新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

コアジサシの砂浜-4 シロチドリの抱卵

2016-06-01 09:20:36 | コアジサシの砂浜
シロチドリ 学名・Charadrius alexandrinus 英名・Kentish Plover

 コアジサシが営巣する砂浜で,シロチドリのペアが盛んにコアジサシに対する威嚇行動を繰り返していました.いったい,両者にどんな関係があるのでしょうか?

 砂浜を歩いてきたコアジサシが抱卵に入ると,シロチドリの雌はコアジサシへの威嚇をやめて歩きはじめました.

 立ち止まったシロチドリの足元には,3個の卵が見えました.コアジサシの巣は,シロチドリのの巣から1.5メートルほどしか離れていなかったのです.こんな近くで両種が営巣しているとは驚きでした.争いが起きるのも,もっともなことです.

 シロチドリは,卵の周りの砂を足で掻き出します.シロチドリの巣は,少量の木片などが使われていますがほとんど砂の窪みです.卵は,風で運ばれた砂ですぐに埋もれてしまうのです.雌は,羽毛を広げて抱卵斑が卵に触れるよう包み込み,抱卵を行います.卵が砂で埋もれていては,体温が卵に伝わりにくいでしょう.

 抱卵班とは,腹部の羽毛が抜けて皮膚が裸出した部分をいいます.卵に抱卵班をあて,体温で卵を温めるのです.

シロチドリ 雌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


シロチドリ 雌
撮影日時 2016.05.23 撮影場所 新潟県新潟市


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