古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

大阪からのお客さま

2012-05-04 14:49:01 | 日々の暮らし
連休の一日、夫の妹が友達3人を軽自動車に乗せて、この田舎にやって来た。

お抹茶を普通に出しても都会では珍しいようで、しきりに妹が「気楽に飲めばいい」と説明している。
たけのこ掘りとフキ採りがしたいとのことだったので、早速、山に案内する。

写真奥に見える隣の竹藪が、長年手入れがされないものだから、
我が家が放置している畑にたけのこが生えてくる。
昨年は豊作で困り果てるほど生えたが、今年は裏年で数が少ない。
我が家の本来の竹藪は他にあるのだが、近年こちらだけでも管理がやっとの状態になっている。

なかなか鍬がいいところに当たらず、苦労しておられた。
たけのこ掘りはコツがあって、1か所当たり所がある。
そこに引力を使って鍬を振り下ろせば簡単なのだが、理屈で掘れないところが難しいところだ。

伸びすぎたたけのこは足で蹴って折ってしまうのだが、
「もったいない」と言いながら、たけのこと一緒に転んでしまったり大騒ぎ。
いつもは苦痛な作業なのに、大笑いしたりして楽しかった。



たけのこ掘りを夫にまかせて今度はフキ採り。
今年は寒くて、我が家の本フキはまだ小さかった。
肥しのせいか、下の畑のフキが大きかったので、「あとで話しておけばいいから」と言って
近所のお宅の畑に入り込み、フキ採り開始。


フキは採ることを知らない人が採ると生えなくなる。
必ず、鎌か包丁のようなもので切り取らないと、手で採ったりすると根が動いて枯れてしまう。

本フキがまだ小さいかわりに、早生のフキが太く育っているのにまだ柔らかい。
近所の頼んでいたお宅の畑に移動し、そこで今度はまた違ったフキを採る。

まだまだあるのに、さすがにあとの始末のことを考えられたのか、「もう充分」
という声を聞いて、山から下りてきた。

ヨモギや山椒も採って、満足して帰って行かれた。

「大阪のおばちゃんって、よくテレビで見るけれど、あんなに賑やかな人ばかりではないんだね」
という私に夫がポツリ。
「結構、にぎやかだったで」

追記・妹にこの話をしたら、みんなフキ採りに夢中で無口になっていたそうで、
行き返りの車はおしゃべりをしているうちに着いた、という感じだったそうです。

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