新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

キビタキ 

2016-05-15 05:02:07 | ヒタキ科
キビタキ 学名・Ficedula narcissina 英名・Narcissus Flycatcher

 ギリシャ神話の美少年ナルキッソスは,泉の水面に映る自分の姿に恋し,離れることができなくなって死を迎えます.その傍らに咲いていたのが一輪のスイセンでした.

 キビタキの雄の黄色は,スイセンの黄色に通じるのでしょうか? そして,彼は,水を飲むたびに己の姿に見惚れてしまうのでしょうか?

 キビタキは,新潟では夏鳥です.主に山地の広葉樹林で繁殖しています.渡りの時期は,平地の林でも姿を見ることができます.

キビタキ 雄
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


キビタキ 雄
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


キビタキ 雄
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


キビタキ 雄
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


キビタキ 雄
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


キビタキ 雄
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


キビタキ 雄
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


 明日から18日まで,ブログの投稿を休みます.再開は,19日の予定です.5月から7月は,多忙のために不定期投稿になります.

粟島のセグロサバクヒタキ

2016-05-14 10:46:14 | ヒタキ科
セグロサバクヒタキ 学名・Oenanthe pleschanka 英名・Pied Wheatear

 2016年5月6日,新潟県の粟島で観察できたセグロサバクヒタキについては,「粟島 2016春-2 セグロサバクヒタキ」と題して,5月10日に一部の写真を添えて投稿しました.

 今回は,前回の投稿で紹介できなかった写真をご覧いただきます.

 このセグロサバクヒタキについては,まだ詳細な検討を行っていませんが,現時点では頭部の一部に灰褐色味があり,上背が黒色でなく暗褐灰色であることから未成鳥の第1回夏羽であろうと考えています.

セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽?
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


 2016年の春,2回目の粟島は,ギンムクドリ,オウチュウ,セグロサバクヒタキと初めて観察する野鳥と出逢うことができました.粟島で野鳥の情報を教えて下さった皆さん,当ブログに鳥情報をお寄せくださった「鳥っ子」さんはじめ沢山の方にお世話になりました.心からお礼申し上げます.

 5月に入り,多忙を極めています.ブログの更新も滞りがちです.ご訪問いただいた方にはまことに申し訳ありません.7月まで不定期の更新になりますが,よろしくお願いいたします.夏鳥の渡りの最中です,センダイムシクイ,キビタキ,コサメビタキなどご覧いただきたい野鳥たちが未整理のままです.手が空き次第,アップしていきますのでしばらくお待ちください.

粟島 2016春-2 セグロサバクヒタキ

2016-05-10 15:46:00 | ヒタキ科
セグロサバクヒタキ 学名・Oenanthe pieschanka 英名・Pied Wheatcat

 2016年春,日本海の離島・粟島へ二度目の渡島,最後に出現したのがセグロサバクヒタキでした.女神のやさしい微笑みと慈しみの視線を背に感じながらの至福のひと時でした.

 粟島最後の5月6日,内浦の畑には1人のバーダーの姿も見えませんでした.前日,牧平にオウチュウが出現,皆さんはそちらに向かったようです.僕は,女神の出現を待ち,一人で鳥影のまばらな畑を彷徨っていたのです.諦め,そして最後の望みをかけて,海岸線に向かいました.

 野馬公園に差し掛かったところで,ふわりと飛ぶ野鳥の姿が! 「Oenanthe オエナンテ」,サバクヒタキの仲間です.やはり女神は,僕を待っていてくれたのです.それも満面に微笑を浮かべて!! 出逢いの瞬間,「ハシグロヒタキ」の名が脳裏に浮かんだのですが,背が黒いではありませんか!! ハシグロヒタキではありません.それなら,多分,粟島初記録です.連写です.希な鳥は,画質も構図も必要ありません.頭,顔,胸,背,腹,翼,尾と識別に必要な部分を全て網羅しなければなりません.特にサバクヒタキの仲間は,尾の部分が重要です.それからは,夢中でシャッターを切りまくりました.気が付くと,背中が汗で濡れていました.

 落ち着いてから同行者の図鑑で確認,セグロサバクヒタキと同定しました.まさか,今回の粟島で観察できるとは,想像もしていなかった野鳥なのでした.

 このセグロサバクヒタキは,新潟では初記録になるかもしれない珍鳥です.

セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


とりあえずの投稿です,全ての画像に目を通しているわけではないので,日を改めて再投稿するかもしれません.期待しないでお待ちください.

 粟島で野鳥情報を提供していただいた方にお詫びです.出航間際にフェリーに飛び乗る羽目になりました.お礼も,セグロサバクヒタキの情報提供もできない状況でした.申し訳ありませんでした.来春,粟島で再会できることを心からお待ちしています.

粟島 2016春-2 キマユホオジロ

2016-05-09 18:30:23 | ホオジロ科
キマユホオジロ 学名・Emberiza chrysophrys 英名・Yellow-browed Bunting

 今春,二度目の粟島でキマユホオジロを観察しました.長旅に備えてか採餌に夢中で,道路の真ん中まで出てきました.たまに通る車に轢かれないかと冷や冷や物でした.

 キマユホオジロは,新潟では数の少ない旅鳥です.これまでに刈羽郡,粟島,高田平野で記録があり,粟島では観察の機会が多いようです.

キマユホオジロ 雌
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島 


キマユホオジロ 雌
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


キマユホオジロ 雌
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


キマユホオジロ 雌
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島

粟島 2016春-2 オウチュウ

2016-05-08 18:46:59 | オウチュウ科
オウチュウ 学名・Dicrurus macrocercus 英名・Black Drongo

 2016年春,日本海の離島・粟島への2度目の渡島で再び女神が微笑んでくれました.初めて観察,撮影できたのはオウチュウでした.

 5月5日午後,牧平に向かいました.風が強く,鳥影もまばらでした.そこで出会ったバーダーさんからオウチュウの出現情報をいただきました.

 オウチュウ! まだ見たことの無い野鳥です.少ない知識を総動員して,出現しそうな場所の見当をつけます.現場に到着,周囲を見回しましたが,それらしい姿はありません.カラスやヒヨドリの飛び回る姿に「もしや」と胸ときめかせながら待機します.自分の直感を信頼するしかないのです.

 待つこと約1時間,木々の間を飛ぶ黒い影を見つけました.女神が微笑んだ瞬間です.

 オウチュウは,畑に生えた草の上を薙ぐように飛んだ後,また,木々の間に姿を消しました.長い尾を引いて、俊敏に飛んでは直ぐに姿を消してしまいます.我慢です.そのうちに,行動パターンが見えてくるでしょう.数回,飛翔を繰り返した後,姿を消した周辺を見渡すと,木にとまったオウチュウの黒い姿を見つけ出すことができたのでした.

 オウチュウは,新潟では迷鳥で,これまでに佐渡島で記録があるそうです.

オウチュウ
撮影日時 2016.05.05 撮影場所 新潟県・粟島


オウチュウ
撮影日時 2016.05.05 撮影場所 新潟県・粟島


オウチュウ
撮影日時 2016.05.05 撮影場所 新潟県・粟島


オウチュウ
撮影日時 2016.05.05 撮影場所 新潟県・粟島


オウチュウ
撮影日時 2016.05.05 撮影場所 新潟県・粟島





 

粟島 2016春-2 ギンムクドリ

2016-05-07 17:07:21 | ムクドリ科
ギンムクドリ 学名・Spodiopsar sericeus 英名・Red-billed Starling

 5月4日から6日まで,急遽,日本海の離島・粟島に渡りました.1本のメールが渡島を決意させたのです.そのメールには,「マミジロキビタキ,キマユホオジロ,コイカル」などの名が連ねてありました.波浪警報の出ている中,島流しをも辞さない決意での渡島でした.

 そして,粟島では4人の女神が微笑みを浮かべて僕を待ち受けていていてくれたのです.

 最初に女神が微笑んだのは,5日の早朝でした.まだ薄暗い中,内浦の畑を歩く僕の目に飛び込んできたのは,電線にとまるひとつの黒い影でした.「もしかしたら」の思いで双眼鏡を向けると,飛び込んできたのがギンムクドリでした.とりあえず連写,出現の証拠を確保しました.これからというとき,ギンムクドリは飛び立ち,近くの木立に入ってしまいました.「逃がした!」,後悔しながら飛び込んだと見られる木に近寄ると,ギンムクドリは僕を待っていてくれたのでした.初めて出逢い,初めて撮影するギンムクドリは,ファインダーの中で輝いていました.

 数枚シャッターを切ったところでギンムクドリは,飛び立ってしまいました.「降りろ」の願いも空しく,姿を消してしまったのです.それでも希望を捨てきれない僕は,島を離れるまで再開を待ち望んだのでしたが,その願いはかないませんでした.

 ギンムクドリは,新潟では迷鳥で,これまで佐渡島で数回の記録があるだけのようです.

ギンムクドリ 雄
撮影日時 2016.05.05 撮影場所 新潟県・粟島


ギンムクドリ 雄
撮影日時 2016.05.05 撮影場所 新潟県・粟島


 

センダイムシクイ 初夏の到来

2016-05-04 05:32:00 | ムシクイ科
センダイムシクイ 学名・Phylloscopus coronatus 英名・Eastern Crowned Warbler

 新緑の中,あちこちから「チヨチヨビー」のさえずりが響き渡ります.センダイムシクイです.

 今年は,渡りが早まるかと予想していたのですがなかなかきてくれませんでした.昨日(5月3日),大挙してやってきました.新潟もようやく初夏を迎えました.

センダイムシクイ
撮影日時 2016.05.03 撮影場所 新潟県新潟市


 急遽,粟島に渡ります.投稿は,5月7日まで休みます.

粟島 2016春 総集編

2016-05-03 06:58:54 | 新潟の探鳥地
 「粟島 2016年春」の総集編です.

 2016年春の粟島は,まるで女神から見捨てられたような結果でした.しかし,成果もありました.ツグミ類の「キヅタ食堂」もそのひとつです.歩き回り,動き回るだけが探鳥ではありません.鳥がいないなら,いないなりの楽しみ方がありそうです.

 連休に粟島を訪れる皆様に,幸運の女神が微笑みかけることを心から願っています.

ヒメウとウミウ
撮影日時 2016.04.24 撮影場所 新潟県・粟島
 

ビンズイ
撮影日時 2016.04.25 撮影場所 新潟県・粟島


ビンズイ
撮影日時 2016.04.26 撮影場所 新潟県・粟島


ノビタキ 雌
撮影日時 2016.04.25 撮影場所 新潟県・粟島


ノビタキ 雌
撮影日時 2016.04.25 撮影場所 新潟県・粟島


シロハラ
撮影日時 2016.04.26 撮影場所 新潟県・粟島


クロツグミ 雌
撮影日時 2016.04.25 撮影場所 新潟県・粟島


ツグミ
撮影日時 2016.04.25 撮影場所 新潟県・粟島


 今年もお世話になった民宿「脇源」さんの25日の夕食です.鯛のお刺身,カワハギの胆和え,蛸の刺身,煮魚,焼き魚などなど.この上に鯛のお汁が付きました.とても食べきれないご馳走です.
 気さくなお父さん,お母さんが営む粟島・内浦の民宿「脇源」は,新潟のバーダーに大人気です.「脇源」さんの連絡先は,0254-55-2437です.鳥好きはもちろん,お魚料理好きにもお勧めです.




2016春(4月24日から4月26日)観察できた野鳥は,次のとおりでした.
マガモ,カルガモ,アカエリカイツブリ,ミミカイツブリ,キジバト,アビ(航路),オオミズナギドリ(航路),ヒメウ,ウミウ,アオサギ,コチドリ,オオジシギ,ウミネコ,シロカモメ(航路),セグロカモメ(航路),オオセグロカモメ,トビ,ハヤブサ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヤマガラ,シジュウカラ,ツバメ,コシアカツバメ,ヒヨドリ,ウグイス,エゾムシクイ,メジロ,ムクドリ,コムクドリ,トラツグミ,クロツグミ,シロハラ,アカハラ,ツグミ(亜種・ハチジョウツグミ・ツグミ),コマドリ,コルリ,シマゴマ,ジョウビタキ,ノビタキ,イソヒヨドリ,キビタキ,オオルリ,ニュウナイスズメ,スズメ,キセキレイ,ハクセキレイ(亜種・タイワンハクセキレイ・ハクセキレイ・ホオジロハクセキレイ),ビンズイ,アトリ,カワラヒワ,マヒワ,ベニマシコ,ホオジロ,ホオアカ,コホオアカ,カシラダカ,アオジ(58種)


粟島 2016・春 クロツグミ・雌

2016-05-02 05:27:17 | ヒタキ科
クロツグミ 学名・Turdus cardis 英名・Japanese Thrush

 用水路で水浴びしていたクロツグミの雌が柿の木に飛び上がり,羽づくろいをはじめました.嘴で羽を梳き,ブルブルして羽を整え,夢中になりこちらに気づいていないようです.カメラを構える僕は,美女の化粧姿を盗み見しているような後ろめたさを少し感じたのでした.

 クロツグミの雌は,オリーブ褐色の地味な色合いをしていますが,翼を上げたときに見えた脇の橙褐色がドキッとするほど綺麗でした.

クロツグミ 雌
撮影日時 2016.04.24 撮影場所 新潟県・粟島


クロツグミ 雌
撮影日時 2016.04.24 撮影場所 新潟県・粟島


クロツグミ 雌
撮影日時 2016.04.24 撮影場所 新潟県・粟島


クロツグミ 雌
撮影日時 2016.04.24 撮影場所 新潟県・粟島


クロツグミ 雌
撮影日時 2016.04.24 撮影場所 新潟県・粟島


クロツグミ 雌
撮影日時 2016.04.24 撮影場所 新潟県・粟島


クロツグミ 雌
撮影日時 2016.04.24 撮影場所 新潟県・粟島


 

粟島 2016春 イソヒヨドリ

2016-05-01 05:58:36 | ヒタキ科
イソヒヨドリ 学名・Monticola solitarius 英名・Blue Rock Thrush

 イソヒヨドリは,粟島ではポピュラーな野鳥です.雄は,青色と赤褐色の鮮やかな色彩の衣装をまとった綺麗な姿をしています.

 ようやく空が白みかけた早朝,民宿の窓を開けるとあちこちからイソヒヨドリの朗らかなさえずりが聞こえてきました.港や民宿付近,畑や海岸線などいたるところで出会うことができました.

イソヒヨドリ 雄
撮影日時 2016.04.24 撮影場所 新潟県・粟島


イソヒヨドリ 雄
撮影日時 2016.04.24 撮影場所 新潟県・粟島