一枚,丁寧に嘴で整えます.

ツバメ.
撮影日時 2015.07.02 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ.
撮影日時 2015.07.02 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ.
撮影日時 2015.07.02 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ.
撮影日時 2015.07.02 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ.
撮影日時 2015.07.02 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ.
撮影日時 2015.07.02 撮影場所 新潟県新潟市



ツバメの子はツバメ 飛翔

2015-06-04 05:49:18 | ツバメ科
 ツバメ 学名・Hirundo rustica 英名・Barn Swallow

 早くも6月です.ツバメの一番子が巣立ちました.青々と成育する水田の上を数羽のツバメが飛び交っていました.よく見ると,尾の短いツバメが混じっています.嘴の付け根,口角が黄色っぽく見える幼鳥です.それにしても上手に飛ぶものです.やはり,ツバメの子はツバメです.

ツバメ 幼鳥.尾が短い.
撮影日時 2015.06.01 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ 幼鳥.まだまだ嘴が黄色い子供です.
撮影日時 2015.06.01 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ 幼鳥.下の成鳥と比較してみてください.翼の先端に丸みがあります.
撮影日時 2015.06.01 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ 成鳥.
撮影日時 2015.06.01 撮影場所 新潟県新潟市

ツバメ 土食うて,虫食うて・・・

2015-05-18 07:53:11 | ツバメ科
 ツバメ 学名・Hirundo rustica 英名・Barn Swallow

 住宅地に囲まれた水田があります.その上をツバメが数羽,飛び回っていました.泥の上に下りているツバメもいます.巣材を集めにきたのです.嘴で泥と藁をくわえたツバメは,住宅地のほうへと飛んでゆきます.巣造りを始めたのでしょうか,それとも巣の補修に使うのでしょうか?

 ツバメの鳴き声を聞いたことがありますか? 「土食うて,虫食うて,渋い」と鳴くのだそうです.「聞き倣し」(ききなし)といいます.鳥の鳴き声を意味のある語句に置き換えたもので,ツバメの生態を踏まえた傑作です.
 僕が生まれる前,昭和22年に「鳥の歌の科学」という本が発行されています.著者は,京都大学教授・川村多實二,発行所は,臼井書房です.この本は,日本ではじめて出版された,鳥の歌の本なのだそうです.鳥の鳴き声をカタカナで記述しているのですが,ツバメのさえずりについては,「ピチュ ピチュ ピチュ ピ リ リ リ リ リ」と紹介しています.この本を読みながら,「僕にはこう聞こえる」などと会話するのも楽しいものです.

ツバメ 雌.青色に輝いています.
撮影日時 2015.05.10 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ 雄.雄のほうが雌より尾が長いです。以前,「尾の長い雄ほど雌にもてる」という説を読んだことがあります.
撮影日時 2015.05.10 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ.足が短いですね.そういえば,ツバメの歩く姿,あまり見たことがありません.
撮影日時 2015.05.10 撮影場所 新潟県新潟市




ツバメの給餌 2014年を振り返って

2014-12-14 15:13:30 | ツバメ科
 畑と農道との境にビニールパイプが10本ほど立てられていました.そのパイプにツバメの幼鳥がずらりと並んでいます.巣立って間もないようで,親鳥が頻繁に餌を運んで来ます.はじめは,どの幼鳥に餌を運んでくるかわからず,レンズを向けた時は給餌を終えた後ばかりでした.しばらく観察を続けてようやく,翼を激しく震わせ,鳴きながら口を大きく開けた幼鳥に給餌することがわかりました.幼鳥は,遠くに飛んでいる自分の親鳥を見つけ出し,餌をねだるしぐさを行っているようでした.ほかの幼鳥に給餌する親鳥が近くまで来ても,餌ねだりはせず,自分の親とそれ以外の親鳥を識別できているように感じられました.親鳥と幼鳥は,鳴き交わすことでコンタクトを取り合っているようにも感じました.写真は,連続写真です.

 ツバメ Hirundo rustica
 親鳥を見つけ,翼を広げて,大きく口を開ける幼鳥.この時,親鳥との距離は1メートル以上離れています.
撮影日時 2014.08.29 撮影場所 新潟県新潟市


 ツバメ Hirundo rustica
 餌をねだる幼鳥と餌を運んで来た親鳥.
撮影日時 2014.08.29 撮影場所 新潟県新潟市


 ツバメ Hirundo rustica
 親鳥による幼鳥への給餌.
撮影日時 2014.08.29 撮影場所 新潟県新潟市



 

ツバメ・飛翔 2014年を振り返って

2014-12-07 16:18:36 | ツバメ科
 ツバメは,新潟県では夏鳥で,人家の玄関などで繁殖しています.泥と枯れ草の茎を嘴で練り合わせ,皿型の巣を作ります.最近は,営巣場所の近くに巣材を集める場所が少なく,苦労しているようです.このツバメは,営巣場所と考えられる住宅地から数百メートル離れた海岸まで,泥を集めに来ていました.苦労して作った巣も,最近の新建材の開発で泥が付着しにくくなり,地上に落下してしまうことも少なくないようです.
撮影日時 2014.04.26 撮影場所 新潟県新潟市