平成24年12月25日、浄土宗総本山知恩院 御身拭式 参列。
御身拭式とは御影堂にご安置されている宗祖法然上人のご尊像を、御門跡(住職)御手ずから真新しい羽二重でお身拭いをなさる。大勢の僧侶と参拝者が法然上人御堂に集い、お念仏が唱和される中、儀式は厳粛かつ華麗に行われる。
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知恩院の御影堂(国宝)は現在大規模改修中で、現在約9万枚の屋根瓦の撤去が進んでいる。
江戸初期に主要建造物が焼失し、御影堂は1639(寛永16)年に再建。大規模改修は1909(明治42)年以来100年ぶりで、完成は2018年末の予定。
御身拭式は毎年御影堂で営まれていたが、改修工事の為、昨年から法然上人像を集会堂(法然上人御堂)に遷座し、法要が勤められている。
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知恩院丈内僧侶によってお厨子より大前机へ御遷座。
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堂内僧俗のお念仏が響き渡る中、知恩院ご門跡(住職)が丁重に御身拭い。
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私自身、僧侶の資格を得る為、知恩院で三週間の修行をさせて頂き、その満行日に御身拭式に参列して報恩念仏を唱えさせて頂いた。その時の感激と感謝の思いが、20数年経た今でもこの時期になると京都に足が向かうのである。
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