ウソ 学名・
Pyrrhula pyrrhula 英名・Eurasian Bullfinch
日本で記録されているウソには,次の3亜種があるそうです.
日頃お世話になっている野鳥図鑑から各亜種の特徴を抜粋してみました.
はたして,画像のウソは,亜種・アカウソでしょうか?(画像は,全て同一個体です)
ベニバラウソ
Pyrrhula pyrrhula cassinii
フィールド図鑑日本の野鳥・文一総合出版」
雄は,頬から腹部にかけて鮮やかな赤色.大雨覆の先が真っ白.
決定版日本の野鳥650・平凡社
雄は,喉以下の下面が赤い.雌第1回冬羽の大雨覆の先端は白色.
日本の野鳥山野の鳥550・文一総合出版
雄は,頬・後頸から胸・腹は一様に赤く,下腹と下尾筒は白い.大雨覆先端の斑は白い.外側尾羽の白い軸斑は大きい.背の灰色は,亜種・ウソ
より淡い.
雌は,大雨覆先端の斑は白い.前頸以下の下面は,亜種・ウソより黄色味が強い.
山溪ハンディ図鑑7日本の野鳥
雄は,胸から腹が濃い紅色で,大雨覆の羽先は白色.
アカウソ Pyrrhula pyrrhula rosacea
フィールド図鑑日本の野鳥・文一総合出)
雄の腹部は赤っぽいものから,ほとんど赤みがない若い個体までいる.
雌は,亜種・ウソとの識別が難しい.
桜の芽を食べているのは主に亜種・アカウソのことが多い.
決定版日本の野鳥650・平凡社
雄は,腹に淡い紅色が入る.雄成鳥,頬以下の下面が赤色で背にも赤色が出る.
雌第1回冬羽,大雨覆の先端は灰白色で白色ではない.
日本の野鳥550山野の鳥・文一総合出版
雄は,頬と喉の赤が亜種・ウソより淡く,胸と腹はピンク色を帯びる.
雌は,前頸以下の下面はぶどう褐色味が強く,外側尾羽に白い軸斑がある.
亜種・アカウソを亜種・ウソのシノニムとする考え方もある.
山溪ハンディ図鑑7日本の野鳥
成鳥雄は,上面が亜種・ウソと変わらないが,胸から腹が淡い紅色や褐色味をおびた赤色をしている.
ウソ Pyrrhula pyrrhula griseiventris
フィールド図鑑日本の野鳥・文一総合出版
雄の頭部は黒く,頬と喉は赤い.
雌は頭部は黒いが,頬と喉は灰褐色.
針葉樹の芽や種子を食べる.
決定版日本の野鳥650・平凡社
雄は,頬から喉は赤色で後頸から背,胸から腹は灰色.
雌は,頬から体下面,背は灰褐色で,後頸は灰色.
幼鳥は,頭部も灰褐色.
日本の鳥550山野の鳥・文一総合出版)
雄は,喉と頬が赤く,後頸と背が灰色で体下面は灰白色.大雨覆先端に灰白色の斑がある.
雌は,喉と頬は灰褐色.後頸が灰色で,背と体下面は灰褐色.
山溪ハンディ図鑑7日本の野鳥
成鳥雄は,頬と喉は紅色.
成鳥雌は,背と肩羽,小雨覆は灰褐色で後頸は灰色.体下面は上面よりも淡い灰褐色.
幼鳥は,成鳥雌に似ているが,頭に黒色はなく,大雨覆の羽先は白っぽい.
ウソ 亜種・アカウソ 雄
撮影日時 2018.04.03 撮影場所 新潟県新潟市
ウソ 亜種・アカウソ 雄
撮影日時 2018.04.03 撮影場所 新潟県新潟市
ウソ 亜種・アカウソ 雄
撮影日時 2018.04.03 撮影場所 新潟県新潟市
ウソ 亜種・アカウソ 雄
撮影日時 2018.04.03 撮影場所 新潟県新潟市
ウソ 亜種・アカウソ 雄
撮影日時 2018.04.03 撮影場所 新潟県新潟市
ウソ 亜種・アカウソ 雄
撮影日時 2018.04.03 撮影場所 新潟県新潟市
ウソ 亜種・アカウソ 雄
撮影日時 2018.04.03 撮影場所 新潟県新潟市
ウソ 亜種・アカウソ 雄
撮影日時 2018.04.03 撮影場所 新潟県新潟市
ウソ 亜種・アカウソ 雄
撮影日時 2018.04.03 撮影場所 新潟県新潟市