人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

脳の老化を食いとめる

2019-10-05 05:14:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

《 老い 》について書いてある本は、それほど多くない。

・・・・・

壮年時代はとても知的活動に積極的だったのに

定年後は消極的になって、ぼんやり過ごしている人を見かけると、

ぼくは、「ああ、もったいないな」と、残念に思う。 
南 博)

・・・・・

「人生で感動することがなくなっては、生きている意味は半減する。

美しいもの、音楽、すぐれた思想に対する好奇心と感動・・これが私の脳の老化を食いとめている。」(谷川徹三)

・・・・・

知的好奇心が涸れてくると、
日常会話の中で

「どこがおもしろいの?」
「どっちでもいいじゃないか」
「そんなことバカバカしくて」という達観したような言葉が出てくる。
                   (老いに打ち克つ50章)

・・・・・

そういう人になってしまわないこと。

なぜって、一緒にいたら興ざめしてしまうからね。




長生きするためには、まず第一に退屈しないことだと思うの。

僕なんか毎日忙しくて大変ですよ、考えることがいっぱいあるし、原稿も書かなきゃいけないしでね・・・。

本当に死んでるヒマなんてありませんよ」(百三歳、本日も晴天なり)




近すぎて意識できなかったこと

いつでもそばに行けるから

つい気を抜いてしまって

目や心に焼き付けないまま

通り過ぎてしまったこと


野に咲く花々であったり

母の溢れる愛情であったり

もちろん、あなたであったり


気づかないまま通り過ぎてしまったこと

宝物がそこにあるかもしれないのに
  (くろほとき)