人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

人生多毛作、このまま死んでいくわけにはいきません。

2019-10-10 04:58:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ


このまま死んでいくわけにはいきません。たくさんの人がそう思っています。

《その1》

これからどうやって生きて行こうか、とつくづく考えてしまいます。

健康状態は、やや普通。

定職は4月からなし。

「やりたいこと」や「やらねばならないこと」は、山ほどあります。

友だちはいます。

学びの仲間もいます。

まだまだ働けます。

せっかくの経験や知識や技術がもったいないと思っています。

それが、私です。

世の中には、私のような方が、大勢いると思います。

とにかく、このまま死んでいくわけにはいきません。



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このまま死んでいくわけにはいきません。たくさんの人がそう思っています

《その2》

「あなたは、このまま死んでいくのですか?」と言われたらどうします?

実は、この言葉、私が私に言っているのです。

がんばって生きているんだけど、「このままでいいのかなあ」なんて、ふと考えたりするんです。

日頃、いろんなシニアと話をします。

若々しい話をすることもあれば、普通の世間話をすることもあります。

そんな中で、たまにシニア本人の悩み相談めいたこともあります。

中身はやっぱり、「このままでいいのかなあ?」という類が多いです。

遠くへ嫁いで行った娘のことや、腰痛や肩こりのことや、一人住まいのさみしさなど。

まあいろいろです。

相談というのは、相談する側と相談される側がいます。

当たり前のことですが、シニア級の相談になると、話をしているうちに、相談する側と相談される側が入れ替わってしまうことがあります。

相談を受けているうちに、自分の今やこれからを考えてしまい、相談が逆転してしまうのです。

最後は、手を取り合って、お互いがんばりましょうということで終わりになります。

それ以上、突っ込んでいけないからです。

たくさんのシニアが苦しみの中で生きています。

集団でいれば紛れ込んで分からないことでも、個人が胸襟を開いて話をすると、その苦しみの様々が心の中に飛び込んできます。

健康不安だったり、経済不安だったり、数年後の生活不安だったり、個々人によっていろいろですが、話を突き詰めていくと、複合不安もたくさんあります。

複合不安というのは、お金がないから、せめて健康だけは保持しなければと考えているが、最近は、めまいがしたり、急に涙が出てきたりして耐えられなくなってしまうというように、いくつもの不安が波状的に襲ってくるのです。

冒頭の「あなたは、このまま死んでいくのですか?」という問いかけは、実は、「私は、こんな悩みの中で人生が終わりになるのかなあ」という不安の表出なのです。

人生の晩年をこのままで終わらせたくない、という意欲的な場合も、「あなたは、このまま死んでいくのですか?」という問いかけになります。

生きているからには、生きている使命がありますが、笑いながら、生き甲斐をもちながら、残りの人生を生き切るということは、とても難しいことです。



決めた事は
変えない、曲げない、投げ出さない

〜私には、そんな強い意思はない

私の行く処
困難あり

しかし、便法あり

転がりながら
空ばかりを掴むけれど

ひとつふたつの

希望あり

どんな状況の中にいても

私は私
あなたはあなた
           (くろほとき)





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