本日正午より執り行われる 沢蔵司稲荷秋季例大祭 出仕のため小石川へ向かった。
沢蔵司稲荷 慈眼院は常徳寺と法縁関係にあり、ご住職は私のブログの師匠でもある。台風直撃かと思い心配していたが、お稲荷様のご利益とご住職の人徳?で天気も回復!テル坊主を自称してる私としては何ともあやかりたいものである!
沢蔵司稲荷 本堂
本堂の北側奥には御神殿が隣接し殿内お厨子には太田道灌公の念持仏と伝わる十一面観音像(非公開)と澤蔵司尊像(4月9日の春季例大祭に年一回のご開帳)が安置されている。また本堂左手玄関を入った奥には慈眼院の本堂がある。
護摩壇にて修法される別当(住職) 副住職の太鼓による「般若心経」輪読
浄土宗でこのような法要形式は珍しいが、祈願寺として特別に護摩行を修得されてのお勤めである。随喜させて頂き、目の前の炎が力強く燃え上がり自然とお経にも力が入る。
「不動明王 奉安 お練行列 開眼法要」
10月10日午前10時より 於 沢蔵司稲荷
沢蔵司稲荷では10月10日(日)午前10時より「不動明王 奉安 お練り行列 開眼法要」が執り行われる。沢蔵司稲荷と関係のある(社)江戸消防記念会 第四区木遣親聲会が創立100周年を迎え、記念に沢蔵司稲荷に「不動明王」が寄進されるとの事。
住職に話を伺うと江戸時代はご承知のように町火消しとして「いろは四十八組」が組織されていたが、明治以降、近代消防に移り代わり、火消しとしての役目は終えたが、(社)江戸消防記念会に11組が再編された。沢蔵司稲荷のある小石川は江戸期「な組」であったが、現在は「第四区二番組」で、約80名在籍している。この第四区木遣親聲会は沢蔵司稲荷を会所にして木遣やはしごの稽古をしている。
すでに前机と台座、五具足は完成し、お不動さまをお迎えする準備は出来ていた。因みに台座は私が紹介した高知県の「森の道具屋」が制作した。
前机と五具足・奥が台座 極め細やかな彫りと鮮やかな彩色の前机
同時に作成した千手観音と不動明王の台座
当日は江戸消防記念会全11区の総代はじめ来賓のご参加のもと盛大に執り行われる。私もお手伝いに上がるので楽しみ!
午前10時より伝通院から木遣りの奉唱の中、お練りが出発、沢蔵司稲荷本堂内にて除幕並びに開眼式が執り行われる。
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