新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

サンコウチョウ 沢の奥から「ホイホイ」

2016-05-24 04:24:37 | カササギヒタキ科
サンコウチョウ 学名・Terpsiphone atrocaudata 英名・Japanese Paradise Flycatcher

 沢の奥から,「月日星 ホイホイ」「キチジ ホイホイホイ」とサンコウチョウのさえずりが響いていました.さえずりがやむと,「ギィッ ギィッ」ときしんだような声が聞こえます.2羽います.サンコウチョウの戦いがはじまったのです.ときどき,長い尾をひいて飛ぶ姿が見えます.「ツキヒホシ ホイホイ」「キチジ ホイホイ」「ギィッ ギィッ」.サンコウチョウの戦いは続きます.

 昨年,サンコウチョウの撮影に挑戦,何度か奈落の底に突き落とされましたが,かろうじてその姿を捉えることができました.さて,今年は?

サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡


サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡


サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡


サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡


サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡


サンコウチョウ 雄
撮影日時 2016.05.21 撮影場所 新潟県南蒲原郡

サンコウチョウ 楽園に舞う

2015-06-16 04:08:34 | カササギヒタキ科
 サンコウチョウ 学名・Terpsiphone atrocaudata 英名・Japanese Paradise Flycatcher

 サンコウチョウ,魅惑の鳥です.幾度となく奈落の底に突き落とされました.それでも離れることができませんでした.
 「サンコウチョウ 楽園に舞う」,その片鱗でも捉えることができたでしょうか? 多分,今年最後のサンコウチョウになるでしょう.「サンコウチョウだけが鳥ではない」と自分に言い聞かせながら,この記事を書いています.そして,また,奈落の底に突き落とされた己を思い知らされるのでした. 

サンコウチョウ 雄.
撮影日時 2015.06.13 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雄.
撮影日時 2015.06.13 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雄.
撮影日時 2015.06.13 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雄.
撮影日時 2015.06.13 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雄.
撮影日時 2015.06.13 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雌.
撮影日時 2015.06.13 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雌.
撮影日時 2015.06.13 撮影場所 新潟県新潟市

サンコウチョウ 奈落の底から這い上がるの巻

2015-06-02 08:17:38 | カササギヒタキ科
 サンコウチョウ 学名・Terpsiphone atrocaudata 英名・Japanese Paradise Flycatcher

 サンコウチョウは,暗い林を好む上に長い尾を翻して敏捷に飛び回るため,その姿を捉えるのが難しい野鳥です.何度挑戦しても,逆光のため真っ黒になったり,ブレブレやピント外れの山積みになってしまいます.現地では「やった」と思っても,帰宅後は奈落の底に突き落とされるのが常でした.

 前回,サンコウチョウが飛び回っていた山麓を再訪問しました.ところが,サンコウチョウの姿が見えないのです.それどころか声すら聞こえません.待てど暮らせど,サンコウチョウの登場する兆しが見えません.決断しました.別の場所を探そうと.それから数時間,歩き回りましたが,サンコウチョウのさえずりも地鳴きも聞こえませんでした.頭の中では「サンコウチョウ 奈落の底に沈むの巻」というブログ記事のタイトルが浮かんできました.「また次があるさ,楽しみは後に取って置くものさ」と,自分に言い聞かせながら最初の場所に戻りました.なんと,そこでは「ホイホイ」が響き渡っていたのです.

 結果は,ここでご紹介するサンコウチョウ・雄の画像です.ようやく奈落の底から這い上がれたようです.しかし,サンコウチョウの華麗さには程遠いものです.「これがサンコウチョウです」と言える1枚をなんとか撮影したい.ようやく,出発点に立つことができました.次回のブログ記事のタイトルはもう決まっています.「サンコウチョウ 楽園に舞う」です.

サンコウチョウ 雄.長い尾です.この尾を翻して飛ぶんです.想像してもらうしかないのが残念です.
撮影日時 2015.05.30 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雄.スカイブルーのアイリング.
撮影日時 2015.05.30 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雄.頭を掻きましたが,頭を掻いている場面は撮影できませんでした.それでも,翼越しに足を伸ばす「間接頭掻き」だということが分かりますよね?
撮影日時 2015.05.30 撮影場所 新潟県新潟市


 

サンコウチョウ 奈落の底に突き落とされるの巻

2015-05-25 07:35:27 | カササギヒタキ科
 サンコウチョウ 学名・Terpsiphone atrocaudata 英名・Japanese Paradise Flycatcher 

 サンコウチョウは,新潟では夏鳥です.平地から山地の暗い杉林や広葉樹の林などで繁殖しています.渡りの時期には,海岸の松林などでも観察できます.

 山麓の暗い杉林の中から,「ギィ.ギィ」ときしんだような声が聞こえてきます.続いて「ホイホイホイ」と鳴く声.サンコウチョウです.2羽,いや,もっといます.鳴き合っています.その声が近くなったり,遠くなったりします.杉林の梢付近に黒い影が飛び交っています.サンコウチョウの縄張り争いです.縄張り争いは,5分,10分,しばらくの間続きましたが,やがて,追いかけ合いがやみ,「ホイホイホイ」の鳴き声も互いに遠ざかっていきました.しかし,それも束の間,また「ギィ.ギィ」「ホイホイホイ」の鳴き交わしが始まります.この時期のサンコウチョウは,本当に精力的です.

 サンコウチョウは,極楽の鳥,その姿,声ともに素晴らしいものです.しかし,撮影後は,いつも奈落の底に突き落とされます.逆光,ピンボケ,ブレブレの山積みです.己の腕の未熟さを思い知らされるのです.その無残な画像を投稿し,首うなだれる僕の姿を想像してください.次は,次こそ!

サンコウチョウ 雄.長い尾.興奮状態で,冠羽を立てています.
撮影日時 2015.05.17 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雄.この長い尾を翻して,敏捷に飛び回ります.
撮影日時 2015.05.17 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雄.目を取り囲むコバルトブルーが印象的です.
撮影日時 2015.05.17 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雄.尾羽は12枚,中央の2枚が非常に長い.
撮影日時 2015.05.17 撮影場所 新潟県新潟市


サンコウチョウ 雌.雌の尾は短い.縄張り争いには雌も参加します.恥ずかしそうに顔を隠していますが,闘争心は凄いものです.
撮影日時 2015.05.17 撮影場所 新潟県新潟市