新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

頭を掻く野鳥たち カイツブリ

2022-02-04 04:53:26 | 頭掻き
カイツブリ 学名・Tachybaptus ruficollis 英名・Little Grebe

 今回の「頭を掻く野鳥たち」は,カイツブリ目カイツブリ科のカイツブリです.

 カイツブリは,直接的に頭を掻く「直接頭掻き」をしています.

 カイツブリは,水掻きのある弁足を使って頭を掻いています.

 頭を掻いている反対側の足を伸ばし,流されたり反動でクルクルと回らないようにバランスをとっているようです.

 鳥の水掻きにはいろいろあり,その形によって「弁足」,「蹼足」などと名付けられています.

 カイツブリ類などの「弁足(べんそく)」は,足指ごとに葉状の水掻きがあります.

 カモ類やアビ類,カモメ類など多くの水鳥に見られる「蹼足(ぼくそく)」は,前方の3本の足指が完全な水掻きでつながっています.

 ペリカン目に見られる「全蹼足(ぜんぼくそく)」は,4本の足指全てが水掻きでつながったものです.

 シギ類などの「半蹼足(はんぼくそく)」は,前方の3本の足指の基部付近だけが水掻きでつながっています.

 アジサシ類などの「欠蹼足(けつぼくそく)」は,前方の3本の足指が水掻きでつながっていますが,水掻きに切れ込みがあります.

 オオバン類の足指には,骨の一つ一つに葉状の水掻きがついており,「弁膜」とよばれます.

 上記の水搔きに関する記述は,以前,カイツブリの頭搔きについて投稿した際の引用です.

 ご容赦ください.

カイツブリ
撮影日時 2022.02.01 撮影場所 新潟県新潟市


カイツブリ
撮影日時 2022.02.01 撮影場所 新潟県新潟市


カイツブリ
撮影日時 2022.02.01 撮影場所 新潟県新潟市


カイツブリ
撮影日時 2022.02.01 撮影場所 新潟県新潟市


カイツブリ
撮影日時 2022.02.01 撮影場所 新潟県新潟市


カイツブリ
撮影日時 2022.02.01 撮影場所 新潟県新潟市